コラボビジネス

経営・ビジネス

コラボビジネスで「失敗しない」「失敗させない」ために必ず事前に準備するべきこと

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

フリーランスの起業家が増えたことによってコラボビジネスへのフットワークが軽くなりましたよね。

今や大企業だけでないく中小企業も積極的に仕掛けていっています。
 

で、そもそもコラボビジネスというのは、お互いに掛け算をして第三の価値を生み出すことを目的としているはずです。

が、中には弱者連合になってしまっているものや、メリットの比率がおかしいものも少なくありません。

片方にはかなりメリットはあるけど、もう片方にとっては大して旨味がない(なさそう)など規模に関係なく、よく見かけます。

どれがどうとは言いませんが、、、(笑)
 

まぁ、

「●●さん!なんか一緒にやりましょうよ!」

とか言って、いつまでも何も始まらない寒い社交辞令よりはだいぶマシだとは思いますが。
 

今回はそこをほじくり出していじるのではなくてなんでこうなってしまうんでしょうか?という話をしていきたいので。

お互いにメリットがあるコラボビジネスにするために何をしなければならないかを勢いに任せて意気揚々と突っ走る前にぜひこの事前準備を押さえておいてください。

自分のどんな弱みを埋めたいのか?

まず、ビジネスをする以上、自分自身も儲からなければ話になりません。

自分がどれくらい儲かるか、相手がどれくらい儲かるかを考える順番に関してはどちらが先でも良いです。

いずれにしても、相手が儲かりそうだとしても自分に何もメリットがなければそもそもコラボビジネスをしないと思いますので。

なので、自分の弱みは何かを考えてみましょう。
 

例えば、自分のビジネスは、収益性は高いけど継続性があまり無いとします。

労働集約型の、コンサルティングビジネスとかはまさにそうですね。

1回の契約や取引額は大きいですが、自分の身体が動かなくなったら収入は止まります。

であれば、今後必要なビジネスモデルというのは、収益性は低いけど継続性があることが必須になります。

もちろん、その逆もしかりです。

相手のどんな弱みを埋めてあげられるのか?

自分自身のビジネスモデルの弱み、つまり、今後必要なビジネスモデルが何かを把握できたら、コラボする予定の相手のビジネスモデルを見ます。

相手のビジネスモデルの強みが、自分のビジネスモデルの弱みをパズルのピースのように埋めてくれるのであれば、バッチリということになります。
 

上記の例で言えば、コラボすることで、収益性は低いけど継続性があるビジネスができればかなりありがたいわけです。

しかし、”ドンピシャ”ではありません。

なぜなら、これだけでは相手の弱みを埋めることができていないからです。

相手のビジネスモデルが、収益性は低いけど継続性はあるという状態で収益性は低いけど継続性はあるという同じビジネスモデルをコラボで追加したところでプロフィットバランスは良く無いですよね。

ある1つのパズルのピースをなくした時用に、同じピースをつくったというだけになってしまうので。

上下左右のピースは埋まらないことになります。
 

逆に、収益性は高いけど継続性があまり無いという新しいビジネスモデルができれば相手にとっては大きなメリットになります。

自分のビジネスの弱みと相手のビジネスの弱みを、お互いの強みで埋めることができるという、この構図が成り立ってはじめて”コラボ”と言えます。

収益性が高くて継続性もあるビジネスは?

カンの鋭い方はすでに気づいていると思いますが、

「じゃぁ、収益性が高くて継続性もあるビジネスをコラボしてつくればいいんじゃ無いの?」

という考えが生まれます。

もちろん、それができれば素晴らしいことです。
 

が、収益性が高くて継続性もあるビジネスモデルは立ち上げてからカタチにするまでに多くの時間と労力、そして資金ががかかります。

もちろん、一概にはそうとは言えませんが、かかる可能性がかなり高いです。

つまり、ビジネスの難易度が高いということです。
 

そうなってくると、一人で新規事業を進めていく分には良いんですが、タッグを組んでやるとなると、長い旅路で、どちらかが継続できなくなったらその事業は頓挫してしまいます。

それは、モチベーション(気持ち)の面だったり、資金繰りだったりするかもしれません。

また、人間関係が継続しなくなるかもしれません。

しかも、長い期間を費やすとなると、時代や環境が大きく変わって想定していた未来図が描けなくなったりもします。
 

なので、よほど信頼できるパートナー、人生を共にするくらいのパートナーとでなければ、収益性が高くて継続性もあるビジネスモデルは、コラボで進めるべきではないということが言えます。
 

これは、コンサルタントを選ぶという視点でも、同様の考え方になります。

目的地まで並走するパートナーという部分では、コラボと近いものはありますし、コンサルタントは収益を得られますが、難易度の高いビジネスモデルの場合はクライアントが収益を得るのは少し先になるのでよりシビアにならなければなりません。
 

もちろん、短期間ですぐに軌道に乗せられるような難易度の低いものであればすぐにコラボしてGOしても全然OKです。
 

ちなみに、当たり前ですが、

収益性が低くて継続性も無いビジネスモデル

はコラボするべきではありませんし、もちろん単独でも取り組むべきではありません。

お金が回らなくて生きていけないというような崖っぷちな状況にならない限りはこの領域に関してはスルーしましょう。

お互いが情熱を持てるビジネスか

コラボビジネスにおける事前準備をまとめると、こんな感じになりますね。

 
・収益性が高くて継続性もあるコラボビジネスは、難易度が高い(長期計画、資金大量投下)ものには手を出さない
・一時的に儲かっても、自分の弱みをカバーできないコラボビジネスには手を出さない
・一時的に儲けさせることができても、相手の弱みをカバーできないコラボビジネスには手を出さない
・収益性も低くて継続性の無いコラボビジネスには手を出さない

お互いが

1.収益性が高いが継続性はないビジネス
2.収益性が低いが継続性はあるビジネス

を手にいれること。

要は、お互いの弱みを埋められて、お互いの強みを生かせるコラボビジネスをする。

そして、自身の

3.収益性が高く継続性もあるビジネス

をブラッシュアップできる時間を確保でき、そこをお互いに高め合えることができるかどうかを事前準備で把握できているとコラボビジネスに失敗することはありません。
 

もちろん、取り組むコラボビジネスにお互いが強い情熱を持って取り組めるかどうかというのは、言うまでもなく重要なことです。

で、それはお互いの夢を叶えるという”ライトサイド”の目標や欲求でも良いですし、
共通の敵を倒すという少し”ダークサイド”な目標や欲求でも構いません。

情熱を共有できるかどうかが重要なことなのです。


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