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なぜコンサルタントやコーチはセミナーをせずに収入を獲得できなければ生き残っていけないのか?

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

最近では、Facebookを開けば、ダサいスーツに腕組みをしたコンサルタントが、儲かる系の無料セミナーに招待しているという光景は、もはや当たり前になりましたね。

そんな空前のセミナーブームの中、セミナーばかりしているコンサルタントは終わると言っているコンサルタントは僕くらいのもんでしょう。
 

で、そういった特殊なポジションも板についてきて同業からの質問や相談も一気に増えてきたんですが、まだまだ謎のようですね。

セミナーばかりしているコンサルタントは終わる

ということが、論理的に理解できてない人が多いです。

まぁ、今までメルマガ以外ではそのことについてガッツリ説明することもなかったので、そりゃそうだという話にはなるんですが。

ということで、今回は、セミナーや塾を生業にしているコンサルタントがこれから生き残っていけない理由についての話です。

1.労働集約型であるということ

セミナーにしろ、コンサルティングにしろ、自分で動いたり、喋ったりすることによって情報やノウハウを提供して収入を得るわけですから、当然、「倒れたら終わり」ということになります。

つまり、収入が止まってしまうということですね。
 
 
知り合いで、月額25万円で20人のクライアントを抱えているコンサルタントがいます。

動けば動くほど収入は増えていきますが、当然、身体は一つしかないので、青天井で収入が増えていくということもありません。

対応できるキャパには限界がありますからね。

なので、単価を上げ続けない限り、いつでも収入は頭打ちしてしまうということです。
 

コンサルタントは体(頭)一つで人の役に立てて、高い報酬もいただけるやりがいのある仕事なんですが、ここが一番の問題とも言えます。
 

そんな大変なのに、集客や成約をするのにもまたセミナーという労働しなければならないのは、かなりキツイと思うんですよね。

コンサルティング契約を獲得するために格安セミナーで全国を飛び回っている人もいますが、全部WEBで完結してしまえばもっとクライアント対応ができるのに、と思いますね。

2.リスクヘッジが困難

もちろん、自分が考えたセミナーやカリキュラムをフランチャイズ化することによって、権利収入や不労所得を得ることは可能ですし、実際にそれをしているコンサルタントはたくさんいます。

要は、あなたを家元とした一門を形成することで、会員が収入を運んでくれるというシステムです。

ただ、それをすることのデメリットは甚大なんですね。
 

飲食店のフランチャイズで考えてみてください。

店のオーナーをどんどん増やしていくことによってロイヤリティを得ることができ、儲かります。

が、1つの店舗が食中毒を出したら終わりですよね。

一門ビジネスやコミュニティビジネスではこれと同じことが起こります。

あなたの看板を誰かに使わせるということは、会員が不祥事を起こしたり、評判を落としたりするとあなたの”ブランド”が失われることになります。

そしてあなた自身のポジションも失くなるわけです。

当然、組織が大きければ大きいほど他の会員をフォローするための対応コストも増えます。
 

これはもはや、部下が下手をこいたおかげで会社が倒産してしまう構図と全く同じと言えます。

組織やコミュニティをつくるということは自分がマネジメントできる規模内で収めるか、自分の分身を何人もつくった上で尋常じゃなくマネジメントの精度を上げなければ、一夜にして全てを失ってしまうというリスクを孕みます。
 

こういったセミナービジネスや協会ビジネスは、確かに爆発的に儲けることができます。

が、儲ければ儲けるほどやめられなくなり、知らない間に組織がどんどん大きくなっていってしまい、かつ主宰者の知名度もアップしていきます。

そして、マネジメントを怠ってきた組織はそれくらいのタイミングで地雷が爆発するのです。

3.客層のレベルが低い

セミナーの参加者というのは、参加すること自体がゴールになっている場合が多く、特に同じセミナーのリピーターとなってくると著しく質の低い客ということになります。

何度もお金を落としてくれるということは、超優良顧客じゃないかと思われがちなんですが、実際はその逆です。
 

同じセミナーにリピートしているということは行動もせず成果を出せていないということなので、大きく収入が増えることのない客層なんですね。

そうなると上位サービスに昇華されることがないので、あなたのビジネスの生産性は向上しません。

起業セミナーのリピーターとかはもう最悪ですね。
 

払ってもらう金額の問題だけではなく、そういった客があなたのセミナーを紹介していると、こういう質の低い人が集まる質の低いセミナーだと思われてしまうことになります。

ずっとセミナーばっかり行っている人を、Facebookなどで見かけたらあなたはどう思いますか?

「コイツ大丈夫か?」
「変な宗教にハマってるんじゃないの?」

と、思うのが普通だと思いますし、そんな人が参加しているセミナーやその講師は正直気持ち悪いと思いますよね。
 

そうならないように、「あまり私を紹介しないで」とでも指摘をすると、リピーターは突如クレーマーになってコンサルタントの誹謗中傷をしだすというパターンは決して少なくはありません。

質の低いビジネスモデルはやはり質の低い客層を集めてしまうということです。

4.WEB集客スキルが低下する

セミナー商法というのは、

1.ランディング(告知)ページをつくる
  ↓
2.Facebook広告やPPC広告で露出
  ↓
3.楽して稼げる系の無料セミナー開催を謳う
  ↓
4.セミナー会場でマインドコントロールを施す
  ↓
5.高額サービスを成約させる

というのが基本のフローになるわけですが、これ、誰でもできてしまう手法なんですよね。

もっと言うと、WEB集客のスキルが乏しいということを露呈しているようなものなんですよ。
 

なぜなら、WEB集客のスキルがあれば上位サービスまでWEB上で完結できるからです。

ライバルリサーチやキーワード選定を行なった上で、メインキーワードや関連ワードを絡めて、役に立ったり、刺さるコンテンツを書いていけば、自由にアクセスをコントロールすることができるので、広告を出す必要がないんですね。

アクセス数は少なくても、マインドや質の高い見込み客が集まってくるので。

それでは集客ができないコンサルタントが、来るもの拒まずの入り口を設置して、楽をして集客〜マネタイズするためのフローがセミナー商法なんです。
 

もちろん、リサーチのためやビジネスの横展開のためにセミナーをする人もいるので、一概にWEB集客のスキルがないとは言えません。

が、それも、所持しているメディア(ブログなど)やそこ存在しているコンテンツをチェックしてみれば、集客できているメディアかどうかはわかリます。

ネット上で拾ったようなことしか書いていなかったり、そもそも、ろくにコンテンツもなかったり、といった場合は完全にクロと見なすことができます。
 

このセミナー集客法をずっとやっていると、WEB集客をブラッシュアップしているライバルからはどんどん距離を離されていくわけです。

最近では、セミナー商法による詐欺被害がニュースになるほど多発していて、WEB広告の審査がどんどん厳しくなっていきます。

今でこそ、かなり胡散臭いセミナーの内容でも広告を出すことができていますが、審査を通すことが難しくなっていってもし広告が出せなくなってしまうとなるともはや集客の術を失ってしまうことになるわけです。

そこから自分のメディアを育ててももう遅いのです。

5.専門家として認識されなくなる

セミナーに足繁く通う人の大半は情報弱者である傾向が強いことはお伝えしましたが、こういった人たちが求めているのは情報でもノウハウでもなく、コミュニティだったりセミナー講師のとのつながりだったりします。

なので専門性とかはどうでも良くなっているんです。

というよりかは、コンサルタントと名乗っているのに、個別でクライアントにコンサルティングしている様子もなく
セミナー集合写真ばかりをアップしている時点で、もはや何者かよくわからなくなっています
よね。

それでコンサルタントと名乗って良いのかも謎です。

ただのセミナー屋さんじゃないですか。
 

とにかく知名度を上げて単発で稼げれば良いのであればどんどんキャラを打ち出していけば良いですが、継続的にビジネスをしていくのであれば、「知名度は上がったけどノウハウはスカスカ」では、失うものはあまりにも大きいんですよね。

なんちゃってブランディングに対して専門性が追いついてない時点で終わりだと思ってください。

無名で少数のコアなファンがいる場合であれば、お客さんと密にコミュニケーションを取ることによって足りないスキルは即座に対応していくことはできます。

が、知名度が上がってしまったら、そんなことをしているヒマも余裕も無くなるので付け焼き刃で戦うことは不可能だということです。

一瞬で全てを失うことになります。
 
 
じゃぁ、これからコンサルタントとして生き残っていくためにどうすれば良いのかということなんですが、他のコンサルタントと同じようにセミナーに明け暮れていてはいけないわけです。

結論から言うと、労働集約型から脱するということです。

そのための方法を、メルマガでお伝えしようと思うので、興味がある方はぜひどうぞ。

自分で言うのもなんですが、これからのコンサルタントとして生き残っていくためのバイブルになることは間違いありません。


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