アパレル

マーケティング

旧態依然とした呪縛に囚われているアパレル業界の経営者は、いつまで”昔のウリ”や”昔の強み”で逃げ続けるのか?

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

個人でショップを経営している人や、アパレル関係の仕事をしている人に共通しているのが、ホームページがダサいということ。

中には、とてつもなくダサくてめちゃくちゃ分かりにくくてユーザビリティの低いものもたくさん存在しています。

あなたも、ネット上でもけっこう見る思うんですよ。

イメージコンサルタントなど、ファッション系のコンサルタントやアドバイザーでホームページやブログがめちゃくちゃダサい人とか。

「誰がオマエに頼むか!」みたいなの(笑)
 

我々一般の人間からしたら、アパレルやファッションの仕事をしてるんだからWEBデザインやレイアウトとかもセンスよくまとめられると思ってしまいますよね。

ですが、これは全く別の話。
 

オシャレな人だからといってオシャレな服を作れるかと言うとまた別ですよね。

別の知識や技術がいるわけじゃないですか。
 
中にはダサいことがわかっているけど、知識や技術がないばっかりに修正ができないから放置しているという人も多いです。

お客さんを舐めてんのか、
っていう話ですが。

今回は、なぜこんなことが起こっているのかという話。

時代の変化に対応できていない

これは他の業界にもあることなんですが、特にアパレル業界の人は頭が古い人が多いんです。

時代はどんどん変わっていっているのにやっていることが昔から変わらないということです。

変えられないというか、変えたくないというか。
 

顧客のニーズやライフスタイルが変わっているのにいつまでも自社の強みやウリに陶酔して、自己満足な商品企画や商品開発ばかりに時間とお金をかけていたり、部数が減っているのに”雑誌掲載命”になっていたり。

著しく衰退していっている業界やビジネスはこのパターンがほとんどです。

その最たる例が、アパレル業界の特に、スモールビジネスや個人ビジネスをしている人の怠惰や傲慢によるWEB戦略の遅れです。

逃げ続ける経営者

最近では、知り合いのつながり上、アパレル関係の方の相談を受ける機会も増えてきました。

で、話を聞いて見ると、かなりざっくりしていることが多いんですね。

・経営が上手くいっていない
・スタッフ教育が上手くいっていない
・スタッフの離職率が高い
・接客スキルをもっと上げなければ
・販売テクニックを身につけないと

みたいな感じです。
 

アパレル関係で自分でビジネスをしている人は、たたき上げでやってきた人が多く、良くも悪くもこだわりが強くプライドも高いんですよね。

なおかつ、自分の得意なことをさらにがんばってピンチを切り抜けようとする人が多いです。

なので、相談に来られた方も、

「経営を立て直すために接客に力を入れています」
「もう一度人材教育を見直しています」
「商品のラインナップを見直しています」

といったような言われることがほとんどです。
 

違うんですよ。
 

今までやってきていないことをやっていかないと、生き残れないんですよ。

自分が得意なことだけに逃げていても今までと状況は何も変わらないと言うことです。
 

もちろん、得意なことをやり続けて低迷することなく長期的に生き残っている人もいます。

が、そういった人や会社は商品力が超絶素晴らしくて
周りの人たちが放っておかない場合とかです。

SNSやリアルを含めて口コミが自然発生的に拡がっている場合だけです。

商品力だけでもいつか限界がきます。

WEB戦略の本質は表からは見えない

今までやってきていないものの中で最も重要なことがWEBマーケティングやその戦略です。

「やってるよ」と言う人もいるとは思うんですが、ほとんどの人がたまにブログを書いているだけとか、FacebookやInstagramででシェアしているだけとかです。

そこに、戦略や明確な目的がないんですね。
 

大手がやっているから、それを真似てやっているという人がほとんどですが、そもそも大手は資金力があるのでWEB戦略に関しては専門家がガッチリサポートしています。

僕も、あるアパレル企業のサポートをしている一人です。

で、その戦略や施策というのは表層から見ているだけでは素人にはわからないんですね。

それなのに、初期投資をおさえるために表層部分だけ真似てホームページをつくったりブログを書いたり、Facebookをしたりと、我流でWEBマーケティングをしているつもりになっています。

セミナーに参加してわかったつもりになったり、無料でできるからといってSNSに依存したりします。

小さくて大きな力

世間一般では、インターネットの普及によって、誰もがメディアやビジネスを持てる時代になったとか誰でも発信して稼げるようになったと言われています。

それは事実です。

で、その本質というのは、今までにはありえないレバレッジということに尽きます。

極小の資金や労力で誰でも集客やマネタイズがてきるということです。
 

で、これは、法人や企業レベルでも同じことで、小さな会社が大手と戦って勝てる唯一の手立てがWEB戦略なわけです。

しっかりとWEBマーケティングに取り組めば社員は社長含め2、3人だけという会社であっても、大手の社員一人当たりの粗利額を超えることなんか往々にしてあります。

にもかかわらず、人材教育や接客、ムダな商品開発ばかりに注力してWEBに関しては「こんな感じでいっか」で済ましている。

これでは生き残れるはずもないんですね。

「やれることは全てやる」が集客の基本

接客や販売テクニック、人材教育、商品開発が重要ではないということではありません。

ですが、WEBで労力をかけずに集客ができれば、圧倒的な売上と時間を確保することができます。

そうなると利益コントロールも容易になるので、福利厚生や教育システムを充実させ従業員満足度も大きくアップさせることができます。

この時代が永久に続くかどうかは別にして「今の時代はWEB戦略が全て」とも言い切れます。

もちろん、その内容は伴わないといけませんが、ホームページが無いよりある方、ブログを書いていないより書いている方、動画を配信していないより配信している方、SNSをやっていないよりやっている方が、勝率は上がっていくことは言うまでもありませんね。

 
今、時間とお金を投資しようとしている箇所は、長期的に見てあなたのビジネスを安定させますか?

得意なことばかりに投資するのはやめましょう。

重要なことは強み(得意なこと)は伸ばしつつも、弱み(苦手なこと)をしっかりと管理していくことです。


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