こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
ややおどろおどろしいタイトルではありますが、アメブロではなくWordPressなどでブログを書いている人であれば、このタイトルでピンときていますよね。
アメブロ界隈にいるブログ集客コンサルタントが伝染させていっている病気といえば、
はい、PV病ですね。
ブログ集客にいて、一定数のPV数は必要ですが、アメブロ集客コンサルタントが初っ端に取り掛かる、
・読者登録回り
・いいね回り
・コメント回り
・一日複数回更新
などをしていても、1円も売上にはつながらないわけで。
そんなことはどうでも良いから、「まずはコンバージョンを見ろ」という話なんですね。
アメブロのPV数なんか猿でも稼げるわけですよ。
検索される必要もないし、SNSでの影響力もいらないわけです。
ただひたすらマンションの部屋に無差別にポスティングをするように、アメブロ内にいる人になんらかのアプローチをすれば、その内の何人かは社交辞令で返事をくれますから。
そんなもん、こういった全自動ツールを使えば、コンサルタントすら必要ありません。
で、
「読者が1000人になりましたね〜!」
「いいねが100もついてますよ〜!」
「すごい!PV数が1000もいってますよ!」
と、アメブロ集客コンサルに褒められて、調子に乗り、そのコンサルタントを尊敬し、洗脳されるという流れです。
まぁ、この辺の話に関しては散々アメブロでしてきたのでもう良いですよね。
末期症状
なぜ、久々にアメブロの記事を書いたかというと、昨年書いたこの記事が検索上位を取っていて、さらに最近はアクセスが増える一方だからです。
状況やタイミングにもよりますが、GoogleやYahoo!で『アメブロ 集客』などと検索すれば、だいたいトップに出てきます。
で、検索の上位に来るということは、Googleが「この情報は多くの人に知られる必要がある」と判断しているわけですが、Google先生がこの記事を、「アメブロの集客」について価値のある記事だと認めている以上、アメブロもいよいよだなと。
まぁ、末期症状といってもアメブロ自体が無くなるというわけではなく、アメブロの運営は続いていくでしょうけど、集客ツールとしてはこれから良くなることはないでしょう、ということです。
最低レベルの承認欲求
話を戻して本題にいきましょう。
PV病というのは、最もレベルの低い承認欲求の病気です。
冒頭でもお伝えしたように、PVをはじめとして、読者数、いいね、コメントの数だけを追い求め、数字が増えたら気持ちよくなってしまうということですね。
アメブロ集客コンサルタントに限らず、痛いブログ集客コンサルタントはとにかくこれらの”数”を重視します。
SNSとかも同じですね。
友達の数やフォロワーの数、いいねの数を重視する頭の悪い自称マーケティングコンサルタントは多いです。
PV数が収益に直結するプロブロガーを目指すのであればまだわかります。
まぁ、これも広告のクリック率が重要なので、コンバージョンの優先性が高くなるわけなんですが。
申し込みやお問い合わせといったコンバージョンが必要なビジネスをしているのであれば、コンバージョンの優先性はさらに高まります。
で、なぜコンバージョンがそこまで重要なのかというと、
「なぜ申し込みが少ないのか?」
「なぜ問い合わせが増えたのか?」
などを数字も交えて理解できていないと、ビジネスを継続していくことができないからです。
あるお店の話
これは、リアル店舗で考えるとわかりやすいです。
オープン景気や口コミなどで、一定数のお客さんは流れ込んできますが、
・来店の決め手は何だったのか?
・不満な点はなかったのか?
・他にどんなモノを必要としているのか
といったことを常にリサーチをしていない店舗は瞬時に淘汰されていきます。
あるパスタ屋さんのウリが「特製カルボナーラ」だったとして、「たくさんお客さんが来てくれているからもっと美味しいカルボナーラを作ろう!」と張り切ったが、逆に集客が減ったという例は珍しくありません。
苦悩の末、お客さんにヒアリングをしてみたら、「ここのペペロンチーノがどの店よりも美味しいから来てるんだよ」という声が圧倒的に多かった、的なオチだったりするわけです。
客数や売上だけを見て運営をしていると、大事なお客さんが去っていくというシンプルな例ですね。
治らない病気
アメブロも同じで、読者が増えたり、いいねが付いていても、誰もブログすら読んでいない可能性があるわけです。
まぁ、読者の数やいいねの数といったものは、ブログを書く人のモチーベーションが下げないためのアメブロの巧みなシステムなので、何も考えずにやっているとPV病になってしまうのも無理はないんですね。
アメブロの水増しPVもその一環でしょう。
しかし、多くの人はそのシステムにまんまとハマってしまって気持ち良くなってしまい、集客ができていなくても、売上があがっていなくても気にならなくなってしまうんです。
で、情報弱者しか相手にしないアホコンサルタントからしたら、「読者が増えました!」「アクセスが増えました!」が自分の評価になるんであればそれが手っ取り早いわけです。
これがPV病という病気です。
で、その病気を蔓延させていっているのは、他でもないアメブロ界隈にいるブログ集客コンサルタントだということです。
この病気になっちゃってる人は、アメブロを続けている限り治りませんよ。
毎日見て気になってしまうのはそのメディアを持っているからです。
この記事を読んだ数分後には、PV数やいいねの数で一喜一憂していることでしょう。
完全に治すには、読者もいいねも無く、アクセス(に関わるキーワード)とコンバージョンをリサーチして、シビアにブラッシュアップをかけていくことをやらざるを得ないWordPressにさっさと移行することですね。