こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
うちの会社は決算が2月ということもあり、特に年末年始にバタバタすることはありません。
ただ、来年やりたいことを考えていると早くやりたくて仕方なくなり、来年を待たずにガンガンスタートしてしまい結局毎年バタバタしてしまうというパターンです。
多くの人は年の変わり目に何かを辞めたり、何かを始めたりすると思いますし、実際、年が変わる時の切り替えというのはきっかけとしては良いです。
が、年末年始に決意したことというのは、残念ながら長く続くことはほぼありません。
おそらく、そのことはあなた自身がいちばんよくご存知だと思います。
で、その理由というは2つあります。
1.年末年始は日本人になる
普通に考えればそうですよね。
年末年始は自分でやるべきこと以上に、日本人としてやらなくてはならない(と洗脳されている)ことが多いです。
やらなければいけないというか、とりあえずやらないと気持ち悪いというか、そういうものがたくさんあります。
紅白歌合戦を見て、年越しソバを食べて、格闘技特番を観て、ガキ使を観て、初詣に行って、親や親戚に挨拶をして
、、、などなど、油断をしていたらいくらでも予定が埋まりますよね。
年が終わる瞬間も、年が明けた数日間もやることは盛りだくさんです。
早い人だと、この段階で定めた目標に対してのアクションが1mmも進まずアッサリと挫折しています。
「年明けはゆっくりして2月からでいっか」
っていうカンジで。
その後どうなるかは、まさにご想像の通りで、
「2017年ももう終わりか早かったな〜」
「よ〜し、来年はこそはがんばるぞ〜」
という、ダメ人間のレールの上から1mmも脱線することなく2018年も2019年も続きます。
線路は続くよどこまでも。
2.外的きっかけはマインドコントロール
年の切り替わりは最大のきっかけになるわけですが、これはあくまでも受動的なものです。
変われる人は能動的にきっかけをつくりますが、受動的にきっかけを待っている人は変われません。
ほら、よくいるじゃないですか。
「きっかけがあればタバコ辞めれるんだけどねぇ」
と、言っているヘビースモーカーとか、
「目的があればダイエットするんだけどねぇ」
と、ポテトチップスを食べながら言っている人。
まぁ、案の定、彼ら(彼女ら)が、それらに取り組んで成功することはありません。
「昨日までのダサい自分、サヨナラ。今日、今、この瞬間から私は変わります」
と、自分できっかけをつくれる人でなければ、外的きっかけ(要因)がなければいつまでも変われない人になってしまうわけです。
しかも、外的きっかけによって行動を起こすというのは、マインドコントロールを受けている状態なので、良い外的きっかけであればそれはプラスになるマインドコントロールですが、そうでなければ自滅の道を突き進むことになります。
年末年始での切り替えが上手くいかない理由の2つ目がこれなんですね。
外的きっかけで動いているうちは自分の人生を生きていないということなんです。
外的きっかけの成功パターン
唯一、外的要因(きっかけ)、つまり、受動的なきっかけで成功するパターンは、危機的な状況に陥った時、あるいは、陥りそうになった場合などですね。
健康に支障をきたすとか、生死をさまようとか、経済的に生活ができなくなる可能性があるとかです。
まぁ、ポジティブなきっかけのパターンもありますが、やはりドライバーとしては弱いです。
ピンチになった時にこそ外的きっかけでも人は行動に移しやすくなりますし、良いマインドコントロールであると言えます。
禁煙やダイエットの例でいくと、このマインドコントロールが上手くいけば、不健康からまともな状態になるだけではなくて、健康オタクになるくらいまで振り切れるということも往々にしてあるということです。
喪失感に付け込まれるな
ただし、気をつけなければいけないのは、ネガティブなきっかけに過剰に反応してはいけないということです。
例えば、
A:「今すぐ北海道(遠い土地)に行かないと、本日中に100万円没収されます」
というアナウンスと
B:「この瞬間から10日間、毎日ブログを書き続ければ、100万円手に入ります」
というアナウンスが同時にあったとすると、あなたならどういった行動を起こしますか?
いずれにせよ手元に100万円が残るのであれば、普通に考えればBを選択しますよね。
Bなら、北海道に行かなくて100万円没収されても、経費(交通費)がかからない上にちゃんと100万円が手に入るわけですから。
でも、そういったことを考えずに、ネガティブなアナウンスに反応してしまって楽に100万円を守る方法を追ってしまう人は多いです。
交通費をかけて、時間もかけて全く行きたくもなかった北海道に行って、後から「旅行できたし、まぁいっか」と都合の言い訳をするわけです。
また、Bが「90%の確率で」という条件下では取るべきアクションも変わってくるでしょう。
もちろん、正解はありません。
が、ビジネスにおいては100%儲かる方法なんてものは存在しないので、どのラインを”GO”にするのかというマインドセットは持っておいた方が良いですね。
いつも言っているように、稼ぎやすいビジネスモデルはありますし、それこそ100%に近い確率と言っても良いものもあります。
が、稼ぎやすいということとそれが儲かるということは別の話だということです。
こういったマインドコントロールは情報弱者狙いのコンサルタントのテッパン手法です。
Aを選択することで、損が発生し、かつチャンスを逃してしまうことになるという煽りでBを選択させるという手法ですね。
こういう場合は、煽られるがままに抽象度が高いBを選択してしまわないようにくれぐれも気をつけないといけないということです。
状況や具体性で判断するようにしてください。
日本人らしい年末年始を
最後は余談でしたが、変わりたいならこの瞬間から変わることを推奨します。
そして、年末年始は日本人らしくすれば良いんです。
年末に目標を立てたけど、2017年から新しいことを始めると決心したんだけど、
「う〜ん、年末だし〜、お正月だし〜、、、」
と、なるくらいであれば、今から走り出して年末年始は日本人らしく過ごすと決めてしまう方が上手くいくと思いますよ。