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あなたの仕事を奪うのはAIではなく「AI時代を煽る人間」だ

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

いやー、Twitterはオープンに使っていると、いろんな価値観の情報が飛び込んできて楽しいし、何よりブログを書くネタに困りません。

僕がこういったルーティンで書いているという習慣もあるんですが。

 
で、今回見つけたのが、最近よくありがちなこういう主張。

 
ってことなんですよ。

多くの人がAI、AIと騒ぎ出してから、ブロガー連中がこういったことをテッパンで主張してるんですが意味不明すぎるんですよね。

ダイレクト出版がよく煽り広告で出している「将来なくなる仕事」みたいな話はわかるんですよ。

不眠不休で働いてくれるロボットによって単純作業はもちろん、弁護士や裁判官まで仕事が奪われる的な話ですよね。

 
ただ、

今後は人間がやらなくていい仕事はAIに置き換えられていくから、必然的に好きなことを仕事にせざるを得ない時代がくるんですよ。

 
っていう論理が、頭の弱い僕には全く意味がわからなくて。

誰か説明してもらえませんか?

落合陽一先生、教えてもらえませんかね(笑)?

 
ちなみに、落合先生は、これからの時代に必要なのは筋トレだと言われてましたよね。

 
島田紳助さんも似たようなことを言われてます。

僕は常々、老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』と言うてるんです。この三つがあれば幸せに生きられると思ってます -島田紳助-

週刊文春オンライン

 
超絶同意です。
 

まぁ、わかりますよ。

イヤな仕事やめんどうくさい仕事、3K(汚い、きつい、危険)の仕事はAIを備えたロボットが全部やってくれるから、人間は好きな仕事だけをやっていれば良いと。

世の中全ての人がみんな好きなことだけをして生きていく。

そんな素晴らしい世界になったら良いですよね!

 
、、、なんて言うわけがなく。

 
アホかっちゅーねん。

世の中にホリエモンは1人で良い

世の中全ての人がみんな好きな仕事だけしたらどうなりますかね?

生き地獄ですよ(笑)
 

例えば、孤独死の現場は放置されるようになり、介護施設や病院の前に早朝になると老人が捨てられます。

というか、介護業界でコンサルもしてたんで言っちゃいますが、報じられてないだけで実際すでに老人が捨てられてるんですよ。

報道したら同じことをする人が増えるので報じられないだけで。

赤ちゃんがロッカーに捨てられた事件が報じられてから、同じように捨てる人が大量に発生したように。

 
プロブロガーやキラキラ起業コンサルが言う「好きなことを仕事にしよう」と言っている内容って、結局ブログ飯や信者ビジネスを推奨するだけじゃないですか。

そんな人が大量に増えて世の中が豊かになるわけがなく。

ホリエモンだって世の中に1人だから良いんですよ。

世の中の人がホリエモンもどきだらけになったら内戦おきまくりますよ(笑)

最終的に国に守られる人たち

確かにAIが浸透することであらゆることが効率化されるでしょうし、それによって単純作業によって賃金が発生している仕事はロボットがやるようになるでしょう。

それらを想定して「将来なくなる仕事」がピックアップされているわけですが、ただ、それと同時に明らかになっていくことがあるんですね。

それは、何かと言うと、「人間がやりたくないけどやらなければならない、かつAIを搭載したロボットでもできない仕事」です。

 
上記であげた、介護の仕事もそうですし、ホリエモンが炎上させて話題になった保育士、遺品整理、葬儀などの仕事もそうでしょう。

一部、ロボットが介入することは可能でしょうが、全てをロボットが代替えすることは今のところは考えられません。

 
こういった仕事をする人たちは、貴重な存在として国は”最終的に”邪険に扱うことはないと思っています。

まぁ、それが尊重してのことなのか、国のプライドや名誉のためなのかはわかりませんが、崖っぷちになったら国は手のひらを返したように好待遇を用意するんではないかと。

代替え不可能なサラリーマン

もちろん、世間的に明らかに大変な仕事だと認知されている仕事だけではなく、その他にも「貴重な存在」の人はいますよね。

例えば、企業に勤めるサラリーマンにしてもそうです。

こんな懸念点だけを指摘して、何の改善策も示さないくだらない記事もありますが、

 
これから企業は情報漏洩のリスクに対してさらに敏感になっていくでしょうし、個人情報の取り扱いにおいても厳重にしなければならなくなるわけで、そうなると、いくら社員とはいえ社外から社内のデータにアクセスさせるなんてことはさせません。

必ず会社のセキュリティをクリアしてアクセスしなければならないので、そんな簡単にリモートワークなんかできないわけですよ。

 
そうなってくると、信用できて会社に来てくれる人が重宝されるようになりますよね。

で、その対価としては、給与面で優遇されるかもしれませんし、拘束時間という概念が排除され、通勤ラッシュを避けて昼頃からの出勤を許可されるかもしれません。

というか、ビジネスの内容的にリモートワークに切り替えれない企業などは、「貴重な存在」をサポートしていける柔軟性を持たなければ未来はありません。

あなたの人生を奪うのはAIではなく人間

残念ながら、「他人の好きなこと」を模倣して仕事にしたところでモチベーションは続きません。

ブロガーしかり、コミュニティビジネスの教祖しかり。

それは、あなたが本当に好きなことではなく、好きと思い込まされているだけ、あるいは「楽に稼げそう」に逃げているだけなので。
 

相性が悪いビジネスは、周りの人がどれだけ稼いでいても、どれだけ楽しそうにしていても、自分も同じように稼げるとは限らないですし、同じように楽しめるとは限りません。

逆に、他の人ができないことや、他人が嫌がって敬遠していることが自分には何の苦もなくスムーズにできるなんてことはよくあることです。

 
つまり、今、そこまで好きになれない仕事でも、それが他の人が簡単にできないことや、他の人が嫌がっていてやりたがらない仕事であれば、AIが普及した時代においては、多くの人から感謝され、賞賛される仕事になり得る可能性が高いということです。

もちろん、「でも、そんな仕事をしたくない」というのもわかりますが、感謝され、賞賛されることで、その仕事にやりがいや誇りを持ち、好きになれるなんてことは往々にあるんですよ。

  
だって、最初から介護や葬儀、遺品整理の仕事をやりたくて仕方なくて飛び込む人なんてなかなかいませんよ。

何かのきっかけで携わり、何かを乗り越えて「これだ」とその仕事を好きになり、誇りを持ち、続けている人がほとんどでしょう。

 
AI煽りのポジショントークに押されて、焦って無理やり好きになれることを探す必要なんてないですよ。

そんなことをしても、TVCMやネット広告で見た、別に欲しくもなかった商品を買わされるがごとく、洗脳されて好きなことを決めつけられて搾取されるのがオチです。

AIに仕事を奪われる前に、人間によってあなたの時間やお金が奪われます。

そんなものに振り回されるのはやめましょう。
 

ただし、自分のやっている仕事やそこに携わる自分自身が、AIの時代においてどういった貴重な存在になっていけるかということは、目をそらさずにいてください。

そこで淘汰されていくことが明確になったのであれば、好きなことではなくても良いので、人の役に立つ、人の問題を解決するビジネスを走らせていきましょう。

iv>


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