こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
Twitterでまたはあちゅうが何やら言って炎上しているみたいですね。
フォロワーさんがリツイートとかエアリプで、はあちゅうについて怒っていたり呆れていたりしていたので、何やろな〜と思いながらも、僕ははあちゅうにブロックされているので内容を知らずにいたんですね。
どうせまた火炎放射器をぶっ放しているだけだろうと思っていたので、わざわざ別アカウントを取って見ることもせず。
と、思っていたら、フォローしているはてブのツイートでこれが流れてきました。
はあちゅうさんの「金を出さない人はファンじゃない」発言にとても悲しくなった – さようなら、… (148 users) https://t.co/uWfh5x0NEX 100件のコメント https://t.co/pgaxEndSL6 pic.twitter.com/Dsfi79UNRB
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2018年2月5日
あぁ、これかと。
もともとは岡崎体育の炎上からだったんですね。
で、はあちゅうは何言ってんの?
私はお金を使ってくれない人はファンとは呼ばないと思う。クリエイターが活動を続けるためにはお金が絶対に必要なので、お金を使って才能を伸ばすことに貢献してくれる人がファンだと思う。本を「くれるなら読みます!」イベントを「タダなら行きます!」とか言われるの腹立つ。それはファンじゃない。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月4日
こういうこと言うと絶対「応援したいけど、お金を出せない人もいます」って言う人が出てくるんだけど、お金がないのはそちらの問題であって、私が考える問題じゃない。私は私が活動するのにはお金がいるという問題が目の前にあってその解決を考えるのが仕事。お金を出す人を優遇するのは当たり前。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月4日
ほうほう、なるほどね。
まぁ、「ファン」の定義にもよるとは思うんですが、下記を定義とすると、ファンというのは「対価を求めず好きでやってる人」みたいな感じですよね。
ファン(英: fan)は、特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のこと。「熱狂的な」を意味するファナティック(英: fanatic)の略。対義語で、特定の人物や事象に対する嫌悪者は「ヘイター」(英: hater)という。
ファンというのはもはやニーズを満たそうとはしていないわけです。
少なくとも、何かしらの問題解決をしたいとか、何かを手に入れたいという消費者と、そのために商品を提供する販売者という関係性ではなく、ファンでいることがライフスタイルの一部になっているんじゃないのかなと。
なので、はあちゅう自身がどんなファンの定義を持って、そのファンとどういう関係性を築くのかは自由です。
はあちゅうのツイートをどう受け取ってどう行動するのかは(支持するかしないかは)ファン次第ですし、「ファンとしての在り方」みたいな信念もファン次第ですよね。
「ファンとしてもっとお金を使わなきゃ!」
と思って行動を変える人もいれば、
「お金は使わないけど陰で支え続けます」
と今まで通り自身の”ファン道”を貫く人もいるでしょうし、
「もうコイツのファンは辞めだ!」
となる人もいるでしょうね。
あるいは、先日の、”はれのひ事件”の際にキングコング西野さんが実施したリベンジ成人式みたいに、クリエイターがファンにお金を使って喜ばすカタチがあっても良いわけです。
レターポットの宣伝になるわけだからOKだと。
クリエイターとファンとの関係性、さらに言うと、その間の「お金の行き来」は実に自由です。
ただ、はあちゅうも「信用を売ってそれをお金に換えよう」系の人だと思っていたので、彼女がこういったツイートをするのはかなり意外でしたね。
マーケティングコンサルタントの目線としては「ありえないな」と思いました。
インフルエンサーとしてアウトじゃない?
はあちゅうって、自分のことを作家やらクリエイターやら言っていますが、なんだかんだ言って「ソーシャルメディアインフルエンサー」っていう立場の人ですよね。
その「ソーシャルメディアインフルエンサー」がお金を稼いで生きていくにあたって一番大事にしなくてはならない、一番重要な人って誰ですかね?
言うまでもなく、SNSのフォロワーですよね。
インフルエンサーにとって、お金が血液だとしたら、フォロワーってそのお金を運んでくれる血管みたいなもんじゃないですか。
要するに、ファンであるない関係なく、お金払う払わない関係なく、はあちゅうのツイートをリツイートしてくれる人がいるから、そのツイートに貼り付けてあった商品が売れ、依頼主から評価・信用され、自分の収入や次の仕事につながっていくわけですよね。
宣伝だけではなく、自分の商品にしてもそうです。
本を一冊買ってくれて「おもしろかったー、終了」ってなる人よりも、お金を使っていなくても、はあちゅうのツイートを「新しい本すごく気になるー」って引用リツイートして多くの人に情報を届けてくれる方がありがたいわけじゃないですか。
そんな血管とも言えるフォロワーを邪険にするようなツイートはまずいですよね。
信用を張り巡らせるということは、強くて太い血管を拡げていくっていうことなのに、そんなことしてると血管が詰まるか、どっかでプチンと切れてしまって死んじゃいますよ。
ファンが最上位ランクではない
ちなみに、僕自身はビジネスにおいてお客さんをランク付けしていますし、依怙贔屓もしていますし、それらを明確にするためにスクリーニングもしています。
まぁ、相手が経営者や起業家ということもあるんですが、僕みたいなコンサルタントという職業じゃなくても、お客さんの選別やランク付けはみんな普通にしていますよね。
LV1:見込み客
LV2:購入客
LV3:リピーター
LV4:ロイヤルカスタマー
LV5:VIP
だいたいこんな感じになるでしょう。
やはり、ファンに近いランクはたくさんをお金を使ってくれる「ロイヤルカスタマー」になりますかね。
で、その上が「VIP」になるわけですが、VIPは「ロイヤルカスタマーよりもお金を使ってくれている人」という定義ではないんですね、僕の場合は。
そうです、「VIP」は血管であもありますし、同時に血管をキレイにしてくれたり強化してくれたりもする人です。
極論でもなんでもなく、お金を一銭も使ってくれていなくても良いんですよ。
・いつもリツイートしてくれる
・ブログの内容を実践して成果報告をくれる
・メルマガのアンケートに毎回答えてくれる
とかは僕の中ではVIPです。
ブログやメルマガで何かしらの成果を出してくれているとかは、無料の情報に価値がある証拠ですし、実際、成果を出せる内容を書いているので、嬉しい限りじゃないですか。
要するに、僕が欲しい情報をくれる人や、問いかけに真剣に答えてくれる人、それを拡めてくれる人はVIPなわけです。
ただ単にお金を払ってくれる人よりも、アクションを起こしてくれる人を優遇しています。
だって、コンテンツを毎回買ってくれているけどアンケートや質問には無反応、オンラインサロンに参加してくれているけど傍観しているだけ、という人よりも、Twitterで自分の意見を乗せてリツイートをしてくれる人の方が、情報もくれるし拡めてくれてもいるわけですよね。
どちらがありがたいかというと、“断然”とまでは言わないまでも後者です。
もちろん、前者もお金をくれるわけなのでそれはそれでありがたいですが、後者はお金はくれなくてもお金を生むアイデアやチャンスをくれるわけですから。
ビジネスのリストカット
といったように、ビジネス、マーケティング目線で考えると、今回のはあちゅうのツイートは、ファン云々、伝え方云々という話ではなく、「VIP」を突き放すような内容になっちゃってるわけですね。
お金という血液が流れる血管を自ら断ち切るような、血管を詰まらせるようなことをしてしまっているということです。
純粋に心配に思いました。
このツイートを見た瞬間、もはや火炎放射器をぶちまけているはあちゅうの画ではなく、リストカットをしているはあちゅうの画しか思い浮かばなかったので。
他人の苦しみは見て見ぬ振りをするインフルエンサー仲間のみなさん、誰かはあちゅうの止血をしてあげてください。