こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
最近、僕の周りでも三浦崇典(@takanorimiura)さんの名著『殺し屋のマーケティング』を読む人が増えてきました。
僕は特定の誰かの本だけをひたすらゴリ押しすることはないんですが、この本に関してはかなり実践で“使える”ので宣伝しまくっています。
で、著者である三浦さんが、『蔦屋書店』における「7つのマーケティング・クリエーション」をペラ1で表現したものがコレ。
元ネタはこちらです。
【本日】六本松蔦屋書店(福岡)さんで、『殺し屋のマーケティング』プレゼンツ、「1シート・マーケティング」のイベントがございます。
たとえば、蔦屋書店さんのマーケティング戦略を「1シート・マーケティング」するとこんな感じです。
ワークショップも開催します。福岡の皆様、では後ほど。 pic.twitter.com/vhsx19WVck— 三浦崇典 (@takanorimiura) 2017年12月1日
読んでいる人は多いと思うんですが、実際に「7つのマーケティング・クリエーション」に自分のビジネスを当てはめてみた人はどれくらいいるでしょうか?
もし、まだ実践していないという人がいたらぜひやってみてください。
なぜ、「7つのマーケティング・クリエーション」が”使える”のかと言うと、現状把握(棚卸し)と今後のビジネスコンセプト明確化ができるからです。
① STORY:旅立ちの理由
② CONTENTS:商品
③ MODEL:仕組み
④ EVIDENCE:実数値
⑤ SPIRAL:上昇階段
⑥ BRAND:信頼
⑦ ATMOSPHERE:空気
上記が「7つのマーケティング・クリエーション」なんですが、僕のビジネスの現状を「7つのマーケティング」に当てはめていきますね。
① STORY:旅立ちの理由
経営コンサルタント、マーケティングコンサルタントとして10年以上活動してきたが、コンテンツが乏しいにもかかわらず似非ブランディングで売れてしまう、
・ブランディング至上主義
・フォロワー数至上主義
・インフルエンサー至上主義
など、「商品は良くて当たり前」という本来のマーケティングとはかけ離れた潮流に疑問を抱く。
ただ、自分自身、コンテンツレベルが低い状態でTwitterやnoteを始めてみた結果、見事に反応が無いという経験をし、「やはり話題性やブランディングが先に必要なのか?」と思い葛藤。
しかし、結局のところ、その仕組みや流れというのは、コンテンツ力がなくても顔や名前が売れた人が教祖化され、また、その信者の一部が引っ張り上げられ、それより下の階層の人間は搾取され続けるという“マッチポンプヒエラルキービジネス”であり、個人の可能性を潰すマーケティングでしかないと気づく。
そんな空っぽのマーケティングの仕組みを破壊し、個人で継続的に稼げる経済圏をつくるために、再度、マーケティングコンサルタントである自分が、世の中の流れとは真逆の“コンテンツ至上主義”マーケティングに振り切って実践した。
インフルエンサーの踏み台になる人や、話題性のためにSNSで炎上して再起不能になる人が1人でも減ることを願って。
② CONTENTS:商品
SNSでのインフルエンス(影響力)を誇示したり、フォロワー数を増やさなくても集客に困らないマーケティングノウハウ。
また、
・ライティング(言葉、情報)
・ファッション(アイコン)
・WEBデザイン(サイトのイメージ)
を同時進行で進めていく手法で、インフルエンサーと比較された際にも対等に戦えるだけではなく、選択を勝ち得た後も充実したコンテンツで顧客をリピート化できる。
③ MODEL:仕組み
全ての集客フェーズで“コンテンツ(マネタイズ)集客”を行うことによって、無料でムダ撃ちをしなくて良くなるため、高度なスクリーニングが可能になり、効率の悪いビジネス展開が可能になる。
また、コンテンツ至上主義ならではのコンテンツ力は、
・コンサルティング
・コンテンツメイク
・アフィリエイト
・オンラインサロン
・ジョイントベンチャー
など、さまざまな横展開が可能になり、参入障壁の高い再現性の低いビジネスモデルとして他の追随を許さない。
参入障壁は高く再現性も低いが、そのハードルは準備期間と継続性、「世の中のマーケティングと真逆のことをする」という精神的ハードルであって、センスや才能、人脈、資金といったハードルではない。
そのため、情報発信を軸とするビジネスモデルはサラリーマンと並行しながらでも実践可能。
④ EVIDENCE:実数値
・Facebook(https://www.facebook.com/musashinya)フォロワー数:約300人
・Twitter(@FACTDEAL)フォロワー数:約5000人
・note(https://note.factdeal.co.jp/)フォロワー数:約600人
という、いわゆる“弱小SNS”で、コンサルティング、コンテンツ、アフィリエイト、オンラインサロンなどで安定して売上をあげている人間は他にはいない。
また、少ない影響力ながら、参加者120名以上のオンラインサロンソロ・マーケティング部 を小規模ながら複数運営しており、成約率や顧客転換率はインフルエンサーにも負けない。
⑤ SPIRAL:上昇階段
自社(FACTDEAL Inc.)によるコンサルティング実績も個人、法人を合わせて500件を超え、コンサルティング受注が対応困難な状況に。
昨今では、特に依頼の多いアパレル業界のマーケティングサポートを強化すべく、アパレル業界、WEBデザイン業界のビジネスパートナーとアパレルのマーケティングに特化した会社(PLAY Inc.)を立ち上げ、ビジネスを成長させ続けている。
⑥ BRAND:信頼
SNSや、インフルエンサー、人脈、センス、才能、あるいは、業界の空気にすら依存せずに、個人でも法人でも継続的に(複数に分散して)利益を残せる次世代のマーケティング。
その独自のマーケティングを大々的に宣伝をしてブームにすることもなく、セミナーや複数に向けての養成システムもつくらず、信用できるクライアントのつながりだけにノウハウを提供していくので、現在のポジションが急速に侵される可能性は低い。
また、“コンテンツの積み上げ”は簡単に真似することができないため、大幅にサボらない限りライバルに追いつかれることもないどころか、別カテゴリーのビジネスへどんどんハシゴの架け替えが可能になる。
⑦ ATMOSPHERE:空気
コンテンツが未熟な状態で、インフルエンスやフォロワー数を掲げてブランディング先行型のビジネスをすることは愚かで恥ずかしい。
コンテンツを積み上げていくことでブランドができあがっていくので、どんな立場の人でもチャレンジできるマーケティング。
そして、マーケティングコンサルタントは、「価格にかかわらず、購入者の人生が豊かになる商品(サービス)を拡げていくこと」という本来の役割を担うことに回帰する。
マーケティングの未来
どうでしょう?
まだ、ATMOSPHERE(空気)とまではいきませんが、独自の経済圏に置いてBRAND(信頼)までは昇華できているかなという感じです。
かなりザックリと表したので、まだまだ掘り下げたり詰めるポイントはありますが、参考になれば幸いです。
ぜひ『殺し屋のマーケティング』を読んで、これからのマーケティングは、「情報」と「コンテンツ」が必須基盤になり、そして「デザイン」や「ファッション」が混ざり合うことで、ブランドや空気になっていくということを知ってください。