こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
前回の【Part1】の記事続きです。
WEB上で見かけるコンサルタントの中には、
・お客さんを無視して単価を上げるな
・お客さんが欲しいと思う価格で売れ
・お客さんが買える価格で売れ
・自分の財布の中身だけを考えるな
・単価を上げたら売れなくなる
とか頭のオカシイことを言ってる人がいますが、これは完全に真逆です。
こんなアホなことを教えるコンサルがいるから、アホの経営者やアホな販売者が増えていって、命を落とすことになる消費者が出てくるんです。
突発的、表面的に見れば、安売りすることで、お客さんにも喜んでもらえるし、多売することで売上や利益も膨らみます。
が、そんなことはいつまでも継続できません。
安く売るための工夫は、どんどんクオリティの低下に繋がっていったり、手抜きや不正に繋がっていったりします。
だから、不祥事や事故が相次いでるわけです。
販売者側がすることは、ライバルと価格競争することではありません。
お客さんから主導権を奪い取ることです。
「私があなたに提供する商品やサービスは、これだけの安全やクオリティが確保できますだからこれだけの金額を払ってください」
と、胸を張ってしっかりと伝えることです。
決して石ころをダイヤモンドのように見せて、高価格で売れというわけではありません。
ダイヤモンドに磨き上げて、さらにライバルとは違う付加価値を追加して、できるかぎり高価格で売るということです。
そしてそこで得た利益で、さらに商品のクオリティを上げていくんです。
まとめると、
消費者は安全とクオリティを確保するために、また、そういった商品を購入できるように、収入レベルを上げていかなければなりません。
そして、販売者側は、消費者を”投資者”に昇華させるために、商品やサービスのクオリティを上げ続けて、販売単価も上げ続けていかなければなりません。
できるだけ安くで買ってもらうために、売り手が不毛な価格競争をするのではなくて、より良い商品やサービスを購入するために、買い手が少しでも高いお金払って買うという本来あるべきスパイラルに戻すべきなんです。
安倍政権のデフレ対策によって、一定数、買い手は増えていくかもしれませんが、収入が変わらない層に関しては、今まで以上に格安を求めていくでしょうから。
格安価格が”適正価格”と錯覚されることほど危険なものはありません。
安全とクオリティを確保するためには、最低これだけの投資をしなくてはいけない
という状態にお客さんを教育することが、マーケティングコンサルタントの”使命”だと、僕は思ってます。
お金を失うリスクと命を失うリスクだったら、あなたはどっちを優先しますか?
もちろん、他人の死を目の当たりにしたり、過去に命を落としかけたような経験がなければ、命を失うというリスクはイメージできません。
だからといって、命ではなく、まずお金を守ることを優先するのは、正しい選択なのでしょうか?
変わりましょう、消費者から”投資者”へ。