こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
チャゲアス(CHAGE&ASKA)のファンの人は、おそらくこれからもファンでいつづけます。
例の事件があったからといって、「もう嫌い」「もう聴かない」という人の方が圧倒的に少ないんじゃないでしょうか。
一方、異物混入時間があったマクドナルド。
こちらに関してはどうでしょうか?2度と食べないという人は多いと思います。
どちらも信頼を失う事件なのにもかかわらず、対照的ですよね。
覚せい剤の方が罪は重そうですがね、、、。
他のミュージシャンや芸能人に関しても、覚せい剤以外でも、犯した罪にもかかわらず、今では何食わぬ顔でバリバリ活躍してます。
同じように、ネットで詐欺商材などを販売して逮捕された人も普通に商売をしてたりします。
なぜなんでしょうか?
企業と個人といった規模の違いでしょうか?
組織が大きいほど、やはりリスクは多いのでそれも大きな要因の一つにあると思いますね。
実はこれには、ポイントは3つあるんですが、ネット教材やセミナー、”なんとか塾”といった詐欺がなくならないのと同じなんです。
1.自分に直接的な被害がない
芸能人やミュージシャンが犯罪者であろうと、自分に何か危害が及ぶわけではありません。
もちろん、影響力の強い人が薬物を使用することで、「あの人もやってるなら、自分も、、、」など、社会全体で見れば、間接的には危害はあります。
が、飲食店の異物混入のような場合においては、まったく話が違ってきますよね。
すぐさま体に危害が加えられるわけですから、慎重にもなりますし、嫌悪感も強くなります。
ネットなどにおける詐欺は、前者にあたります。
詐欺や悪徳商法は、心の底から憎むべきものですが、自分が被害に合わなければ「我関せず」なんです。
また、自分がそこに関わることになったとしても、「まさか自分が」と皆が思うわけなんですよね。
”被害に合わなければ注意しない”わけですから、詐欺師からすれば、特に注意もしてなくて、情報も少ない情報弱者は絶好のカモなんです。
2.被害状況をイメージできない
前述とは近い内容にはなるんですが、「食べ物」のように、身近なものでない限り、なかなかイメージができません。
プラスチックやゴム、金属といった異物が、自分の体内に入るということが危険なんてことは、小学生でもわかりますし、安易に想像できます。
しかし、覚せい剤などは使った人じゃなければ、得られる効果や強力な依存性があることなどは、到底イメージできるものではありません。
同じように「寝てても1ヶ月で100万円稼げる!」といった内容も、実践してみないとわかりません。
さすがに「寝てても、、、」に騙されないですが、言い方や表現を変えてるものは腐るほどあります。
「次はこれ」「これがあるともっと成果が出る」に煽られて、ノウハウコレクターになっていき、お金を搾取され続けていく様は覚せい剤と同じです。
3.信者(ファン)化されている
メルマガで配信してるテーマになるんですが、宗教的なビジネステクニックによるものですね。
捕まった芸能人やミュージシャンに対して、ファンがこう言ってるのをよく聞きませんか?
「改心して早く戻ってきてほしいです、、、」
家族でもないアカの他人に対して、しかも大罪を犯した人間に対しての発言ですよ。
ごくごく冷静に考えれば異常な発言です(笑)
一部の信者(ファン)は離れていきますが、多くの信者にとって、ゴシップや逆風などはさらに信仰を加速させる”ガソリン”なんです。
あなたも同じような経験はあるハズです。
自分が信じてる人や、とても尊敬してる人、芸能人やミュージシャンがタタかれたときは、応援したくなりますよね。
タタかれた原因が事実かどうかは関係なく。
アップル信者という言葉があるように、オフラインやネットのビジネス世界においても、こういったテクニックは使われています。
特にネット教材等は、いわば”ノウハウ”なので、文字や動画といったコンテンツはありますが、実質的な商品はそれを発信してる”人”自身です。
なので、人のキャラクターに依存させるので、芸能人やミュージシャンの概念に近いんです。
強烈に信者(ファン)化する仕組みがあれば、詐欺といえど、簡単にビジネスは衰退しません。
某カルト教団が存続してるのもそうですよね。
ビジネスにおいては、モノに欠陥があると、存続すること自体が一気に危うくなります。
しかも、欠陥や不備、不祥事の内容が被害をイメージしやすければしやすいほど。
しかし、人やコトの欠陥に関していえば、努力さえすれば取り戻せるということなんです。
もちろん”お金”もポイントにはなりますが、お金は一瞬の寿命しか伸ばせません。
その一瞬で勝負を決められれば別ですが、、、。
詐欺や悪徳商法は許されるものではないですが、そうった闇から学ぶものはたくさんあります。
知らないうちに情報弱者にならないためにも、こういった情報にもアンテナをはっておくと、自分や大切な人の身を守れるだけではなく、きっとビジネスの改革にもつながっていきますよ。