こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
僕は本を読むのが好きですがマンガに関してはほとんど読むことはありません。
唯一読んでいるのが
・バガボンド(著:井上雄彦)
・カイジ(著:福本伸行)
・闇金ウシジマくん(著:真鍋昌平)
の3つくらいです。
バガボンドとカイジの話はよくしているので、今回は『闇金ウシジマくん』に関して。
最近読んでなかったんですが、先日ホリエモンが出したこの本を読んで、ひさびさに読み返しました。
ホリエモンも推奨している通り、獲るかと獲られるかが基本概念のキレイゴト一切なしのかなりエグい本です。
キレイゴトごと言って逃げる人間はとことん堕ちていってハッピーエンドで終わることなんかありません。
アタマお花畑系の自己啓発本が好きな人にはまったく向きませんね(笑)
しかも、ほぼ実話に基づいているというのがまた強烈。
特に、
「洗脳くん」
「フリーエージェントくん」
の2章はかなりリアルな話で、ここまでひどい状態になっていなかったとしても近い状態の人は僕の周りで見かけますしたまに相談に来られる方もいます。
洗脳くん
弱みを握られた人間が、どのように掌握されて身体をコントロールされ、全ての財産を搾取されて急不幸のどん底に堕ちていくか、という話です。
これ、話の肝になっている元ネタは、報道規制がかかった『北九州一家監禁殺人事件』で、詳細を記した本も出てますがよほど興味がある人以外は読まない方が良いです。
内容が詳細すぎて、エグすぎて僕が読み終わった直後に捨てた唯一の本です。
マインドコントロールのテクニックや洗脳のテクニックの宝庫ではありますが、それ以上に事件の内容が陰惨すぎるんですよ。
なので、本のリンクも貼りません。
ウシジマくんのマンガでも十分エグいですが、実際にあった事件はその100倍はエグいので、興味本位では元ネタは読まないでくださいね。
マーケティングや心理学を学ぶためだとしても精神的にけっこうアウトになります。
フリーエージェントくん
単刀直入に言うと与沢翼の話ですね。
これを読むと、なんちゃら塾とかなんちゃら講座の裏の仕組みがだいたいわかると思います。
今あなたの周りにはびこっているセミナー等も、結局のところこれが原点なので。
・なぜ教祖やその取り巻きだけが儲かるのか
・なぜその下の連中は儲かっているフリをするのか
・なぜみんなそれに騙されるのか
・なぜ100万円の塾に入ってしまうのか
・なぜ搾取されてどん底に堕ちていくのか
などがわかります。
彼ら(教祖や幹部)がお金に換えているのはビジネスの情報やノウハウではなく、人間の”関係性”や”つながり”だということに参加している人は全く気づかないんですよね。
群れの中に仲間はいない
ポイントは、「最初から仲間なんていない」です。
何らかのコミュニティに参加する人というのは何かしら困っている人です。
何らかのつながりを求めている人です。
すでに大事な家族がいて信頼できる友達がいて、自分らしくできる仕事があって思った通りに収入も手に入れられている人はコミュニティに参加する理由がありませんよね。
要は、コミュニティに参加する人というのは、依存したい人達なんです。
自分のことだけを何とかしたい人なんですよね。
なので、自分の利益になることであれば、昨日今日会った他人なんて平気で裏切ります。
しかも、自分が憧れる教祖にそそのかされたりライバルに出し抜かれたりしたらどんどん冷静な判断ができなくなっていきます。
「私は何をやっても上手くいかないのにこの人はいつも上手くいっている」
「この人は憧れの先生といつも近くにいる」
で、聞いたみたら、
「私はこの塾(講座)に参加してるから何もかもが上手くいっているんだよ」
とか言われて、遅れを感じて投資をして、、、ドツボにはまっていくわけですね。
あのね、あなたから搾取するために、あの人とあの人は裏で手を組んでるんですよ。
その人もこの人も手を組んで、あなたから搾取してマージンを貰ってるんです。
表層しか見ていないあなたにはわかりませんが、コミュニティの収益の仕組みというのは教祖1人のブランディングでは成り立っていません。
新規加入者から搾取するためにあの手この手でアプローチしてくるんですよ。
あなたが借金してようが、火の車の会社が潰れそうだろうが優しい顔と言葉で高額塾に誘ってくるんですよ。
そろそろコミュニティは抜けてマンツーマンで指導を受けた方が良いですよ。
で、マンツーマンでコンサルを受ける時も、「私はあの人に教わって稼げてます」みたいな周りの声は聞かない方が良いです。
あくまで自分の頭と目と足を使って決めましょう。