こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
あなたは風俗店って必要だと思いますか?
風俗店で働く女性は底辺だと思いますか?
僕はそうは思いません。
クライアントで風俗で働いていた人もいますが、優しくて強くて頭も良くてがんばり屋でめちゃくちゃ素晴らしい人です。
ちなみに、僕は風俗には行きません。
理由は、多少”潔癖”の傾向があるからです(笑)
潔癖というと大げさですね。
知らんオッサンが触ったもんに触りたくない、というだけです。
電車のつり革も触れるし、他人が使った後のトイレも全然使えます。
性的なことはまた別だということですね。
まぁ、潔癖じゃなかったとしても行きませんが。
風俗に行かないにもかかわらずこういう記事が書けるのも彼女のおかげです。
すみません、話がズレました。
風俗は善か?悪か?
風俗があることによって、普段性欲を満たしたくても満たせない人がお金を払って解決することができます。
じゃぁ、性欲があってもお金さえあればレイプなどの性犯罪を犯さないのかというとそういうわけでもなく。
平気でレイプをするようなヤツはパラフィリア障害群の可能性が高いのでお金があってもレイプという犯罪を犯します。
先日話になった高畑裕太容疑者みたいに、有名だろうがお金があろうが責任があろうがやっちゃうわけなので、風俗があるから犯罪が減るとは言い難いです。
が、少なくとも「一般人の過ち」レベルの性犯罪は減らせますよね。
また、そのお金を手に入れることによって人生を立て直せる女性もいるわけですし、真剣に仕事に取り組めば究極の接客スキルが身についたりもするので、決して悪ではない職業だと思います。
もちろん、その分闇も深いですし、堕ちるところまで堕ちる人もいるのも確かです。
風俗店で働く女性もそこに通う男性も。
風俗は性欲を満たす場所
さて、そろそろ本題に入りましょう。
何でこんな話をしているかというと、昨日、ある人の1つのツイートをきっかけに新たな価値観が生まれたからです。
風俗と何ちゃら起業講座とかは一緒だなと。
風俗と何ちゃら塾や何ちゃらセミナーは一緒だなと。
その価値観を生んでくれたのがこのツイート。
「承認欲求」と「性欲」は似ていて。
誰でもある。
けど、満たそうとすると嫌な顔をされる事が多い。
「自分勝手だ」と。
お金で解決しよう。
性欲には風俗がある。
承認欲求には?
そういう場所もいいかもね。
キャバクラ行かない若者も
承認欲求は絶対にある。— 呉屋泰斗@ザ・電撃パンクゾンビーズ (@goyayasuto) 2016年9月6日
風俗はいわば「セックスごっこ」なわけです。
もちろん、「恋人ごっこ」の人もいるでしょうし違う”ごっこ”の人もいると思います。
プロの技を受けたいという人もいるでしょう。
いずれにせよ疑似体験をする世界です。
触覚は本物でしょうけど、感覚が互いに疎通することはまずありません。
感覚ではなく感情といういうべきでしょうかね。
全て現実体験が可能なのにもかかわらず、お金で現実から逃避するわけです。
そして、プロの風俗嬢は仕事だと割り切って感情をシャットダウンするわけです。
お金さえ払えば失敗することもなければ傷つくこともなければ失うこともありません。
一時的に快楽を満たして終わりの場所です。
起業コミュニティは承認欲求を満たす場所
起業のコミュニティも同じです。
自分の足で立ってビジネスを始めることは全てが自己責任になります。
何度も何度も失敗することもありますし挫折に苦しむこともありますし多くの人が一気に離れていくこともあります。
何を失ったとしても全て自分のせいです。
好きな人と付き合えるようにめちゃくちゃがんばってフラれたとしても全部自己責任なのと同じように。
しかし、起業講座に参加することで自由に起業ごっこをすることができるんです。
儲かっていなくても目標に近づいている気になりますからね。
「私は起業している」
「私はビジネスをしている」
「仲間がいるから大丈夫」
というふうに。
「女の子が喜んでくれる」
「オレは女性に必要とされている」
「みんなも通っているし」
と同じように。
風俗で性欲を満たすように起業コミュニティで承認欲求を満たすんです。
収支計画も立てないし事業計画も立てない、法人登記もしなければ開業届けも出さない。
ブログやSNSを使ってつながりをつくりコミュニティの中でモノとお金を回し合い手軽に起業プレイができてしまうわけですから。
ハマられなければ必要かもしれない
この例えは大げさでも何でもなく、多くの起業コミュニティ(特に女性ターゲットの)は女性の承認欲求にアプローチしています。
搾取される主婦層は特にですね。
・旦那からも認めてもらえない
・子供ができて自分は後回し
・子育てだけが女の仕事じゃない
・もっと良い生活を送りたい
・周りにキラキラしている人がいる
・ママ友間での地位を高めたい
・愛される女性にならなければ
といったところを巧みにアプローチされ承認欲求が膨れ上がっていきコミュニティに入ってしまい搾取されます。
最近は男性でもどんどん増えてきてますよね。
自撮りは承認欲求のナニモノでもないし、自身のコミュニティをつくることもそうです。
で、今まで僕は、こういったコミュニティをかなり毛嫌いしてきて早く滅びれば良いと思っていたんですが、ある意味こういう役割だったら大いに存在価値はあるなと思いました。
もちろん、今までも論理的に、こういったコミュニティの問題を指摘しているのでそこの問題は今後も追求していきますが。
ただ、孤独に起業して何もかも上手くいかずに挫折して苦しむよりも、何となくがんばった気になれて、周りや仲間からもスゴいと言われて承認欲求を満たせるのであれば、起業ごっこやビジネスごっこも必要かなと。
それで「ビジネスをしたいわけではなかった」と気付けて普通の家庭に戻れたり、元のサラリーマン生活に戻れるのであればそれも必要な場所なのかなと。
あるいは、本気で起業して儲けるためにはこれではダメなんだな、ということに気づければ、次のステップにつながればOKなのかなと。
真剣にそう思います。
風俗と同じでハマらなければの話ですが。
「自信もついたしがんばって彼女をつくろう!」と、いつか風俗を卒業できればってOKってことです。
逆に、いつまでもタグ付けして、ダグ付けされて、SNSやブログで紹介させられて、いつも全肯定セミナーレポートを書いたり、自分のブログやSNSでセミナーの案内や招致をしたり、とかなってしまったらもう終わりですね。
いつの間にかそのコミュニティに尽くすことで、教祖や幹部に褒められることで承認欲求を満たそうとしてしまっているので。
いつまでも起業できないし儲けられませんよね。
売上があがる体験はさせられない
もちろん、ごくごく稀に個別コンサルくらいのクオリティのコミュニティあることはあります。
が、99%は承認欲求を満たすための場所です。
だって、ノウハウや知識を学びたいのであれば本もあるしブログ(ネット)もあるわけです。
僕も「セミナーやらないんですか」って言われますが、ブログとメルマガに全部書いてあるから別にさらに喋ることないですって言っています。
僕に会っても別に売上あがらないじゃないですか。
セミナー中にお客さん同士がオファーし合って、商品でも売れない限り売上があがることなんかないじゃないですが。
そんな体験ができるセミナーはまずありません。
でなければ、得られるのは、「学んでる感」や「がんばってる感」だけです。
憧れの人や周りに褒められることや、仲間と認め合うという承認欲求の解決の場です。
個別対応で問題に対してオーダーメイドして、そのクライアントに合った指導をすることこそがコンサルタント(問題解決業)の仕事です。
みんなに同じことを伝えて、個のポテンシャル次第で成果に繋がるような情報はブログやメルマガで全部書いてますよ。
お金と信用を同時に失う方法
承認欲求が満たされてスッキリして真実に目覚めることができれば良いんですが、風俗嬢のプロ意識にもピンキリがあるように承認欲求を満たすスキルもピンキリなんですよね。
まぁ、それ以前に、もともとありもしなかった承認欲求を植え付けて、それを満たすためにドツボにハメるというマインドコントロールの仕組みがあることがこういったコミュニティの一番の問題なんですが。
早くあなた自身の真の欲求に気づかないとお金だけがどんどん失われることになりますよ。
そして、コミュニティにお金を使えば使うほど同時に世間の信用も失っていくことになります。
なぜかわかりますか?
お金を使えば使うほど、教祖や幹部との距離がどんどん近くなっていき露出も増えていきます。
で、承認欲求もさらに満たされて気持ちよくなり、客観的に自分自身を見れなくなるからです
そして、後戻りができないようになり、塾生や信者だけが集まる狭いコミュニティ内でしか生きていけなくなります。
覚せい剤や麻薬と一緒です。
で、それを間近で見ている本当に大事な人も離れていってしまいますよ。