こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
僕は映画が好きで、空いてるレイトショーをよく観に行きます。
一般的な話題映画は彼女と2人で観に行きますし、マニアックな映画一人で観に行くようにしています(笑)
今回、僕が観に行ったのは『セッション』という映画です。
ネタバレではありませんが、まっさらな状態で観たいという人は、閲覧ご注意ください。
なんとこの映画の監督(デイミアン・チャゼル)は28歳!!!
最悪な2つの言葉
この映画ではJ・K・シモンズ扮する教授フレッチャーが、過剰なスパルタ音楽教育を実施します。
運動部や演劇、吹奏楽といった部活をやっていた人は、懐かしくも苦い思いに駆られるのではないかと思います。
今の時代ではかなり規制されてはいますが、僕らの世代はこれくらいの教師はあたりまえでした(笑)
そんなフレッチャーが、教え子ニーマンに伝えたのが、「英語には最悪な2つの言葉がある」ということでした。
それは
「Good Job(上出来だ)」
です。
この言葉が、人の成長を確実に止めるということです。
賛否両論はあると思います。
褒められてグングン伸びる人もいるでしょうし、そういうコーチングをして成功してる人もいますから。
ただ、人生で一生涯同じ人から指導されるのかというと、そんなことはほぼありえませんよね。
いつか必ず「お前はダメだ」と言われるときがあるし、間接的にそのことを理解せざるをえないときがきます。
であれば、今まで”Good Job”を浴びて生きてきた人と、「お前はダメだ」と言われて生きてきた人とでは、成長性にも忍耐性にも圧倒的な差が出るでしょうね。
大人が腐ってる
日々、仕事の問い合わせをいただくのですが、物理的なことに関しては良いところは良いと言いますし、問題点は問題点として指摘します。
もしかすると、過剰評価もしてるのかもしれません。
が、仕事への姿勢やビジネスに対する本気度に関してはキレイゴトはいっさい言いませんし、妥協もしません。
ただ、そういった部分を指摘したときに、すぐ”スネる人”がかなり多いということに驚かされます。
しかも、ほとんどの人が僕なんかよりも年上なんですよ。
こういう人は「Good Job(上出来だ)」と言われて、今まで笑顔で生きてきたんだろうなと思います。
そんな大人が部下を育てる、先生が生徒を育てる、親が子供を教育すると考えると、将来が恐ろしいですね。
将来を見ているか
その瞬間の苦しみから開放してあげるのには、ポジティブで前向きな言葉は有効かもしれません。
しかし、その人の将来を真剣に考えた場合、”Good Job”や”ありのまま”は良い言葉でなんでしょうか?
大阪では、大阪都構想の賛成波と反対派の動きが、5月17日の住民投票の日に向けて日々活発化してます。
「よくわからない人はとりあえず反対しといて」
とか言ってる、大阪人をなめてるアホ政党もいます。これこそ、まさに目先のことだけしか見てない例です。
変化には痛みが伴いますし、不具合も起こりえますし、想定外のことも起こります。
しかし、将来のことを考えた時、このままでいいのか、リスクを承知の上で変化を受け入れるのかは、もはや迷う理由はないと思います。
人も会社も国も、”ありのまま”は衰退を意味します。”ありのままのあなた”でいい理由なんてありません。
あなたは「Good Job(上出来だ)」と言ってませんか?
自分にも相手にも。
そこに自分への責任、相手への責任はありますか?