こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
いやぁ、ホリエモンの影響力ってスゴイですね。
本やネットでこういった発信をするもんですから、Twitterのタイムラインを見ていると、こういった思考停止している人で溢れかえっています。
@tabbata 電話と現金って、非効率化の権化なのに未だに主流である点が一致します。
電話を架けまくる人、カードや電子マネーを利用せずに、何でも現金決済の人って、共通な点が多いです。非効率と前例主義です。— sana0219 (@sana021902) 2017年7月16日
@tabbata 電話って、メールやLINEがない時代のコミュニケーションツール、もう時代錯誤なツールなんです。社会全体が効率化を重視する時代なのに、電話連絡する事が完全に時代に逆行しているんです。電話って非効率化の権化。会社も電話応対研修やるなら、LINE研修した方が絶対にいい
— sana0219 (@sana021902) 2017年7月16日
いやいや、ホリエモンがキャラを強化するためのポジショントークだっつーの(笑)
洗脳されすぎですよ。
・スケージュール管理は手帳かデジタルガジェットか
・紙の本か電子書籍か
・ブログはPCで書くかスマホで書くか
みたいな個人タスクであれば、自分のやりやすいようにやって、それが良かったのであれば勝手に主張すれば良いです。
まぁ、周りの影響を受けて、何もかも最新が良いと思い込んで、仕事の能率が悪くなっている意識高い系の人はよくいますが。
僕の場合、スケジュール管理はクラウド、本は紙で読む、ブログを書くのはPC、移動中に下書きをするときはメモアプリ、マインドマップやブレインダンプは手書き、みたいな感じで新旧織り交ぜて使っています。
使わず嫌いとかは一切なくて、使ってみて能率が悪くなったらやめるといったことを繰り返し、今はこれで落ち着いているという感じですね。
話が少しずれましたが、一方で、電話やメール、金銭のやりとりにはコミュニケーションが発生します。
1人では完結しません。
なので、こっちがどんなツールを使おうが、効率が良いか悪いかは相手の状況によって変わるということです。
電話よりもLINE?
ビジネスにおいて、アポなしの電話とかは完全に迷惑です。
が、電話というツールを使うことが効率悪いかというと、それはまた違うわけで。
例えば、僕はクライアントとのコンサルのルールとして、
・YES/NOで済むような内容に関してはLINEかメッセンジャー
・データとして残すべき重要な内容に関してはメール
・複数回のやりとりが発生する場合は電話かSkype
というふうに決めています。
効率化という視点において、会話できた方が圧倒的に効率が良いことが頻繁にあるからです。
それはコンサルティングビジネスという特性上もありますが、相手によって理解能力や文章スキルは基本バラバラなので、それに合わせてコミュニケーションツールを変える必要があるんですね。
さすがにFAXを使うことはありませんが、必要であれば使うこともあるかもしれません。
・文字で理解できる人
・音声で理解できる人
・ビジュアルで理解できる人
など、相手の状況は様々です。
LINEだけで全て解決しようと思ったら、それができる相手を選ばなくてはいけないし、自分自身もそれだけで伝えられる能力も必要になります。
今の段階では、そこまでスクリーニングしてまでクライアントを厳選しようと思っていませんし、僕自身がLINEで完結させるビジネスモデルを確立しようとも思っていないので。
まぁ、さすがに、「PC使えません」とかは無理ですが。
効率良く収益を得るビジネスモデルやプラットフォームはすでにあるので、人間臭いやりとりもすることで「仕事の楽しさ」のバランスを取っているというのもありますしね。
また、このようにルール決めをしているのにはもう1つ理由があります。
それは何かと言うと、LINEやFacebookといった他者にアカウント管理されているツールというのは、いつ消えてもおかしくない状況にあるということです。
ということは、重要なLINE上やFacebook上で行うというのはリスクを伴います。
公序良俗や規約に反する発信ややりとりをしてアカウントを凍結されるということもあれば、今ではアカウントが乗っ取られるということも頻繁にありますよね。
Facebookで「携帯が壊れてしまいLINEが通じません…」「アカウントを乗っ取られてしまいまして…」みたいな発信をしている人いますよね?
一定期間連絡が取れなくて、事後報告で「いやぁ、携帯が壊れてまして…」と平気で言ってくる人もごく稀にいます。
友達であれば「心配したよ〜」で済む話ですが、ビジネスで考えた場合、非常に迷惑ですし非効率です。
こうなってしまっては本末転倒です。
LINE主義だろうが電話主義だろうが、バランス感覚と臨機応変さが重要なんですよ。
LINEはタブレットやPCでも見れるようにしておくとか、「こういう場合は電話連絡をください」とか、有事でもちゃんと連絡を取れるようにしておくということが最終的な効率化につながります。
現金よりもクレジットカード?
これに関しても同じですね。
僕はクレジットカード派ですし、この数年、銀行口座から現金を下ろすという行為すらしていません。
飲食店に行っても、クレジットカードが使えなければよほど行く理由がなければ二度と行くことはありません。
が、現金は持ち歩いています。
連絡ツール同様、お金のやりとりも相手(お店)の状況ありきですし、まだまだ現金しか使えないお店は多いです。
また、食事会で割り勘の場合は「1人5000円ね〜!」と現金で集めるでしょうし、友達が財布を落として、家に帰るのに10000円貸してと言われたらクレジットカードを渡すわけにもいきません。
不正利用されて突然カードが止められるなんてこともあるわけじゃないですか。
高須クリニックの高須先生なんて、ポケモンGOでの課金をクレジットカードで決済した際、普段と比較して利用額があまりにも少なすぎて、誰かに不正利用されていると思われてカード止められたらしいですよ(笑)
そんなこともあるくらいなので。
時代の流れがこうだから、あのエライさんがこう言っているから、という理由で「こうすることが効率が良い」と思い込んでいませんか?
それ自体が非効率ですよ。
あなたの環境や、相手にしたいお客さん、ビジネスパートナー、使っている物理的なツール、有事のバックアップ体制などをしっかり把握した上で、「これは非効率だ」と切り捨てるのではなく、
「これは非効率だけど、こういう時には有効だからこの時だけは使えるようにしておこう」
という多角的かつ柔軟性を持っておくことこそが真の効率化です。