こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
今回は起業ネタですが、すでにビジネスをしている人が新規事業を立ち上げる際も同じ考えが適用できるのでぜひ参考にしてください。
会社に縛られて奴隷人生を選ぶ人が多い中、自由なお金や自由な時間を手にいれるために、心機一転起業をする人は多いです。
まぁ、いきなり、大量の在庫や人を抱えたり、店舗やオフィスを構えたりしない限り、特にリスクなんて無いので、やらない理由はないんですが。
ダメならサラリーマンに戻れば良いだけだし、そもそもサラリーマンを辞めて背水の陣で臨む必要もないわけで。
それなりに儲かってきて、安定したら会社を辞めれば良いだけです。
1000万円程度の貯金があれば、会社を辞めても少しの間は食べていけるので、サクッっと辞めてストレス環境から抜け出し、24時間365日自分のビジネスに集中すれば、成果までの時間はかなり短縮できますけどね。
とは言え、1000万円が貯まるまで社畜を続けるというのもアホらしいしので、今回は、半年もあれば会社に勤めながらでも、安全にサラリーマンの給料は超えられますよ、という話を。
スタート地点で間違っている
起業してビジネスを始める時、ほとんどの人が1つだけの事業で収益を得ようとします。
「この商品をがんばって売って、月収100万円を目指すぞ!」
みたいな感じで。
100万円と言わずとも、「まずは”コレ”でサラリーマンの給料(30万円程度)まで稼げるようになるぞ」ってなカンジでスタートするわけです。
このスタートアップの考え方の時点で間違っているんですね。
なぜなら、その商品が売れなかったら終わりなので、諦めるまでのステップが1ステップしかないんですよ。
しかも、最初は上手くいったとしても、永久に上手くいくビジネスなんて無いので、1つの事業だけではいつか終わりが来ます。
スーパーマリオで言うと、残り1個の命で最初のステージから最終ステージまでクリアしようとしているようなもんです。
「既存のビジネスが危うくなったら、新しいビジネスを始めれば良いだけじゃん」
って思うかもしれませんが、危うくなって、もしくはポシャってから動き始めてから新しいビジネスを始めて、上手くいっている人をほとんど見たことがありません。
そういった人の行く末は、大抵、バイトしないといけなくなったり、再就職しないといけなくなったり。
起業しているにもかかわらず、嫁の稼ぎがないと生活できなかったり。
社会貢献どころか家族も養えてないのに、ドヤ顔で「自営業やっています」とか言っているわけです。
で、1つのビジネスしかやっていない人が、調子悪くなった時に浮上することがほとんどないのは至極当然のことで、「ヤバい」と思っても既存のビジネスが唯一の食いぶちなので、簡単に捨てることができない上に、そこにすがるしかないので「忙しいけど儲からない」という悪循環に向かうだけになるからです。
また、運良く時間や資金を確保できたとしても、「撤退」や「倒産」がチラついていて冷静な判断ができなくなっている状態なので、そんな状態で新規事業を立ち上げたところで上手くいくはずもなく。
普通の考えで30万円を稼ぐには
1つの事業で30万円を稼ぐことを考えた場合、例えばコンサルタントで考えてみましょう。
コンサルタントの場合は経費はほぼかからないので、「売上=収入」となるわけですが、30万円を稼ぐといってもいくつものパターンが考えられます。
・1回30万円のコンサルを1件こなす
・1回15万円のコンサルを2件こなす
・1回2万円のコンサルを15件こなす
などなど、サービス内容や単価によって労力は大きく変わりますし、期間契約となるともっと話は変わってきます。
月額30万円のコンサルの6ヶ月契約となると、半年間は集客活動をしなくても毎月30万円の収益は確定することになります。
ただ、起業したててで、1つの事業で30万円の収益を得続けるというのは、簡単なことではありません。
毎月、それなりのお金を払ってくれる新規客を集め続けるというのは大変ですし、リピーターを満足させる商品をリリースし続けなければならないですし、途中で契約解除されるかもしれませんし、市場規模が縮小していく可能性もあるわけですから。
しかし、3つの事業で30万円を稼ぐと考えるとかなり安心感は増しますし、収益は安定するんですね。
安全かつ最短で30万円を稼ぐには
コンサルタントが3つの事業で30万円を稼ぐ場合、例えばどんな方法があるかというと、ほとんどの人が集客のためにブログで情報発信をしていると思うので、
・ブログの広告収入で10万円
・アフィリエイトで10万円
・コンサルティングで10万円
といったプロフィット・ミックス(利益の分散方法)が考えられます。
アフィリエイトじゃなくても、コンテンツの販売やnoteの発信で10万円を稼ぐのでも良いですし、有料メルマガやオンラインサロンでも良いでしょう。
それぞれ自分のビジネスと関連する別の事業で10万円ずつ稼ぐと考えた場合、ハードルの高さは感じないですよね?
しかも、もっと言うと、これらは相互に関連し合っているので、伸び率は違うものの、どれかが伸びれば他も伸びるんですね。
ブログの広告収入が増えるということはPV数が増えているとうことなので、アクセスの流入が増えればアフィリエイト報酬やコンサル契約も増えます。
コンテンツが売れるということは情報の信用度が上がっているということなので、それもコンサル契約につながります。
さらに言うと、ブログの広告収入、アフィリエイト報酬、コンテンツ販売の実績ができると、それを教えることができるので、コンサル内容や価格をアップグレードできたり、新しいコンサル事業をつくることができたりします。
全くの別事業であれば話は変わりますが、こういった関連性のある事業を複数運営する場合は、どれか1つだけが伸び続けるとうことがあまり無いんですね。
どれかが伸びれば他の事業も伸びていきます。
なので、収益が増えていく時は、5万円、10万円とちょろちょろ増えていくんではなく、一気に30万円、50万円とアップするんです。
そうすると、月収100万円なんてあっというまですし、そもそも100万円すら稼げなければ起業する意味なんてないですし、市場価値、社会的価値もありません。
かと言って、1つの事業がポシャったら他の事業も雪崩式にポシャるということはなく。
ビジネスモデルは関連はしていますが、マネタイズ方法は関連していないので、それぞれが干渉し合うことがありません。
ただ、関連する事業だからといって、セット売りとかを始めしまうと、プロフィット・ミックスの意味が無くなるので要注意です。
マネタイズの方法は変える、キャッシュポイントをずらすということは忘れずに。
もちろん、法に関わるような不祥事を起こせば発信者であるあなたの信用が無くなるので、その際の撤退は避けられませんが、広告収入やアフィリエイト報酬は「誰が発信しているか」は重要ではないので、専用サイトを立ち上げて名前等を公開しなければリスクを避けることはできます。
ここでのコツは、3つの事業のうち、上手くいっているものに注力するということですね。
そうすることで他の事業の収益を効率良く増やすことができますし、上手くいっているということはある程度仕組み化できているか、仕組み化することが容易な段階に来ているので、4つめ、5つめとさらに事業を増やしていくことができます。
まとめ
ということで、安全かつ最短でサラリーマン並みの給料を稼ぎ、かつ継続的に収益を増やして月収100万円程度までは6ヶ月〜1年あればいける、と言う方法論をまとめておくと
・サラリーマンをしながら起業する
・関連する3つの事業を同時に走らせる
・3つの事業のマネタイズ方法は変える
・3つのうち上手くいっている事業に注力する
・早めに仕組み化してさらに事業を増やす
という感じですね。
注意点として、3つ全ての事業が上手くいくとは限りません。
市場のニーズと合致していなければ、停滞したり、右肩下がりになっていくこともあるので、その際は、「ムダな時間や資金を奪われる」という点で、他の関連する事業のパフォーマンスが落ちることも視野に入れて、撤退、つまり「事業の捨て際」の基準を明確に決めておきましょう。
・年間平均で利益が100万円出なければ辞める
・半年で時給1万円すら創出できなければ辞める
といった自分なりの撤退基準を決めていると良いでしょう。
あと、サラリーマンをしながら起業するからといって、「副業」と意識では取り組まず、本業以外の時間は全てビジネスに費やす「複業」という意識を持った方が良いです。
副(2番目)という意識で取り組むと、結局自分のビジネスは後回しになって、もれなく社畜を継続することになります。
PS
会社の規定で副業ができないという人がいますが、副業バレするのは儲かってきて自分で喋ってしまうというのがほとんどです。
また、収入が増えることで納税額が増えるので、それでバレると言う人もいますが、家族や信用できる人などを社長にして会社を立ち上げて、自分の所得が1円も増えないようにすれば済む話です。
後から何とでもできますし、節税(経費精算)もできるようになるので、メリットだらけですよ。
チャレンジしない言い訳はもうやめましょう。