イケダハヤト

起業

時代は差別化なんてイラナイ世界に突入している

このブログでは、マーケティングやコンサルに関するノウハウを主に書いているんですが、たまにはオピニオンが強め&超抽象度の高い記事でも書こうかなと。

最終的にはノウハウにつながってくと思いますし。

なので、前半部分は何かしらの感情を使いつつも“のほほん”と読んでいただいて、ノウハウ部分も知りたいなと思った人は後半も読み進めていただければなと思います。
 

まずはこれまでの時代の流れを振り返っていき、今どこにいて、これからどこに向かっていくのかという話をしていきます。

ポジショントークや妄想ではなく、事実としてそういう流れになっているということですね。

脱社畜が流行っていた頃

イケダヤハトの「まだ東京で消耗してるの?」に代表されるように、サラリーマンを真っ向から否定したコンセプト、例えば「脱社畜」など、脱サラによる起業ブームがありました。

まぁ、その前から「 PC1台で稼ぐ」や「脱サラして自由に」といったコンセプトの教材やサービスはありましたが、彼らはクローズドの世界でコソコソと悪いことをしていたので、公にはあまり認知されていなかったんですよね。

いわゆる情報商材屋やそのプロモーターと呼ばれる人たちですね。

情弱層をターゲットに主に広告で集客し、アフィリエイターに教材を売らせ、リストを集めて瞬間風速的に稼ぐという手法だったので。

あるいは、オプトインアフィリエイトやセミナー講師の首の挿げ替えなど、手法は多岐に渡りますが、今回の記事では言及しません。

Facebook広告やインスタの広告ではいまだにそっち系の広告も見かけますが、 Google広告ではほとんどなくなり、逆にYouTubeでの広告が増えていっていますね。
 

それに比べて、イケダヤハトやその一派はブログとTwitterが主戦場(結局、情報商材や自称マーケター、なんちゃってコンサルタントなどと玉石混合状態になっているみたいですが)だったので、公に認知され短期間で一気に信者も増えました。

今もあの手この手(今は仮想通貨やNFTかな?)で信者集めには熱心のようで、いろんな同類の連中と絡みながら今も根強く情弱ビジネスは続けているのかもしれません。

スーパーサラリーマンの人気

そんな中、田端信太郎や箕輪厚介のような「スーパーサラリーマン枠」の方がウケが良くなり、彼らのような生き方を目指す「サラリーマン+副業」の人気が今も根強く続いています。

これも「会社員兼ブロガー(アフィリエイター)」という枠は以前からありましたが、月額制、安価で著名人の影響力を利用できるオンラインサロンのブームで一気に火がついた感じですね。

ネットビジネスのノウハウよりも、何者でもない者が手っ取り早く稼げそうな影響力(フォロワー数や発信力)を求めるようになったわけです。
 

実際はというと、一部の悪才を持つ人を除いて、ただの錯覚資産としてのフォロワーと劣化コピー発言のオンパレードで、ご存知の通りTwitterには見るに耐えない世界が広がっています。

その他で言うと、スピリチュアル色の強いキラキラ起業女子や自己啓発系のセミナーや講座も流行りましたし、その流れを組んでいる一派はいろいろと存在しますが、まぁ、この辺はもう良いでしょう…w

そのあとはと言うと、かつての情報商材屋がTwitterの旨味を知ってガンガン参入しては消えていくの繰り返しで、その次はYouTubeに巣窟が…という感じですね。

広がり続ける表現と集客の場

という流れを見てもわかるように、ここに来て稼ぐことの難易度の低さはピークなんじゃないかなと思います。

経歴詐称や収入盛り盛りなど、悪どいことやアンモラルなことをすれば、誰でもすぐに簡単に稼げますよというアホみたいな話ではなくてね。

まぁ、過去に詐欺で捕まった人でも素性を隠してフォロワーを集めて情報商材やコンサルを売れば稼げてしまえるわけですし、何なら影響力が大きければ素性を明かしても刑務所から出てすぐに稼げてしまうわけですが。
 

なぜそういうことができるのかというと、ブログやYouTube、Twitter、 Instagram、TikTokなど自分(や自分のビジネス、商品、サービス)を表現する場が多岐に渡りますし、それ自体の集客機能も強力だからです。

なので、犯罪者が稼げてしまうような世界で、真っ当な人が稼げないことがもはや不思議だという話。
 

月収200〜300万円を誰でも稼げるとは言いませんが、サラリーマンくらいの収入(30〜100万円)であれば、真っ当なビジネスで問題なく稼げると思います。

で、少し前までは「起業は甘くない」だとか「死ぬほど働け」だとか、とにかく最初は死ぬほど働かなければ稼げないという価値観が普通でしたし、僕もどちらかというとそっち側の考えでしたが、今はもうそんな時代ではなくなってきているんですよね。

起業のしやすさと失敗のしやすさ

今の時代における「起業のしやすさや「稼ぎやすさ」というのが何なのかというと、それは「失敗のしやすさ」に尽きるんですよね。

もちろん、いきなり店を構えるとかはリスクでしかありませんが、ネットで完結できるプロセスを踏めばリスクがないわけです。

コロナの流行によって、今まで店舗がなければできなかった、オフラインでしか成り立たなかったビジネスも、発想の転換、やり方次第でオンラインで完結するということが次々と判明してきたわけですし。

これからますます失敗しやすくなるでしょうし、失敗は単なる経験でしかなくなるんですよね。
 

で、失敗を経験すればするほど、失敗への道は閉ざされるので、失敗し続けること自体が難しくなります。

ダーツで100回投げて1回も真ん中に刺さらない自信ありますか?

最低限「枠外に刺さない」ということを学んで実践していれば、狙わなくても何回かは刺さっちゃうと思うんですが、そのくらい今のビジネスプロセスは難易度が低いです。
 

ただ、継続できるかどうかはまた別の話なので、最後に継続のために必要な要素をお伝えしますが、これも実は難易度は高くないんですよね。

なぜなら、起業家やフリーランスが増え過ぎただけではなく、彼らはみな同じ媒体を使って表現や集客をしようとしているからです。

マトモであれば差別化イラナイ

Twitterでも書いたんですが、ヤバい人が増え過ぎているで、下記のような内容に気をつけてまともに商売をしていれば、そこそこは稼ぎ続けられるということです。

もちろん、今までもヤバい連中は一定数いたんですが、冒頭でも少し話した通り、昔はみんなコソコソやっていたんですよ。

それが今は光が当たる場所に一斉に湧いて出てきた、つまり、起業家やフリーランスの分母は増えたんですが、その分ヤバイ人もめちゃくちゃ目立つようになったわけです。
 

もちろん、ヤバいと言ってもスキルの高い詐欺師もいて、そういった連中のヤバさに気付ける人は少く、騙される人が後を絶たないのが実情です。

騙されるというか、詐欺師の片棒を担いでいるとわかっていながら突き進む人もいつんですが、稼いでいる詐欺は、ある意味カリスマや特殊能力があるからできることであり、普通の人が詐欺師に教わったことを同じようにやろうしても無理なんですね。

なので、結局ヤバい人に騙されたヤバい人が蔓延していき、一番ヤバい人が炙り出され、よほど情弱でもない限り多くの人はヤバい人をちゃんと認識できるようになるんです。
 

だから、当たり前のことをしっかり誠実にさえやっていれば、賢い良いお客さんだけが集まってくれるということです。

突拍子もないコンセプトを打ち出す必要もなければ、差別化に頭を抱える必要も必要もなく、ましてや不自然な影響力を集める必要もありません。

もう少し細かく言えばこんな感じですかね。

❶ キャラや世界観を作る ▶︎ どんな人間(人格)かを知ってもらう
❷ スキルやコンテンツを磨く ▶︎ 常にお客さんのニーズに寄り添う
❸ 誠実である ▶︎ 人として当たり前の約束を果たす
❹ コミュニティを持つ ▶︎ 臨機応変を目的とたチーム作りをする
❺ 信用できる仲間を持つ ▶︎ 監視の必要がない人と仕事をする
❻ 仕事につながる趣味を持つ ▶︎ 楽しみの延長線上にマネタイズをする
❼ デブにならない ▶︎ 健康維持とストイックさを見せる

この7つに関する想い、プロセス(取り組み)、成果、価値観、仲間の紹介などを情報発信に組み込むと効果的ですよ。

当たり前のことをしっかりとして、“そこそこ”稼ぎ、“目一杯”人生を楽しみ続けましょう。

大事なのは一瞬だけがんばって燃え尽きることではなく、何でも“そこそこ”で良いので「続けること」「見せ続けること」で、結果としてそれが最大の差別化になります。


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