こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
これね、アホなメディアのせいですよ。
誰でもできる仕事だから単価は残念ながら上がらない
RT @takinobori0420: 介護士の給与を上げるべきだと思いますがどう思いますか?代えのきかないプロフェッショナルな仕事ですよ。— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2016年8月12日
メディアって、介護ネタに関しては事故とか事件とか業界の闇とかネガティブな情報しか流さないじゃないですか。
テレビとかネットで介護の明るいニュースって見たことありますか?
ないですよね。
「妻に早く死んでほしかった」という理由の陰惨な殺人事件はガンガン報道しますが、「介護の時間が幸せだった」という報道なんか全然しないわけです。
まぁ、ニュースってそういうもんですけど。
平和や幸せで溢れかえるニュース番組なんか誰も見ません。
誰かが苦しんでいる情報が載っていなければFRYDAYや週刊文春は売れません。
そんなネガティヴな情報に群がってあーだこーだ言ってても何も変わらないですよ、という話です。
悲劇のヒロインを演じる介護職員たち
ただでさえ世間に向けてメディアがネガティヴな情報ばかり垂れ流しているのに、業界で働く人たちまで
「仕事大変なんですよ」
「厳しい業界です」
「誰にでもできる仕事ではありません」
とかばっかり言ってたら、どこの誰が介護業界に未来を感じるんですか?
マクドナルドが不祥事を起こして、モスバーガーやロッテリアが
「いや〜、ファーストフード業界厳しいです」
って発信してたら誰もハンバーガーなんか食べなくなりますよね。
追い風をどう受け止めてヨットを前に進めるかが重要なことのに、安月給で過酷な労働をしていることに酔っている悲劇のヒロイン演じている人ばっかりなんです。
僕も介護業界で働いていたことがあるんですが、そういう人たちがめちゃくちゃ多いです。
マーケティング意識を持つことはある意味正解
介護職員自身がマーケティングの知識や利益を上げるための意識を持とうという内容でブログを書いている人がいました。
自分自身の知識レベルを上げていくことやスキルを磨いていくことは大事です。
利用者目線で考えることも、もちろん大事です。
ただ、それがマーケティングかと言われるとちょっとズレているんですね。
個人の給料アップには繋がるかもしれませんが、業界の底上げであったり人材不足の解消にはつながりません。
じゃぁ、何をすべきか?
ポジティブな情報を発信する
業界のポジティブな情報発信していかないとメディアに潰されるんです。
で、「ポジティブな情報発信」というのは決してキレイゴトという意味ではなく、ネガティヴな情報や業界の闇も踏まえた上でそれを凌駕する仕事の素晴らしさやそこで働く人の真剣な想いを伝えるということです。
高齢者介護であれば、
残りの人生も自分らしく生きてもらうための関わり方や寄り添い方、取り組み、人の残り少ない最後の人生に真剣に向き合うかけがえなのない仕事であること
こういったことがほとんど伝わっていないから「キツいだけで誰にでもできる仕事内容」とか言われるんですよ。
あなたが世間に知らしめること
こういったことは他の業界でも変わりません。
自分の目先の給料を上げるだけであれば自分の知識やスキルを上げていれば良いです。
最初はそれでも良いかもしれません。
まずは自分が幸せになることも大事ですから。
ですが、業界で働く人やお客さんを底から幸せにしたいと思っているのであれば、業界の素晴らしさやそこで働く人の想い、そこ関わるお客さんに約束できる景色などをガンガン伝えていかなければなりません。
そして、伝えるだけではなく、行動して実際に景色を作らなければなりません。
美容師しかり、アパレル業界しかり、人手不足や低賃金といったネガティヴな情報をアホなメディアやブロガーがこれからももガンガン発信し続けます。
しかも、まともな代替案をいっさい示さずに。
あなたがこれから本当に伝えるべきことは、何だと思いますか?
業界の大変さでしょうか?
頑張ってるアピールでしょうか?
高いプライドアピールでしょうか?
それらも大事なことだとは思いますが、それだけじゃないですよね。
そのもう1歩先です。
「だから、私はこういう想いとこういう方法でお客さんを幸せにしたいんだ」
「だから、私はこういう想いとこういう方法で働く人を幸せにできるんだ」
ということです。
ぜひ、これからもっと世間に知らしめてください。
僕も、批判されようが、嫌われようがコンサル業界のことを知らしめていきますから。
何かを守ったり変えるためには、アホにはアホと言ってきちっと攻撃しますしホリエモンだろうがビルゲイツだろうがおかしいものはおかしいと発信していきます。