企画術

マーケティング

素敵な企画の正しいパクリ方

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

誰かやっている素敵な企画を目にしたとき、「ああ、自分もこんな企画してみたいな」とか思うじゃないですか。

でも自分がやったとしても同じように上手くいくかどうかわからないし…と諦めモードになってしまう人が多いと思うんですよね。

今回はそんな人のために、「なぜこの企画は上手くいっているのか?」という他人の企画の分析の仕方と、いざ自分が企画を打つときの注意点についてお伝えしようと思います。

企画に対する3つの視点

いちお客さんとしてであれば、単純にその企画が楽しいかどうか、お得かどうかといった視点で見るわけですが、僕らのような企画を打つ側の人間はそれだけではダメなんですね。

① 企画の内容がイケてるかどうか
② 企画の仕組みがイケてるかどうか
③ 企画の内容と仕組みが噛み合っているかどうか

という3つの視点で見ていかなければなりません。
 

まぁ、言い換えれば

① お客さんとして見る
② 評論家として見る
③ 両視点で冷静に見る

ということなんですが、見ていく順番とそれぞれのフェーズで何を考えてどう見るべきなのかというポイントについて解説していきますね。

① 企画の内容がイケてるかどうか

これは上記でも書いた通り「お客さんとして見る」ということなんですが、ビジネスを回すこと自体に慣れてくると「お客さんとして体験する」ということを疎かにしがちになるんですね。

つまり、実際に体験して「感じてみる」ということをせず、経験則から「これはこういうことだな」と決めつけてしまうわけですが、これは典型的なダメなパターンで。
 

企画をパクる基本中の基本として、お客さんとして体験する、お客さんの目線や気持ちを理解するということは必須です。

僕は普段から、マーケティングとは「相互理解」だと言っているわけですが、まさにお客さんの気持ちを理解するためのアプローチですね。

実際、楽しいのか、メリットは感じられるのか、他の参加者はどんな人なのか、不便は無いのか…と言ったことを生身の身体で体験するということです。

② 企画の仕組みがイケてるかどうか

次に評論家の目線で見るわけですが、ここで一歩引いて

なぜこんなに楽しいのか
なぜこんなに盛り上がるのか
なぜこんなに共感できるのか

を紐解いていきます。

例えば、この企画を紐解くとこんな感じになります。

で、お客さんとしての体験をすっ飛ばしてこのフェーズだけをやってもダメです。

マーケターもコンサルタントもわかった気になったら終わりで、そんな頭でっかちから生まれるアイデアなんてたかが知れてますし、とてもじゃないですがそんな企画ではお客さんにワクワクを提供できません。
 

なので、順番としてはこの通り、まずは自分が体験してワクワクしたものに関してだけ「何がそうさせるのか」をじっくり考えるために、この「② 企画の仕組みがイケてるかどうか」というフェーズに進んで行きます。

ワクワクしなかったもの、共感できなかったもの、楽しくなかったものは、そもそも参考にならないので分析する必要はありません。

その場合、仕組みの中に人の心を動かすトリガーが設置されていないということになるので。
 

もちろん、イケてない企画内容だったとしても反面教師にはなりますが、そんな企画を分析するくらいであれば、同じ時間を使ってイケてる企画内容を分析する方が圧倒的に価値があります。

まだ自分なりの基準が無ければnoteに書いてあるチェック項目に沿ってでも良いので、何がトリガーになっているかをチェックしてみてください。

③ 企画の内容と仕組みが噛み合っているかどうか

企画やの内容やコンセプトが良ければ大抵上手くいくんですが、タイミングやどんなツールを使うのかによっても成功具合は大きく変わってきます。

それが「企画の内容と仕組みが噛み合っているかどうか」なんですね。
 

例えば、「この内容はTwitterじゃなくてYouTubeでしょ」とか、「クラファンじゃなくてnoteの寄付(サポート)機能を使った方が良いんじゃないか」といったことですね。

もちろん、ツールが先に決まっていて、それに企画内容を合わせていくという別の切り口からの逆算でもOKです。
 

で、このフェーズはお客さん目線になりすぎてもダメですし、評論家目線になりすぎてもダメです。

イメージとしては左目で見ていた企画の内容と、右目で見ていた企画の仕組みを、今度は両目で見て良い感じになるようにすり合わせていくという感じですね

これらのピントがずれていると、それは企画としてまだ世に出すべき状態ではないということになります。
 

例えば、「〇〇を救いたい!」という企画内容なのに、主催者の懐に必要以上の収益が入るような仕組みになっていたら、お客さんからしたら「いやいやいや」となりますよね。

極端な例ですが、わかりやすく言うとそういうことで、自分が今考えている企画は筋が通っているのかどうかを、何度かシミュレーションした上で公開するようにしましょう。
 

良い企画というのは、実際に自分が体験しなければわからないことや見えないものがあり、それこそが成功の鍵だったりするので、外から見たものだけを評論家、専門家気取りでパクるのはやめましょう。

それをやってしまうと大抵失敗します。

企画だけではなく、商品やサービスも同じで、実際に購入してリバースエンジニアリングしてこそ精度高く、かつオリジナリティを含めた状態ででパクれますからね。


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