どうも、服部(@FACTDEAL)です。
質問でよく聞かれるのが目標設定についてなんですが、これはビジネス初心者だけではなく経営者からも聞かれます。
感覚的にゴリゴリ成果を出してきた人ほど、新しい目標をキチッと掲げて取り組むことに億劫になったり面倒くさくなったりするものなので、「これが基本です」という大枠の話をするだけでもけっこう喜ばれるんですよね。
で、こういった話をするとき、あまり具体的にせず「大枠」という抽象度の高い話をするんですが、それにも理由がありまして。
今の時代は流れが早いので、あまり長期で細かく目標設定をしても、早々に挫折したり、フットワークが重くなったりするだけなんですね。
もちろん、長期は長期で見据えないといけない部分はあるんですが、何でもかんでも「長い目で見たら…」ばかり言っていると、どんどん置いていかれることになります。
短期的な目標を達成できない言い訳として、「長期的に見れば上手くいっている」と言う人がいますが、そろそろそうやって逃げるやめましょう。
ということで、今回はあえて短期の目標の話を。
結局は、短期目標を達成することの積み重ねが、長期を見据えた結果に影響を与えるわけですからね。
チャレンジしてはいけない
目標達成、未達を大きく分けるポイントは「何を前提に目標を立てているか」なんですね。
これによって、目標達成率は大きく変わるんですが、それは何かと言うと
必達の目標なのか
チャレンジの目標なのか
という、目標の前提をちゃんと明確にしてから設定するということです。
これをごちゃ混ぜにして考えている人が多くて、「そんなよくわからない目業、そりゃ達成できないよな」ってなります。
どういうことかと言うと、前者の「必達の目標」に関しては、読んで字のごとく「必ず達成しなければならないもの」「達成できなければ話にならないもの」だということですね。
そして、後者の「チャレンジの目標」ですが、これは何かと言うと、簡単に言うと「生きがいになるようなもの」です。
要は「叶うかどうかわからないけど、目標を掲げていること自体が生きがいやモチベーションになるもの」で、「いつか叶ったら良いな」とか「これを夢見てがんばろう」みたいな感じの、至極抽象度の高い目標です。
で、もちろん両方の目標があると良いんですが、後者はお守りのようなものなので、「がんばれそう」とか「考えたらワクワクするな」みたいな抽象的なものでOK。
なので、外的要因を多く含むものでもかまいません。
短期の目標において大事なのは、言うまでもなく、しっかりと設定して取り組むべきは、前者の「必達の目標」で、これに関しては「いつか達成できたら良いな」といったものではなく、「絶対に達成しなければならない」ものということになります。
よく、「バカげた目標を掲げよう!」みたいなことを言われますが、1ヶ月先の小さな目標も達成できない状態の人にとっては無意味です。
バカげた目標は、あくまで「チャレンジ」として添えておくものだと考えてください。
目標達成3つのポイント
ここからが本題になるわけですが、「必達の目標」を達成のために意識することは「3」という数字で、具体的に言うと
❶ 3つ目標を設定する
❷ 3段階に分けて考える
❸ 3回やって無理なら諦める
です。
さらに付け加える場合は、納期を「3ヶ月」にすること、師匠は「3人」だけにすること、一日「3時間」は超集中することなど、やるべきことをとにかくわかりやすくシンプルにするために「3」を基準にします。
プロセスやルールを複雑にすればするほど目標は達成しづらくなるので。
ビジネスは「目標とプロセスをシンプルに、そして行動は大量に」が基本なんだけど、真逆の人がめちゃくちゃ多い。
達成できない目標を一度にいくつも立て、プロセスも複雑化し、優先順位や重要事項を見失い、行動はごくわずか。
いつまで経っても目標を達成できない人ってこれだから気をつけて。
— 服部慎也 (@FACTDEAL) January 20, 2022
○立てる目標は1つ、多くても3つまで
○目標達成のためのプロセスも3つまで
○プロセスに対して行動を全ベットするこれだけでどんどん成果出ていくから試しにやってみてください。
行動が中途半端だと思ったプロセスを減らす。それでもダメなら目標を減らす、を基本に。
— 服部慎也 (@FACTDEAL) January 21, 2022
❶ 3つ目標を設定する
まず1つめですが、3つ目標を設定する目的は、事前にちゃんと逃げ道をつくるためです。
要は、最初から最後まで1つの目標だけを追いかけていたら、その唯一の目標がダメになったら挫折してしまうので、そうならないようにということですね。
もちろん、目標Aがダメだから次は目標B…と進めるのではなく、3つは同時進行で、途中で力の入れどころは変えても良いので、とりあえずは最後までやり遂げます。
目標A:物販事業で50万円/月
目標B:アフィリエイト事業でで50万円/月
目標C:コンサル事業で100万円/月
みたいな感じで、ちゃんと定量的な目標を設定します。
ここで重要なのは、無謀な数字を立てたり「今年中に…」みたいな投げっぱなしのチャレンジ目標にするのではなく、「3ヶ月で確実に達成できそうな目標」を厳選することですね。
❷ 3段階に分けて考える
2つめは「3段階に分けて考える」なんですが、どういうことかというと、目標設定から達成まで3ステップで考えるということです。
目標を設定してから納期まで、一度も進捗確認をしなかったり、ステップがわかっていなかったり、逆にステップが多すぎると挫折率が一気に上がるからです。
あと、決めごとがないと、1つのタスクのクオリティこだわりすぎて、全然前に進めなくなってしまうからです。
なので
STEP1:ここまではOK(進捗確認)
STEP2:次はこれ(進行順序の確認)
STEP3:ここまでいけたらと次はこれ(切り替え)
という感じで3ステップを課します。
で、考える際は「目標達成 ⬅︎ ❸ ⬅︎ ❷ ⬅︎ ❶」というふうに、必ず逆算で考えるようにします。
最初はこれくらいシンプルでOKで、慣れてきたら下記のように目標達成サイクルを細分化して、より細かい修正をできるようにしていきます。
❸ 3回やって無理なら諦める
最後ですが、「必ず達成できること」「達成しなかれば話にならないこと」を目標にしているわけなので、「達成して当たり前」なんですね。
なので、これが達成できないとなるとかなりヘコみます。
ただ、些細な原因で未達になる場合もありますし、政治 、経済、戦争、疫病、災害、その他社会問題、といった外的要因によって制約されてしまうことなどはよくあることです。
その場合は、3回まではチャレンジし、成功体験を得ることに貪欲になりましょう。
もちろん、原因がわからない場合はさっさと諦めた方が良いですが。
短期の目標というのは、とにかく目標と達成ができる経験をガンガンしなければならないので、
達成できそうな3つの目標を立てて
それぞれ3ステップのシンプルなプロセスにし
3回チャレンジすることを前提
といったハードルを下げるための工夫をすることが大事だということです。
そして、モチベーション維持ややりがいを再確認するために、チャレンジ目標や長期目標を掲げておくと。
あと、期間も大事なので「3週間」「3ヶ月」 といった、わかりやすい期間で区切って取り組んでみてください(3日は短すぎるし、3年は長すぎるのでダメです)。