どうも、服部(@FACTDEAL)です。
人生の質、あるいは幸福度というのは
誰と付き合うか
どんな場所に住むのか
何を食べるか
の3つで決まります。
もちろん、お金を稼ぐことは大事なので「いくら稼ぐか」ということも外せないんですが、ただそれもこの3要素がブレていると、なかなか定まらないんですよね。
例えば、付き合う人によって出費って変わるじゃないですか。
良いものを食べて、ブランドものを身につけて、良い車に乗って、良い所に住んで…というのがアイデンティティだと思っている人と付き合っていると、お金なんていくらあっても足りないわけです。
よく聞く話だと、ママ友も付き合う人をミスると、なかなか大変なようです。
ランチで、みんなと同じように数千円かけて同じもを食べないとハミられたりすることもあるらしいですが、アホらしいですよね。
なので、自分はどんな価値観の人と付き合いたいのか、どんな環境で人生を送りたいのか、どんな子育てをしたいのか、欲望のままに食べたいものを食べるのか、それとも心身のパフォーマンスを優先した食生活を送るのかとかが大事になるわけです。
そのために、都心部に住むのか地方に住むのか、会社員を続けるのか起業するのか、加工食品を食べるのか自炊するのかとか決めると。
選択による結果がシビアに表れるようになってきている時代だからこそ、何を選んで何に注力するのかという「選択と集中」が大事になるということです。
よく「人生においてムダなものは何もない」と言う人がいますが、ぶっちゃけこの考え方ってサンクコストに呪われているだけですよね。
まぁ「ムダだと判断してさっさと切り捨てることもムダなことではない」という、深いところまで考えられているなら良いと思うんですが、実際のところ、時間やお金をかけたからムダだったと思いたくないだけです。
そもそも「あー、あの失敗はムダじゃなかったんだな」と思えたりするのは結果論なので、現在進行中のことでなんの根拠もなく「これはムダにはならないはずだ」とか思っているのであれば、その考えはあらためた方が良いかなと思います。
じゃぁ「選択と集中」というのは、何に気をつけてやっていけば良いのかということなんですが、コツというかポイントは3つあります。
❶ 価値観を明確にする
まず1つ目は、自分の「価値観を明確にする」ということですね。
最初にも言ったように、自分がどんな人生を送りたいのかがわかっていないと、いくら稼げば良いのかもわからないし、どんな人と付き合えば良いのか、どんな場所に住むべきか、どんな食生活を送れば良いのかが決まらないので。
ちなみに、この項目の中で「食生活」という項目が浮いてるように思うかもしれないんですが、健康の基本はここですからね。
どれだけ運動しようが筋トレしようが、ここがダメだと意味がないということです。
で、ここを明確にする際のポイントは、ゴールだけではなく、日々のプロセスも含めた視点で考えるということです。
ゴールというのは、最終的にどんな形で人生を終えたいのか、あるいはそこまで行かなくても、どういった良い人生の状態を保ちたいのかを考えていただければ。
ただ、それだけを目標にすると、それを達成するために毎日が苦行になってしまったりします。
ゴールのためにひたすら苦行の毎日を送り、その状態で死んてしまったら、「あーワイの人生しんどいだけやったな」で終わっちゃいますし、そんなのイヤじゃないですか。
なので、日々のプロセスに関しても、どんな良い感じで過ごしたいのかということも大事な価値観なので、そこも明確にしてください。
逆算を思考で生きつつ、今も大事に生きるという考え方なんですが、そうすることで付き合う人、住む場所、食べるものも絞られてきます。
❷ 半分のキャパまでにする
日々のプロセス、つまり何を継続しないといけないのかが絞られてきたら、選択と集中によって取り組むことことを、自分の「半分のキャパ」までにするということです。
どういうことかというと、選択と集中と言われると、自分で選んで決めたことに全力でベットすることだと思われがちなんですが、そうすると新しいチャレンジができなくなるんですね。
キャパがパンパンになると、どうしてもチャレンジが阻害されてしまうわけなんですが、これはけっこう危険な状態で。
集中というのは、継続的に何かをするということなので、タスクとして自分の中のキャパを占領してくわけです。
ただ、キャパがMAXになってしまうと、何か新しい情報を仕入れたり、時代の変化によって急遽取り組まなければならないことが出現したときに、そこに取り組めないんですね。
そうなってしまうと、今現在集中して取り組んでることを捨てるしかなくなります。
捨てても良いレベルのものであればさっさと捨てれば良いんですが、自分の価値観を明確にして絞りに絞って取り組んでることって、そう簡単には捨てられないんですよ。
なので、最初からタスクを詰め込んでキャパMAXにせず、いつでも新しいチャレンジができるように余白を残しておくことが大事だということです。
❸ 継続期間を決める
3つ目は「継続期間を決める」ということ、つまり集中期間を決めるということですね。
そうじゃないと、さっきも言ったように、サンクコストに縛られ、自己投資をしているつもりが、時間とお金だけを消費しているという状態になりかねないので。
それこそ、継続という行動、手段が目的化してキャパが埋められてしまい、突如必要になった新しいチャレンジができないとかめっちゃアホらしいですよね。
なので、いつまでにどうするのかということをちゃんと決めておくことが大事です。
で、やることをやった上で、想定していた結果につながっていない場合はさっさと捨てましょうということです。
期間内に想定してた成果にはたどり着いてないのに、なまじ多少の成果が出てるばかりに、「継続して失敗してもムダにはならないはずだからもうちょっとがんばろう」という考え方でズルズルいっちゃう人が多いんですが、これはもうダメです。
そうならないように、期限を決めてキッパリやめるという勇気を持って取り組んでください。
ちなみに、どうしてもやめられない場合、その際にキャパが半分空いていれば、サンクコストを引きずりつつも新しいことにもチャレンジできるので、「❷ 半分のキャパまでにする」もしっかり頭に入れておいてください。
ということで、選択と集中のコツ
❶ 価値観を明確にする
❷ 半分のキャパまでにする
❸ 継続期間を決める
を、ぜひ今日から参考にしてみてください。