どうも、服部(@FACTDEAL)です。
ビジネス界隈では、「即レスは正義!」みたいな風潮がありますが、僕は決して正義なんかではなく「即レスは愛」だと思っています。
なので、昔からある即レス至上主義(仕事ができる人はみんな即レスをする!)みたいな流れに関しては、僕はけっこう批判的なんですよね。
即レスは「したいと思う人」が「してあげたいと思える人」にするものであって、相手に求めたり強要したり、そういう空気感を醸し出すものではないと思っていて。
言葉悪いですけど、即レスを求める人ってみんなけっこう頭悪いなと思います。
そこは重要じゃないやろと。
ということで、僕が即レスが重要じゃないと思う3つの理由をお伝えするので、共感していただける方はSNS等でシェアしてください。
❶ 結果で示せば良い
まず一つ目は、レスは「求められている結果で示せば良い」ということ、つまりスピードよりも質なんですよね。
そりゃ良いもの早く返すのが最高ですし、お互いにとってベストですが、それだけではなく「良いもの」と「早いこと」のバランスが重要で。
例えば、レスを求める側が、とりあえず叩き台で良いから早くレスポンスがほしいというのであれば、それなりのスピードはあった方が良いと思います。
が、少し時間がかかっても良いから 8割くらいのクオリティのものが欲しいというのであれば、スピードの優先順位はグッと下がるじゃないですか。
この辺のコミュニケーションが足りていないと「あいつレス遅いな」となったり、逆にレスは早いけど「いやいや、何これ?もっとちゃんとやってよ」というふうになるわけです。
なので、お互いに何を求めているかを知るためのコミュニケーションをすっ飛ばして、思考停止で「ビジネスは即レスだ」みたいになるのは違うんですよね。
確かに、レスのスピードがチャンスを掴めるか掴めないかの決め手になる場合もあります(相見積りやコンペ、何かに応募する場合など)。
ただ、そんなラットレースに参加しなくても、SNS最盛期の現代では、他人(他者)に負けない「コレというもの」を持っていれば、自ずと然るべき人に見つけてもらえるので、それまでゆっくり情報発信をがんばっていれば良いんです。
❷ 人を選べば良い
2つ目は「人を選べば良い」ということ。
これはどういうことかというと、最初に「即レスは愛」だ言ったんですが、自分都合でレスのスピードを求めるような人とは、そもそも仕事してはダメなんですよ。
対等ではなく、相手に主導権を持たれると仕事もプライベートもしんどくなりますからね。
僕はブラック企業で働いていたことがあるんですが、そのときはこっちの都合関係なく、上司や社長から24時間鬼電がかかってきたりしました。
夜中に「あれどうなってんねん!?」みたいな(経験ある人も多いんじゃないですかね)。
あれってもうプライベートを完全に破壊されるじゃないですか。
で、その鬼電の内容はどうかというと、緊急度も重要度も低い、しょうもない内容がほとんどだったりしますよね。
最近は連絡手段がLINEに変わってるかもしれないですが、フリーランスになってまで そんな人と無理して付き合わなくて良いんですよ。
愛を持って接することができない人、つまり相手のプライベートや生活のリズムを洞察できないような浅はかな人とは仕事をしない方が良いということです。
求められなくても、こちら側から「早く良いものをレスしてあげたい!」と思えるような人とだけ仕事ができるのがフリーランスの特権なわけじゃないですか。
起業初期などは、仕事やお金を獲得するために即レスも必要かもしれませんが、即レスを求める人は相手に敬意を持っていないので、そういう人との関係性は長く続きません。
なので、わざわざ「成功したいなら即レスすべき」みたいなことをXとかで訴えてる人は、いつもお客さんに舐められているんでしょうね。
だからいつもイライラして、自分の「即レス至上主義」という価値観を相手に押し付けようとしているんでしょう。
相手からのレスのスピードと質は自分の鏡なんですよ。
普段から、あなたが相手に対して自分がどれがけの価値や愛を与えられてるかっていう話です。
そりゃ相手に対して敬意や愛を持って接していなければ、相手からしてもその人の優先順位は低くなりますよねっていう話です。
❸ 期限を決めれば良い
3つ目は、「それを言っちゃぁおしまいよ」っていう話なんですが、即レス正義論の元凶は結局これなんですよね。
レスを求める側が「期限とクオリティを明確に決めれば良いだけ」なんですよ。
要するに、「この件に関しては、このくらいのクオリティとボリュームで、いつまでにレスポンスくださいね」というふうに、質と量とスピードを明確に伝えれば良いだけの話。
シンプルな話、これ以上でもこれ以下でもなく、これさえちゃんと決めていれば、即レスもヘラクレスもソクラテスもないんです。
ここを決めずに、「なる早でよろしく」みたいなパワハラまがいの空気を作るから、立場的に弱い人は忖度して「今日中にやります」みたいなことになったり、仕事ができる人は即レスするみたいな意味不明なセオリーができあがるんですよ。
スケジューリングやマネジメント能力が低い人ほど即レス信仰が強いわけです。
自分の思い通りにならないとイヤなんでね。
ということで「即レスが重要ではない3つの理由は
❶ 結果で示せば良い
❷ 人を選べば良い
❸ 期限を決めれば良い
でした。
まぁサラリーマンだと難しい部分もあると思うんですが、上司とか相手が期限を切ってこない場合は、こちら側から「これっていつまでですか?」「どのくらいのクオリティを求めてます?」「どのくらいのボリューム感が必要ですか?」などと聞き、求められているスピードと質と量でレスポンスすれば良いんです。
即レスの風潮に嫌気がさしてる人は、参考にしてください。