ゴミ記事

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ブログのゴミ記事整理は「生け捕り方式」であらゆるリスクを回避しよう

こんにちは。服部です。

先日、運営しているコミュニティの中で質問があったので、コンサル視点も交えながらちょっとブログの話を。

質問の内容に関してはこんな感じ(「水槽の水」とかオシャレな表現ですよねw)。

わかったら教えていただきたいのですが。

ゴミ記事(そのサイトのテーマに沿ってないなど)を整理すると良いと見かけるのですが、明確な理由ってあるのでしょうか?

自分のイメージですが、水槽の水(自分のブログ)がゴミ記事で濁ってサイトが評価されない、ってことですか?

 
これに関しては、結論から言うと「絶対に整理した方が良い」です。

で、その際に気にするべき点は、Googleによるサイトの評価ではなく、あくまで「ユーザーにとってどうか」という部分なので、SEO云々というよりも

読者がどう動くか?
読者がどう感じるか?

を優先的に考えてみれば、自ずと答えは出るかなと。

ゴミ記事対策の目的

まず、「ゴミ記事」についてなんですが、全く読まれていない「正真正銘のゴミ記事」なのであれば、さっさと削除してしまえば終了だと思うんですが、リライトして復活させられそうな記事もあるからなかなか捨てられないんですよね。

なので、今回の論点は、「ゴミかどうか判断できない記事はどうすべきか」です。
 

結論から言うと、ゴミ(になるかもしれない)記事は、「過去記事」や「雑記」というカテゴリーをつくって、いったん隅に追いやっておきましょう、ということです。

まさに、「生け捕り」状態にしておくということですね。
 

その目的としては、大きく分けると次の3つになります。

ゴミ記事対策の目的

❶ コンテンツ量の担保
❷ 読者の離脱回避
❸ 専門性の成長度アピール

 
では、順番に説明していきますね。

❶ コンテンツ量の担保

一昔前は、SEO対策といえば、被リンクの充実やキーワードの含有量などが重視されていて、小手先のテクニックに走る、いわゆる“ブラックSEO”も盛んでしたが、徐々にGoogleの評価基準は変わっていき、「コンテンツの充実」が当然の基準になりました。

もちろん、被リンクの充実やキーワードの含有量もいまだに効果はあるんですが、「まずはコンテンツの充実がなければ話にならない」と。
 
さらに言うと、今では、「コンテンツの充実=記事数」という流れから、「コンテンツの充実=記事の質」という流れに変わり、読者の問題を解決できるコンテンツかどうかが重視されるようになっています。
 

数十記事で化物サイトをつくる、ウェブライダーの松尾さんが手がけるサイトとかは良い例ですよね。(※下記のセールスレターを読むだけでもかなり勉強になリますよ)

 
ただ、じゃぁ、コンテンツの質さえ高ければOKかというとそういうわけではなく、特に、数百記事のブログになってくると、記事の量が「コンテンツの充実」を担っている効果も多分にあるわけです。

なので、コンテンツの量、つまり記事数を担保するために、削除するのは正真正銘のゴミ記事だけにして、それ以外は公開し続けましょうということです。
 

こういったプラグインを使って調べてみると、自分ではゴミ記事だと思っている記事がけっこうコピーされていたりするんですよね。

記事、または、記事の一部分がコピーされるということは、パクられるにしろ、メモや備忘録として保存されるにしろ、あなたにとってはピンときていない記事ても、誰かにとっては必要な情報になっているということですからね。

❷ 読者の離脱回避

記事を残して公開し続けるといっても、それがゴミ記事を含む可能性があるので、それはそれでリスクを孕むということは言うまでもなく。

なぜなら、最新の最高の記事を読んでくれた読者に、関連記事でランダムに差し出された記事がゴミ記事だったら?…ということです。

 
さまざな情報をインプットしたり、経験や実践を積み重ねるというアウトプットを続けていれば、最新の記事というのは大抵最高の記事になっているはずです。

また、ブログを書き続けているわけですから、文章の表現力や構成力などのライティングのスキルは、当然、向上しているでしょうし、アイキャッチのセンスや、文字の装飾のセンスも上がっているはずです。

WordPressのテーマを変更していれば、さらに読みやすくなっているでしょう。

 
であれば、読者に最新で最高の記事ばかりを差し出せれば、10記事、20記事と、どんどんサーフィンを続けてくれる可能性があるわけですよね。

しかし、1記事最高の記事を読んで、次の記事に期待して、関連記事を読もうとクリックした記事がゴミ記事だったら、もうその時点で次に読み進めてくれることはないですよね。

どれだけ記事数が多くても、こういった残念なフローになってしまうと、アクセスが増えることはありませんし、リピート読者も増えません。
 

じゃぁ、どうすれば良いのかというと、「全ての記事は公開しつつ、なおかつ、関連記事にはゴミ記事の可能性があるものは表示されないように設定する」ということに尽きます。

それが、現在設定してるカテゴリーを外し、新たに「雑記」や「過去記事」というカテゴリーをつくり、そこに全てまとめてしまうという方法です。

そして、削除した方が良いのか、リライトして生き返るのかを見極めながら、日々整理していくとうことです。

 
そうすれば、そもそも、“自称”ゴミ記事というくらいですから、検索からの流入はほとんどないでしょうし、タイトルのフックもないはずなので、すごいファンになった読者が意図的に過去記事を漁らなければ、ゴミ記事にはほとんどリーチされることはありません。

もちろん、カテゴリー以外に、タグを設定している場合はタグも全部外さなければならないですし、良質の記事とつながっている内部リンクは全て切るということですね。

❸ 専門性の成長度アピール

過去記事がショボいというのは、使い方次第では武器になるんですね。

なぜなら、ファンになってくれた読者に「初期はこんなひどい記事だったけど、今はこれくらいのレベルの記事が書けるようになりました」というふうに、自分の成長度合いをアピールできるからです。

過去のショボいゴミ記事と比較してもらって、ライティングも専門性も高まっているということを伝えることができるんですね。

 
まぁ、これに関してはブログマーケティングを指導する人や、僕のようなコンサルタントにとって、ある意味「エビデンス」として使えるネタなので、指導してマネタイズするというビジネスを目指さない人は当てはまらないと思いますが。

なので、コンサルタントのように、ブログ集客から自分の商品につなげるというビジネスではなく、純粋にブログの情報だけで収益を発生させている人は、新規カテゴリーにまとめてザックリ整理した後は、スピード感を持って削除とリライト、内部リンクの設定などをしていった方が良いですね。

 
ちなみに、僕もコツコツとこの作業をしていっているんですが、正真正銘のゴミ記事は200記事以上削除しました。

で、「過去・雑記」カテゴリーをつくり、さらに200記事近くある「ゴミ記事候補」の削除とリライトを進めていっているところです。

もともと1000記事くらいあったのでなかなか進まないんですが、この作業を進めることで、まだ倍とまではいきませんが、ブログのアクセス、収益、商品(コンサル)の購入は増え続けてますね。

ぜひ参考にしてください。


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