毒舌

ブログ集客

毒舌ブログを書くときに怒りの感情を込めてはいけない

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

毒舌ブログというと、感情をむき出しにして罵詈雑言を言いたい放題、というイメージがあるかもしれませんが、ビジネスブログにおける毒舌というのは、あくまで目的は集客です。
 

炎上させてアドセンスで稼ぎたいのであれば、大炎上した長谷川豊さんのように醜い言葉を使ってパンチを効かすのもありです。

顔や実名を出さなければ人生を終わらせられることもありませんし。

 
問題になった長谷川豊さんの上記の記事は、日本の医療費問題にメスを入れるかなり重要な内容だったにも関わらず、たった1つの醜い言葉の表現によって文字通り、記事のコアを燃やしまったわけです。

今は醜い表現はキレイに修正されていますが。
 

こうならないためにも、毒舌ブログを書くときに最も大切なこと、

「目的と視線をズラさない」

ということについてお伝えしていこうと思います。

毒舌が目的になってはいけない

僕自身、言いたいことはオブラートに包まずストレートにズバッと言いますし、ブログに関してもTwitterに関しても同じです。

その内容がしばしば毒舌と言われることもあり、自分自身でも認識もしているつもりです。
 

アホにはアホと言いますし、クズにはクズとストレートに伝えています。

ただ、それは、情報発信者として読者や見込み客を一定のゴールに導くために、必要な事実として伝える手段としてのものです。

 
なので、実際に対面でお会いした方には、

「泣かされると覚悟してました」
「意外と優しすぎてビックリしました」

と言われることが90%です。
 

いやいや、あたりまえじゃないですか。

日常生活で、何かある度にアホとかクズとか言っていたらただの頭のおかしいヤツじゃないですか。

店の中で怒鳴り散らしてるおっさんと同じレベルになってしまうじゃないですか。

 
本質や事実をオブラートに包まずにストレートにズバッと言い切ってしまうことは、それなりの覚悟は必要ですが、オンラインの情報発信においては常道です。

ただ、そこに感情は入り込んでいないんですね。
 

なので、「死ね」とか「殺す」とかは使いませんし、冷静に記事を書いていれば、そもそもそんな醜い言葉を使う必要はありませんから。
 

昨年、話題になった「保育園落ちた、日本死ね」とかは、まさに感情MAXで書かれたと思います。

言葉もそうですが、対象も人間ではないので、冷静とは到底思えない発信です。

感情はフィルターに置いてくる

目的のある毒舌ブログは、感情に任せて書き連ねるいうことはしません。

アホだとかクズだとか書いている時も、「コノヤロークソヤロー!」「どうやって再起不能にしてやろうか!?」とか思っていません。

淡々と事実を書き連ねているだけなんですね。

 
確かに、怒りがドライバーになってはいますが、文字にする前にはフィルターを通しているのでかなり冷静に書いています。

まぁ、クローズドのメルマガとかでは年に1記事か2記事くらいは、フィルターを通さずに文字にする時もありますが、ニュアンスが違うというのはわかると思います。

それでも言葉は冷静に選んでいるつもりですが。
 

こういった例外を除いては、毒舌ブログを書く時というのは3種類の人を見て冷静に書いているんですね。

毒舌ブログは3人に向けて書く

手前味噌で大変申し訳ないんですが、「服部さんのブログは毒舌だけど愛がある」と言われることがしばしばあります。

別に矜持ではなく、僕ができるだけ「3種類の人」を見据えて、毎回記事を書いているからです。

①変化して欲しい人
②コアな読者や仲間
③救いようがない敵

という3種類の人に向けて書いているんですね。

 
ブログの書き方として「1人の人をイメージして書きましょう」とよく言われると思うんですが、僕はそんなものは全く無視して書いています。

あくまで3人をイメージして書いているんですね。

1.変化して欲しい人に向けて書いている

これは一番伝えたい人ですね。

書くときに唯一感情を入れているとしたらこの人に向けてです。

要するに、キレイゴトを信じてやってきたけど、どうにもならなかった人に対して必要な現実や事実を伝えたいわけです。

あるいは、行動をしたいけど、あと一歩が踏み出せない人に対して多少キツイ言葉を使ってでも背中を押したい、そういう人をイメージしています。

2.コアな読者や仲間に向けて書いている

前項の人だけに向けて書いていると、少し先に進んでいる人からすれば内容が偏ってくるので飽きてくるわけです。

そうなると、リピートの読者やクライアント、あるいは、ビジネスパートナーは、読んでいても面白味も新鮮味も無くなります。

当然、そんな状態が続くと読まれなくなります。

で、読まれなくなるくらいならまだ良いんですが、そんな記事ばっかりを読んでいるとその人はどんどんアホになっていくんですね。

どういうことかというと、「毒舌記事を読んでいることが気持ち良い」という状態になってしまい、考えることを放棄してしまい退化していくんです。

「スッキリしました」
「すごく共感します」
「勉強になります」
「ほんとこれ」
「気持ち良いです」

と、FacebookやTwitterでコメントしている人とか見ません?

それは、まさに退化していっている状態で、“いいね!”を押して満足している根っからのフリーライダーとかもそうですね。

そうならないように、できるだけ新しい価値観を提示したり、考えさせる要素を盛り込むようには書いています。

3.救いようがない敵に向けて書いている

敵といってもライバルではありません。

ライバルであれば、記事内容を批判や攻撃と受け止めず学ぶので。

そういう人たちは質問もしてきますし、「いや、私はこう思う」という意見もしてきます。

そうではなく救いようがない「クズ」に向けて、クズと言い、アホと言います。

もちろん、ちゃんと論理的に攻撃し、論理的に攻撃した後は、それに勝る代替案を提示して突っ込むスキを与えないように書いています。

業界健全化をするつもりはありませんが、明らかな「クズヤロー」たちは自然に淘汰されていくように意図的に気分を害する表現をします。

救いようがないとはいえ、詐欺的な手法を僕がガンガン暴露することで「ヤベーな、もうこの手法は通用しねー」と市場から手を引いてくれれば良いですし「やっぱ真っ当にやらないと無理だな」と気づいてくれれば良いとは思います。

が、いかんせんこの業界はサイコパスだらけなので、その可能性は極めて低いんですけどね。

愛のある毒舌を目指す

簡単にまとめると、僕が毒舌で発信するときに気をつけているのは、

今までキレイゴトにまみれてきて挫折している人に、「もうそろろそろ目を覚ませよ」と伝えるべく、多少キツくても刺さる言葉を使って背中を押し

共感はしてくれているけど、気持ち良くなって思考停止している読者に、「便乗してないで自分の言葉で表現しろよ」と、しみ込むような重たい言葉で殴りつけ

業界に蔓延るクズヤローたちを駆除するために、突っ込まれたら痛いところに常にプレッシャーを与えていく

 
ということですね。

もちろん、全ての記事でこれら全てを網羅しているわけではありませんが、僕が見ているところはその辺にある毒舌ブログとは少し違うということです。

 
炎上目的で記事のコアがぼやけるような過激な表現はしませんし、むしろ怒りの感情すらシャットアウトしています。

攻撃対象はほぼ眼中になく、見ているのはもっと大事な人だということです。

 
毒舌ブログを論理的に分析してみましたが、我ながら丸裸にできたんじゃないかと思うので、このスタイルが自分に合っていると思う人は、ぜひ実践してみてください。

もちろん、最初から書けるものではありませんが、意識して30〜100記事も書けば、あなただけにしか書くことができない「愛のある毒舌」スタイルができあがるはずです。


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