今回は、タイトルにもある通りブログについて。
このツイートでも話した内容なんですが、なぜTwitterやYouTubeではなくブログなのかについて、もう少し具体的な話をしようかなと思います。
今からブログを始めるってどうなん? pic.twitter.com/R7V3jvG3m2
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) September 30, 2020
中途半端なSEO戦略が不毛な理由
まずは音声ツイートでも話した通り、今のブログの世界というのは、SEOに拘らなくても、あえて強者に挑まなくてもやっていけるようになってきています。
下手をすればSEOを度外視した方が上手くいくかもしれません。
もちろん、一昔前のSEOコンサルが言っていたような「正攻法でユーザーの役に立つ記事を書いていれば、Googleに評価されて上位表示できますよ!コンテンツイズキング!」といったホワイトハット信仰を促したいわけではありません。
ブログを立ち上げる以上、最低限のSEO対策は必要です。
とはいえ、ホワイトハットのノウハウや情報は、真面目な人ほど取り込まれやすいので、餌食にされている初心者は多いんですよね。
残念ながら異性関係でも性格が良いだけではモテないようにブログもホワイトだからGoogleに気に入られるということはなく、むしろGoogleに嫌われなくても、相手にされなければアップデートに巻き込まれて吹っ飛ばされてしまいます。
一方、ライバルだけではなく、あの手この手でGoogleを欺き続けなければならないブラックハットは、必要な資源が膨大になります。
数十ものサーバーを持ち、1000以上のサテライトサイトからリンクを送る、Googleに飛ばされたら新たな中古ドメインを大量購入し、その中から使えるドメインを絞り込み…といった圧倒的な物量作戦が背景にあるので。
このように、ホワイトだろうがブラックだろうが物量に偏った「強者の理論」でつくったブログは安定を生みません。
なので、今からブログを始めるのであれば、最低限のSEO対策は施した上で、キーワードや検索順位なんてものはあまり気にせず好きに書いちゃえば良いんですよ。
なぜなら、Twitterをはじめとして、弱者でも十分戦えるSNSというツールがあるからです。
GoogleのAIに気に入られなくても、正真正銘の「人間」に狭く深くでも良いので、ガッツリ気に入られれば良いんです。
まぁ、Facebookはつながりやコミュニティー色の強いSNSであり、どうしても新規が入ってきにくいので、FacebookをSNSの軸にするというのはオススメしませんが。
やるならやはりTwitterですかね。
好きがクオリティーを上げる
好きこそ物の上手なれと言いますが、好きなことを書き続けることで記事のクオリティーはかなり速いスピードで向上していきます。
そうやって、人に刺さる記事が増えていくことによってSNSのフォロワーが増えていき、フォロワーが記事を読んでくれてPVも増え、SEOにも良い影響を及ぼすようになるんですね。
Googleやレッドオーシャンにいる大量のライバルと戦うか、自分でフォロワーや読者を集めて独自の市場(経済圏)を作り、彼ら彼女らと共に自分の市場を成長させていくか。
僕は、基本的に後者の世界というかスタイルでビジネスをしてきましたが、ますますそういったスタイルの方が有利になると実感しています。
ルールに縛られることから逃げるだけではダメですが、それに変わるSNSとの連携という戦略部分に力を入れていけば良いんです。
これについては、彼がすごくキレイに言語化してくれていました。
・SEOを気にしない
・良いコンテンツを作る
・SNSでの流入を軸にする
・結果的にSEOも良くなるこの設計、めちゃくちゃ良いです。
むしろ個人、小規模企業、後発はコレしかないように思います。強者と同じ取り組みしてたら、誰にも刺さらないどころか、まず見てもらえないですからね。 https://t.co/JJs7d0DR0g— スガワラナオユキ (@NaoyukiSugawara) September 30, 2020
で、ブログを楽しんで書くことでSNSも楽しめるようになります。
なぜなら、ブログで発信するかTwitterで発信するかは「大きく発信するか小さく切り取って発信するか」だけの違いだからです。
好きで書いているブログの中から切り取って発信するわけですから、Twitterが楽しくないわけがないじゃないですか。
その逆も然りです。
ブログとTwitterは、基本的に非常に連携性が高いですし、お互いのメディアに足りない要素を補えるものですからね。
なぜブログなのか?
なぜブログなのか、Twitterだけじゃダメなのか、YouTubeじゃダメなのか、といろいろ疑問を持たれる人も多いと思うんですね。
これに関しては絶対にブログが良いというわけではありませんが、ブログが有効な理由は3つほどあります。
① 本気度のアピールとして
② ストックメディアとして
③ スクリーニングのために
の3つなんですが、まず1つ目は、最近の流れとして「Twitter(SNS)だけで集客しよう」としている人が多いので、ブログというカタチで自分のスキルや想いを伝えようとしているだけでそれが差別化要素となるんですね。
ちなみに、フォロワーが増えれば増えるほどTwitter以外の情報発信をしなくなる人は多いんですが、そういう人はブログが必要ないくらい新規集客が順調か、すでに大量のブログ記事があるからのどちらかです。
それは、先行者ゆえの強者だから成り立っているスタイルなので、あまり参考にしない方が良いでしょう。
もちろん、インフルエンサーレベルでもブログを書き続けている人はいますし、そういう人はやはり愛されます。
そのビジネスが本当に好きなんだなということが伝わりますし、情報群をわかりやすく陳列してくれているというのは顧客ニーズに寄り添っていると言えますからね。
2つ目は、Twitterは流れていくのに対しブログはストックされていきます。
ブログを用意して、一番重要な記事をリストアップして陳列しておけば、見込客はスムーズにアクセスすることができるんですね。
何かのきっかけでTwitterのアカウントがBANされてしまっても、ブログがあれば何度でも立て直すことができますし。
そして3つ目なんですが、結局こういった準備やストックがスクリーニングになるんですね。
自分のビジネスに対する向き合い方や、お付き合いしたいお客さんの特徴、あるいはお付き合いしたくないお客さんの特徴を提示してけば、ミスマッチが大幅に減ります。
ブログの代わりにYouTubeでも良いんですが、YouTubeは他社依存のメディアであり垢BANのリスクがある以上ストックになりません。
また、動画よりもテキストベースで学でくれる人の方が効率性にシビアなので、基本的に賢いし民度も高いんですね。
もちろん、動画の方が学びやすいものや伝わりやすいものもありますが、多くのコンテンツはテキストの方が自分のペースで学べますし、ポイントをチェックもしやすく、情報の管理やアクセスも容易なので。
なので、ブログを軸にした上で、伝わりにくいニュアンスを伝えるためや新しい世界を展開するために、新たにYouTubeを連携させるというスタイルをオススメしています。
TwitterとYouTubeだけでは依存性が高く、どうしても常にリスクと背中合わせになるんですね。
ということで、見込み客のためにも自分のためにも、3つの視点においてブログを持っておくことが大事だということです。
情報発信者が少ない業界ほど有利
この記事にも書いた動画編集の業界では、ブログやYouTubeで情報発信をしている人はまだまだ少ないです。
TwitterからメルマガやLINEに誘導している人はよく見ますけどね。
ただ、フォロワーにそのアクションを起こさせて登録してもらうためには、それなりの影響力や「言葉の力」が必要なので、誰もがこのスタイルで上手くいくわけではありませんし、スクリーニングしていない状態でリストを集めるのはあまりオススメしません。
まずはブログやTwitterで情報を惜しみなく出し、連携させてストックを増やしていくのがベターかなと。
ブログ自体はnoteなどを使って手軽に始められたりしますし。
で、こういったスタンスというのは、動画編集業界だけではなく、ブログやYouTubeでの情報発信者が少ない業界ほど有利です。
ブログ記事を数十記事書くだけで専門性や権威性は高まりますし、本気度も伝わりますからね。
また、ブログは自分(のビジネス)と向き合うことでもあるので、書き続けることでコンセプトが明確になっていったり、強烈なコンセプトが生まれたりするので、そういった部分でもオススメです。
言語化を続けることによって、語彙力も増え、言葉の力も強くなりますし。
Twitterもがんばるつもりだし、そうなったらSEOとかあまり気にしなくても良いし、それならブログを始めてみようかなという人は、ぜひ参考にしていただければ!