目標設定って、単純なようで奥が深い(闇が深いとも言う)ですよね。
だって「目標を決める ▶︎ 行動する ▶︎ 目標達成する」という超単純な話なのに、自分で納得して立てた目標を達成できる人ってほどんどいないわけですから、
ただ、それには理由があって、目標の立て方に関するノウハウはたくさんありますし、それこそ僕も発信していますが、実はそのあとの考え方についての情報はほとんどなかったりするからなんですよね。
要は「目標を立てたあとどうするの?」っていう話です。
今回はそのあたりの話を深ぼっていこうかなと思っているので、とりあえず目標は立てて、来年に向けて動き出しているけど、
スピード感に欠ける
情熱に欠ける
スケジュール通りに進まない
すでに飽きてきている
自分の目標を他人と比べがち
といった状況に陥っている人はぜひ読んでください。
まぁ、目標というのは立てた段階がモチベーションはMAXで、そこから低下していき、成果が出るようになったらまたモチベーションが上がるという流れが普通です。
なので、上記のような状態になるのは当然といえば当然で、むしろ低下のフェーズを乗り切れた人だけが成果に辿り着けるんですね。
もうこれに関しては「やるしかない」んですが、実は“あるマインド”によって、もう一つの目標を設定することで本来の目標達成の確率がグッと上がります。
努力できる才能
ほとんどの目標のゴールは「願望の達成」です。
当たり前の話ですが、要は「こうしたい」「こうなりたい」と決めたことを達成すること、それが目標のゴールなんですね。
ただ「努力できることも才能」と言われるように、目標を設定して達成するというのは一種の才能であり、資質であり、限られた人だけができる偉業であって、本来誰にでもできることではないんですね。
で、なぜ「限られた人」だけになるのかというと、ほとんどの人が努力の才能を持っているのに、それを生かせていないからです。
努力の才能を引き出すためには、環境や人とのつながりなどが必要になるわけですが、それらがないがゆえに努力の才能を殺してしまっているということですね。
ちなみに、さまざまな努力の才能というのは、例えば「完璧主義」なんかがそうですし、その真逆である「失敗を恐れない」なんかもそうで、両方とも努力の才能と言えます。
良いものができるまであきらめずに続けるという「完璧主義」は努力の才能ですし、小さなことにはこだわらずガンガン行動して随時改善していくという「失敗を恐れない」も努力の才能ですよね。
そして、それらをやらざるを得ない環境なども重要になってきます。
反骨精神がそうかもしれませんし、利他主義というのもそうですし逆に利己主義もそうです。
というように、努力できる才能というのはすでに多くの人が持っているんですが、結局は自分の持っている才能をどう適切に生かすかなのに、他人のやり方や価値観を模倣することで逆に挫折要因が多くなってしまうんですね。
自分が持っている努力の才能と、実際に起こしているアクションがズレていると、立てた目標に対してモチベーションが維持できなくなるので。
もともと完璧主義なのに「ビジネスはトライ&エラーだ!」と言われそれを真に受けてしまうとか、逆にトライ&エラーが持ち味なのに「リサーチを固めてからだ!」と言われたことを実践してモヤモヤしていたり。
なので、まずは自分の「努力できる才能」は何なのかを再確認し、それを生かすための「目標に対するアクションスタンス」を考えましょう。
好奇心の追求
基本的には上記を見直すことで上手くいく(モチベーションは維持できる)と思います。
ただ、じゃぁ「努力できる才能」をそもそも持ち合わせていない人は、目標を立てたりそれを実践して達成することは不可能なのかというと、実はそういうわけではありません。
すぐにあきらめる必要はありません。
その場合は具体的な目標なんて立てなくても良いです、というか厳密に言うと目標は立てるんですが、人間誰もが持っている「好奇心」を追求することを目標としてほしいんですね。
好奇心の追求は、言わば「自分自身のオタク化」であり、今の時代における最強のビジネススタイルなので。
なぜ最強のビジネススタイルなのかというと、純粋に「これやったらどうなるんだろう?」「なんでこうなるんだろう?」を純粋に追求していれば自ずと結果は出ますし、それが誰かにとっての価値や問題解決になり、結果としてお金にも変わるからです。
ちなみに「好奇心の追求」ってモチベーションがいらないんですよね。
なぜなら、好奇心には「〇〇のために!」「〇〇したい!」というそれっぽい信念や動機が必要ないからです。
例えば「100万円稼ぎたい」を目標とすると「家族を幸せにするために」とか「良い生活がしたい」とか、何かしらモチベーションが必要になるじゃないですか。
でもそれが「100万円を稼ぐと実際にどうなるんだろう?」「付き合う人は変わるのかな?」「お金の価値観は変わるのかな?」といった好奇心の追求がメインになるとモチベーションが必要なくなります。
強いて言うなら「好奇心を追求したい」というモチベーションかどうかもわからないモチベーションのみで、これこそが最強のマインドセットなんですよね。
両方あるのがベスト
僕の場合はというと、(願望の達成のための)具体的な目標設定と好奇心の追求、両方やっています。
ただ、具体的な目標に関しても、もともとは好奇心を追求した結果、ルーティンのようになり成果が出るようになったので、その延長線上に無理なく具体的な目標設定している感じですね。
なので、最初はやはり「好奇心の追求」からスタートすることが多いです。
そして、追求している好奇心が誰かの役に立つようになったら、具体的にPDCAを回し始めるという感じですね。
マーケティングにしてもカメラにしてもそうでした。
目標設定をしたけど「うーん、何だかな…」とモヤモヤしていた人は、今回の内容を参考にしてみてください。