Twitterのフォロワーを増やす有象無象のノウハウが蔓延っておるわけですが、どのノウハウも基本的には再現性はありません。
強いて再現性がある可能性が高いとしたら「誰でもできる系」のノウハウですかね。
いや、誰でもできるわけなので、それはもはやノウハウではなくハウツーになりますかね。
例えば、イイネ回りやコメント回り、フォロバ100%なんかがそうで、とにかく数を打てばフォロワーは100%増えますが、それが(良い)ビジネスにつながるかどうかはまた別の話です。
他で言うと、企画系、例えば「〇〇がほしい人はフォロー&RTでDMします」「答えはプロフ(固定ツイート)に」とかもハウツーに近いものですし、インフルエンサーのオンラインサロンに入って持ち上げてもらうというのもそうかもしれません。
が、企画を打つには企画力が必要ですし、インフルエンサーに依存しても、そもそもマッチポンプヒエラルキー方式なので「人による」が正直なところなので、やはり再現性の低いノウハウになるでしょう。
そもそもTwitteノウハウの再現性が低いのは「誰が」が重要ではないアフィリエイトブログなどとは違い、パーソナルな部分が色濃く反映されるからです。
職業も違えば趣味も違いますし、言葉のクセも違えばキャラも違います。
専門性の高さも違えば価値観も違いますし、年齢や顔も違うわけなので、結局のところ、その人のバックボーンや生き様によって結果は大きく変わるので、そりゃ皆が同じように結果が出るわけがないんですね。
残酷な言い方をすると、ポテンシャルやセンスが人それぞれ違うわけです。
なので、ノウハウというものは、一定以上活動して自分なりに結果を出した上で「もっと伸ばす」ために活用するものだと理解している方が良いです。
とはいえ、Twitterでフォロワーを伸ばしている人やビジネスに結びつけられている人は、ある程度パターン化されてきているというか、いくつかにカテゴライズすることができます。
これらを理解し、自分はどのスタンスで戦っていくのかを明確にした上で愚直に継続していければ自ずと結果は出るかなと。
得意なスタンス、向いているスタンスでがんばるということですね。
Twitterのフォロワー伸びてる人ってだいたいパターン化されてる。
①専門超特化型(オタク)
②アンチヒーロー型(代弁者)
③バランス型(リソース×人格)
④マッチポンプ型(錯覚資産)
⑤情報商材屋(情弱狙い)まぁ、だいたいこの辺のどれかかミックス型ですね。あとはアスリートや芸能人。
— ハットリシンヤ|マーケとカメラとイロイロ (@FACTDEAL) August 1, 2021
ちなみにパターンというのはTwitterでも書いたこれなんですが、プラスαを含めもう少し詳しく解説していきますね。
ぜひ自分に合ったスタイルを見つけていただければ。
① 専門超特化型(オタク)
よく見ると思うんですが、それもそのはずでTwitterノウハウの中でも一番推奨されているのはこれです。
専門性を横に広げるのではなく、とにかくニッチなジャンルを誰も辿り着けないくらい深堀りし「これに関してはこの人しかいない」というくらいのポジショニングをするということですね。
ちなみに、ニッチというのは勘違いしている人が大半なんですが、ニッチの定義はこれです。
ニッチをマイナーと混同している人が多いよね。ニッチは「狭い」「少ない」とかじゃなくて「確実な需要がある」ってこと。
ニッチを狙うなら、土台となる市場規模がそこそこ大きいことが絶対条件。
市場規模が小さいところでニッチを狙うと、ただ見込み客が少ないだけの商売になりまっせ( ˙³˙)
— ハットリシンヤ|マーケとカメラとイロイロ (@FACTDEAL) January 12, 2020
専門特化型って誰かなーと思い浮かべたところ、パッと出てきたのがこの人ですかね。
甘いものが辞められない人はマグネシウムがホントにオススメです。体が甘い物を欲しがるのはエネルギー不足の症状です。その時に甘い物ではなくマグネシウムを摂ると甘い物を欲しがる欲求がホントに減ります。エネルギー不足を甘い物ではなくマグネシウムで補ってください。ホントにオススメです。
— たくみん👨🏻⚕️腸の人 (@taku_gdbody) March 20, 2021
健康系、トレーニング系の中でも腸に特化してコツコツ発信を継続している人はあまり見かけませんし、インパクトがあってめちゃくちゃわかりやすいです。
専門超特化型、オタク型のTwitterアカウントに特徴としては、もうほぼそれしかつぶかないんですよ。
プライベートなことはもちろん、ちょっとした関係ない独り言すらつぶやかず、ずっとそればっかりつぶやいているわけなので、コンテンツオンリーで勝負しているとも言えます。
ここまで徹底すると信頼を得られるわけですが、このスタイルはインプットとアウトプットを止めた時点で終了するのでけっこうハードルが高いです。
専門家というより、科学者、研究者、職人くらいの気質が必要かなと。
ちなみに、ネタが尽きたらプライベートとかつぶやけばエエやんって思われがちですが、いきなりそっちにシフトしようと思うとファンの期待を裏切ることになってしまうので、シフトチェンジする際にはリスクが伴います。
ある意味、覚悟を決めたスタイルと言えるでしょう。
② アンチヒーロー型(批判、代弁者)
これは批判者、代弁者ですね。
常に炎上案件や攻撃対象を探し、見つけては口汚く叩き「みんなもそう思うだろう?」と共感を煽るのがこのスタイルです。
もちろん、汚い言葉を使わず冷静な口調で淡々と叩く人もいますけどね。
TwitterだけではなくYouTubeを見ていてもわかるように、多くの人は揉め事や暴露系が好きなので、このスタイルはめちゃくちゃフォロワーが集まります。
僕も過去にこっち側に行っている時期はありましたが、このスタイルの最大のリスクは「批判大好きなヒマ人間」という属性のフォロワーを漏れなく集めてしまうことです。
この属性のフォロワーというのは、信念や正義を持っているのではなく、誰かが堕ちていくのを見るのがただ楽しい人たちなので、自分が何かをやらかして叩かれる対象となったとき、銃口は一気にこっちに向きます。
ちなみに、これも僕自身が経験済みで、やらかした(悪いことはしてないんだけど)ときのフォロワーは火薬と燃料でしかなかったですねw
なので、正義や信念を持ってこれをやるとしたら、匿名でやるか、要素の一つとして取り入れるくらいが良いです。
このスタイルでの発信を続けていると、神輿を担いでくれる信者がどんどん集まってきて麻痺してどんどん過激になっていくんですよね。
映画のジョーカーさながらに。
で、批判と誹謗中傷とのラインも曖昧になっていき、訴訟されるなんていうパターンもTwitterではよく見ると思います。
このスタイルでパッと浮かぶのは彼ですかね。
オンラインサロンを成功させるコツは画期的な仕組み作りでも凄い情報を与える事でもなく、「才能もなく努力は苦手、でも自分は特別で何かを成し遂げられると思っている現実を直視できない大人」を大量に集めて難易度が低い課題を与え、彼らの承認欲求や自己肯定感を満たしてあげること。
— 元情報商材屋 (@shozaiya) June 26, 2021
過激ではあるんですが、彼の場合は非常に頭が良く本質的なことも多くつぶやいているので根強いファンも多いです(僕も好きですが、僕自身のスタンスが変わったので今はあえて距離を置くようにしています)。
ただ、真似をしたり便乗したりしていると痛い目に合うと思うので注意した方が良いかなと。
撃つ以上は撃たられる覚悟もあるという強靭なメンタルの人はどうぞ。
③ バランス型(専門性 × 人格)
このスタイルの人はけっこう多いと思いますし、僕自身のこのスタイルを軸に②をミックスしている感じですね。
スタイルとしては作りやすいのでオススメです。
幅広い専門性(知識やスキル、経験)を持った上で、価値観やライフスタイルを混合したコンセプトというと何となくわかりますかね。
お金やビジネスは、あくまで幸せなライフスタイルを実現するための手段であるというスタンスで発信するということです。
ノウハウなど超専門的な情報を求めている人にとっては物足りないかもしれませんが、このスタイルでの発信はオリジナリティを出しやすいので、専門的かつ新しい切り口を求めている人には重宝されます。
理想としては、ブログやYouTube、noteなどにコンテンツがしっかりと蓄積されていて、アクセスしようと思えばいつでもアクセスできる状況を作っておくことですね。
このスタイルに関してはもうこの人しかいないかなと。
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ついに…お求めいただけるようになりました…煮付けにせず「サラダで食べて欲しいひじき」…12月の深夜に収穫する新芽のみを使ってた国産最高級のひじきです…漁師が収穫から商品化、ECサイト、発送まで全部魂込めてやってます…ぜひ一度食べてみて! pic.twitter.com/UVDMh6OFeP— さかえる🏝ひじき漁師 (@sakaeruman) May 20, 2021
ただ、このスタイルでの発信をする人は急増中なので、ただ単に何かのプロで人間性もアピールするというだけでは差別化は難しいので、後発組としてはひと工夫もふた工夫も必要かなと。
オタクに負けない専門性の深さ、あるいはカバーする広さ、もしくは圧倒的な独自性があって、なおかつライフスタイルや価値観にも独自性があることが重要です。
これはもうね、机上では作れないものなので、実際に行動して練っていくしかないんですよね。
口だけで「家族との時間も大事にするライフスタイルを!」と言っているが、移住してる人のライフスタイルやコンテンツには絶対に敵わないじゃないですかw
ビジネスもゴリゴリしつつ、プライベートも楽しみまくる、それも全部コンテンツ化できる、ということができない人はこのスタイルは難しいですよ。
④ マッチポンプ型(錯覚資産)
これはインフルエンサー的なロールモデルを見つけて、ひたすらその人の真似をしたり、その人の周りをウロチョロして認めてもらい持ち上げてもらうというスタンスです。
まぁ、ちょっとダサめな感じはあるんですがこれも一つの手です。
そうやってフォロワー数や人脈といった「錯覚資産」を手に入れ、凄そうな人だと思ってもらってから独自路線に走るというのもありですからね。
ただ、これは下手をすると「東京ドームが満員になってステージに立ってしまったけど、さて何を披露しようか(泣)」という状況になりかねないので、数と比例してリソースも蓄積していかないといけません。
人は集まったけど提供できる価値がずーっと何もないとなると、時間の経過とともにゾロゾロと人は去っていきますから。
頭数だけのフォロワーを集めても意味がないという側面はありますが、フォロワー数が一定上いないと見向きもしてもらえないという側面もあることは事実です。
なので、すでに武器を持っているのであれば、このスタイルでチャレンジするのはありかなと。
もし「フォロワーは数じゃなくて質だ」と言い続けて、何の結果も得られていないのであれば、それは逃げているだけに過ぎないので、少し考えをあらためた方が良いかもしれません。
あと、インフルエンサーの利用の仕方(絡み方)次第で、信者と思われたり対等と思われたりしますし、それによって集まってくる属性も変わってくるので「私を立てなさい(私を紹介しなさい)」みたいなスタンスのインフルエンサーとは絡まない方が良いですね。
⑤ 情報商材屋(情弱狙い)
これはもうわかりますよね。
冒頭でも少し話しましたが、「フォロー&RT」や「知りたい人はDMで」みたいな企画で情弱リストを集めていくスタイルです。
企画を打つこと自体は悪ではないので、それ自体を否定するつもりはありませんが、お金配りが流行ったように、印象は悪くまともな属性のフォロワーは集まりません。
それこそ錯覚資産としてのフォロワー数が欲しいのであればこのスタイルもありですが「ああ、あっち系の人ね」と思われるのが関の山ですね。
企業アカウントなどで、プレゼントするものが情報商材とかではなく有形商品などに設定して企画を打つのであれば良いかもしれませんね。
やるとしても連発しないようにしないと「この人は価値を提供してくれるのではなくフォロワーやリストを集めたいだけの人」と思われてしまうと取り返すのが大変になるのでご注意を。
厳密に言うともう少しいろいろスタンスはありますが、大体この5つのうちどれかか、この中からミックスしたスタンスでTwitterを運営している人がほとんどです。
もし「自分はこういうスタンスで運営してるっす!」とかあれば、引用RTやリプでぜひ教えてください。