起業の際、スタートダッシュをするための方法として、情報商材を買う、オンラインサロンに入る、セミナーに参加する、講座を受ける、コンサルを受ける、などなどイロイロあります。
ただ、これだけ様々な手段があるにもかかわらず、多くの人が成果を出せずに消えていくわけですが、それはなぜかという話なんですよね。
この答えは明確でして、それはなぜかというと「マインドと行動のベースができあがっていない状態でノウハウを得てもムダだから」に尽きます。
もちろん、起業の段階でこれらを活用して成果を出せる人もごく稀にいますが、そういった人は言うまでもなくマインドと行動がしっかりできあがっているんですね。
例えば、会社のプロジェクトのリーダーを任されていたとか、営業成績がトップだったとか、強豪校の部活でキャプテンをしていたとか。
そういった人というのは自律性が高い、つまり言われたことだけをやるのではなく、与えられた裁量の中で自分で考え自分で判断、決断し、自分を厳しくマネジメントできるスペックが整っているわけです。
ところが、Twitterを見ていてもわかるように、起業をしようとする人のほとんどが「楽して稼ぎたい」「自由を手に入れたい」といったビジネスを舐めきっている人が多いので、それでは何やったって無理ですよと。
イロイロと手を出すのは最低限のマインドが整って、そのマインドに乗っ取って行動ができるようになってからです。
じゃぁ、どのタイミングがベストなのかという話をしていくんですが、今回はコンサルにフォーカスして話をしていきます。
というのも、やはり大きな時間と金額が動くのがコンサルだからです。
契約となったら最低でも半年〜1年は継続的な取引になるので、それなりの時間とお金を使うことになり、慎重に決めなければならないからです。
情報商材やオンラインサロン、セミナー、講座の中にも高額なものはありますが、それらにコンサル要素が含まれていないのであれば、大きな金額(数十〜数百万円)を払う価値なんてありません。
情報の色が違うだけで、同じカタチの情報はほぼネットで拾えますから。
月収100万円を超えてから
これは厳しい話でもマウントでもなく、起業して何年もやっているのに純利益で100万円も超えられないのであれば、かなりセンスがない上にビジネス自体の社会的価値も低いので、諦めた方が良いです。
ぶっちゃけ100万円程度の利益というのは、ノウハウ云々ではなく、試行錯誤の繰り返しと継続によって得られるんですよね。
最初にビジネスの選定(WHAT)さえミスらなければ、稼ぐのにそんな特殊なノウハウ(HOW)なんて必要ありませんから。
なので、コンサルを必要とする段階というのはこのあたりを超えられるようになってからで十分です、というか、そのくらい一人でできなければコンサルを受けても意味がありません。
100万円を超えてから、
事業を安定させるには
さらに伸ばしていくには
仕組みを作るには
といったことを求めてコンサルをつけるという流れがベストで。
それまでは自力でもがき、100万円とまでいかなくても、せめて自分の力だけで「ゼロ ▶︎ イチ」にできてからコンサルをつけるようにしましょう。
ぼったくられて終わらないように
自分でビジネスを動かして、自分で稼げるようにならないと見えない(見抜けない)ものがあります。
それは情報商材の質だったり、コンサルタントが信頼に値する人物かどうかだったり、そういったことってビジネス初心者には見抜けないので、詐欺みたいな情報商材やコンサルに捕まってぼったくられて終わるんですね。
そういった意味でも、初っ端からノウハウやコンサルに投資するのはオススメしません。
多くの人が勧めている情報商材だからといってその情報商材が価値があるとは限りませんし、人気のコンサルタントだからといって実力のあるコンサルタントとは限らないでわけです。
そういった実績や人気は、今やいくらでも捏造することができますからね。
情報の価値や正しさを見抜けない、あるいは見抜く方法を知らない、コンサルタントの能力が測れない、あるいは測る方法を知らない状態でそこに投資するのはギャンブルでしかありません。
かなり良い人脈や運が良くないと「当たりクジ」は引けないでしょう。
手詰まりになってしまった場合
手詰まりになってしまって、どうしてもヘルプが必要になった場合は、情報商材よりも、オンラインサロンよりも、絶対的にコンサルです。
なぜなら、その場合に必要なのは強制性、ケツ叩き、軌道修正であって、不特定多数をターゲットにした情報商材やコミュニティではないからです。
情報商材やコミュニティには強制性やカスタマイズ性はないのです。
中には手厚い個別サポートをしてくれる情報商材やオンラインサロンもありますが、そういったサポートがあったとしても、根抵の部分からマンツーマンでサポートはしてくれません。
なので、こういった場合はコンサル一択です。
コンサルは高いからといってケチっていると、結局、情報商材を買い漁ったり、セミナージプシー、オンラインサロン信者になったりと、余計に時間とお金を奪われることになりますからね。
とはいえ、先ほども言ったように、実力や能力を見抜けない人がいきなり高額のコンサル契約を結ぶのは危険なので、まずは単発で相談して相性や実力を確認してください。
質問や相談のためにオンラインサロンに入るのもありですが、その際はあくまで「実力の確認」」のために。
このパターンというのは、いわば「末期症状でのコンサル頼り」になるので、コンサルタントの選択をミスると一発アウトですから。
コンサル依頼の重要ポイントに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。