ブランディング

お金に困らない専門性とキャラクターのバランス

どうも、服部(@FACTDEAL)です。 

元リクルートの藤原和博さんが提唱されている「自分を100万分の1のレアカード化させよ」っていう話あるじゃないですか。

自分を100万分の1のレアカード化させよ――藤原和博氏が語るAI時代にも価値を創出する働き方

3つの分野それぞれで100分の1になることで、「100分の1 × 100分の1 × 100分の1 = 100万分の1」で100万分の1のレアキャラになれると。

この本にもガッツリ書いてありますよね。

キングコングの西野さんが、あちこちで言い回っていたので、そっちから知ったという人も多いんじゃないですかね。
 

で、この話を知って、3つのジャンルそれぞれで100分の1になることを目指してがんばっている人も多いはず。
 
ただですね、この話には抜けていることが2点ほどありまして。

これを知らずに、「よーし!3つのジャンルでそれぞれ100分の1になるぞ!」と意気込んでしまうと、「あれ?思っていたのと違う」ということになりかねません。

マルチタスクだけでも大変なのに、それぞれ100分の1のレベルになろうと思うと、けっこう時間はかかりますし、時間をかけたけどそもそも時代的に必要とされていない、なんてことにもなりかねないということですね。

専門性は3つもいらない

1つのジャンルにおいての専門性やスキルが100分の1レベルにある人って、そもそもある程度は食えていけてるんです。

真っ当にビジネスをしていれば、集客に困らない状態にはなっているはずなので、サラリーマンの数倍程度であれば安定した収益を得られている状態になっています。

要するに、お金にも時間にも余裕がある状態なんですね。

だからこそ、2ジャンル目に時間とお金と労力を目一杯注げると。
 

ただ、そうではない人は、1つのジャンルすらままならない状態で焦っているから、この100万分の1理論に飛びつくわけですね。

長い時間をかけて1つのこと極めるより、こっち(3つをそこそこのレベルでがんばる)の方が楽そうだし、簡単に稼げそうだ、と。

もちろん、そう簡単にはいくわけがなく。
 

例えば、「1つの専門性においてプロと名乗るために必要な時間は1万時間」という話にもあるように、1つをある程度のレベルに持っていくまでにけっこう時間がかかるんですが、それが3つとなると3万時間ですよ。

1日8時間修行しても10年以上かかります。

そして、身につけた専門性やスキルが、10年後もまだ必要とされているかどうかなんて全くわからないわけですし、どちらかというと、かなりの確率で需要はなくなっているはずです。

なので、僕は専門性は2つあれば良いと思っていますし、上手くいけば1つでもOKだと思っています。

1st専門性と2nd専門性の親和性

じゃぁ、専門性が2つで良いのであれば、あとの1つは何を掛け合わせるのかという話なんですが、それは「キャラクター」です。

ここで言うキャラクターというのは、ポジションという意味ではなく、人格や性格、性質といった「人間性」のことです。

これは後項で解説するとして、掛け合わせる順番的にはこうなります。

❶ 専門性A
❷ キャラクター
❸ 専門性B

要は、ある程度のレベルにある専門性を持っている人は、継続的にその専門性を磨きつつ、自分のキャラクターを明確にして打ち出していき、キャラクターが認知されたらさらに別の専門性を掛け合わせるということですね。

100分の1レベルのキャラクターを形成してから専門性Bにいくと。

で、ここで大事なのは、最後に掛け合わせる専門性Bをあらかじめ決めておくことと、その専門性Bが専門性Aと親和性が高いことです。

例えばこんな感じで、

パターン1

❶ 専門性A ➡︎ 芸人
❷ キャラクター認知
❸ 専門性B ➡︎ クリエイター

パターン2

❶ 専門性A ➡︎ アスリート
❷ キャラクター認知
❸ 専門性B ➡︎ 芸人

パターン3

❶ 専門性A ➡︎ アフィリエイター
❷ キャラクター認知
❸ 専門性B ➡︎ コンサルタント

パターン4

❶ 専門性A ➡︎ マーケター
❷ キャラクター認知
❸ 専門性B ➡︎ カメラマン

勘が良い人は、パターン1は西野亮廣系、パターン2は武井壮系だとわかりますかね。

そしてパターン3はよくあるパターンですが、好きなことや得意なことでコンサルをするパターンで、パターン4は最近の僕の流れですが、パターン3とは逆で、汎用性の高い知識やスキルをいろんなジャンルで生かすパターンです。

ほとんどが、専門性Aを生かせるものが専門性Bになっているのがわかると思いますが、そうすることで修行時間を短縮できるというのと、専門性Bの独自性が高くなりやすいんですね。

専門性Aと専門性Bが全く別ジャンルでも良いんですが、親和性や相乗効果を想定しておくと、後々楽になるということです。

キャラクターありきの有名人

最初にもお伝えしたように、1つのジャンルにおいての専門性やスキルが100分の1レベルまでいくと、金銭的にも時間的にも余裕が生まれます。

なので、そこで一気にエッジの効いたキャラクターを形成して掛け合わせるんですね。
 

で、エッジの効かせ方なんですが、エッジを効かせるために、普段の自分と全く違う人間を演じるのもありですが、後々疲弊してしまうのであまりオススメはしません。

偽悪になる必要もなければ、不必要に炎上を狙ってキワモノキャラになる必要もなくて、基本的には「この人はこういう人間なんだ」ということを理解してもらえれば良いので、あなた独自の考え方が伝わればOKです。

要は、フォロワーさんなどに、「こういう切り口でものを言える人ってあんまりいないよね」と認知してもらえればOKだということです。

この掛け合わせの有効性は、今のSNS時代だからこそですね。
 

ただ、有名インフルエンサーはこのキャラクターの話をしないんですよ。

Xの有名人なんてだいたいこの流れなのに。

なぜかというと、専門性Aを磨くことをやめてしまっている人が多いのと、「オレはキャラありきで稼げてるわけで、一般人にはマネできないよ」という話をしてしまうと、再現性を信じている人が離れていってしまうからですね。

建前では、「誰でも〇〇になれる!」とか言っちゃってるわけなので。

まぁ、最初にキャラクターを走らせて、酷いレベルの専門性を並べ出す人もいるので、それに比べれば全然マシですが。

こういう連中はすぐに消えていくか、炎上商法しか手段がないので、しくじって燃え尽きるかのどちらかですね。
 

結論としては、専門性もキャラクターも大事で、どちらかだけではダメなものです。

また、その掛け合わせ方や順番によって、その後の展開やビジネスの寿命などが大きく変わるので、ただ掛け合わせれば良いというものでもありません。

マーケティングのしやすさ、ブランディングのしやすさなどを含めて、事前に考えておく必要があるということですね。
 

次の打ち手として、専門性の強化(既存事業のブースト)や別ジャンルの専門性の追加(あるいは新規事業)を考えている人は、本当にそれで良いのかを考えてみてください。

もしかしたら、既存の専門性徐々にを深掘りしていきつつ、人間性やキャラクターを形成して打ち出していくタイミングかもしれません。

ただ、まだレベルの低い専門性の深掘りをほったらかしにしてたまま、キャラクター形成に躍起になってしまうと自爆するので、タイミングは十分に注意してくださいね。


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