今回はプライベート等の近況報告はおいといて、さっさと本題に入っていこうかなと思います。
ご存知の通り、今の日本の経済は一寸先は闇ですからね。
もちろん、いきなり明日、収入源が断たれるというわけではないと思いますが、数年後、下手すりゃ数ヶ月後の状況すらもわからないので、焦りは禁物ですがスピード感は必要です。
副業って今まで人生を楽しむための手段のイメージが強かったし、実際そういうノリで取り組んでる人も多いけど、今の状況見てるとこれから完全に「命綱」になるよね。
自営業の人ですら収入の柱を複数持たないとヤバイのに、サラリーマンの収入しかないと詰む可能性が高くなる。
煽りでも何でもなく。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) March 3, 2020
ということで、こちらのツイートの反応が少しあったので、危機感を持ってもらうためにゴリゴリ掘り下げようかなと。
ただ、焦ると「インフルエンサーにならなきゃ」みたいな意味不明な答えを導き出したりと冷静な判断ができなくなるので、あくまで「危機感を持つ」「スピード感を持つ」という認識で。
会社員なのにTwitterでイキった結果、訴訟されてTwitterから消えた人とかいたと思うんですが、SNSなどのオンラインでのポジショニングのために実生活にまでリスクが及んでは本末転倒です。
ただ、こういうった話をするとインフルエンサーを目指せフォロワーを増やせって話になるけど、そもそもビジネスを成功させて稼ぐのに強者である必要はなくて。影響力も必要ない。
弱者でちゃんと稼ぐ。これがビジネスを安定させる肝。
ちゃんとマーケティングを学べばそれができるんだよね。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) March 3, 2020
インフルエンサーを目指すと、強靭なメンタルや周りに止めてくれる人がいないと「フォロワーの期待に応えなきゃ」という切迫感と承認欲求に包み込まれて歯止めが効かなくなってしまいますからね。
副業のために始めたTwitterによってサラリーマンの仕事を失い、さらには家庭も崩壊するとかアホらしいじゃないですか。
そうならないためにも、僕ら凡人は弱者の戦略でコツコツ積み重ねていくしかないのです。
というか、もはや個人レベルのインフルエンサーは強者ではなくなってきているので、そんな脆弱なポジショニングをするためにリスクを負うなんてこと自体がバカバカしいんですね。
なので、勉強して、成長して、影響力を持って強者になる…のではなく、複数のビジネスを回しながら、強くなれるときにちょっとだけ強くなる、という意識が必要で。
ここでいう強者というのは企業のことですから。
強者としてポジショニングをするなら、潤沢な資金と優秀なスタッフを抱えて、最初から強者として参入しなければならないわけです。
サイトやブログもYouTubeも企業やプロに蹂躙され始めているのを見てもわかる通り、弱者(個人)しかいなかった世界に、旨味に気づいた企業(強者)が押し寄せてきていることは言うまでもなく。
で、こういった話をする際に欠かせないのが、過去の記事でも何度も登場しているこの図なんですが、かなり重要なフレームワークなので今後も何度もこの表は露出させていきます。
言葉で表すとこういうことですね。
A:収益性が高く継続性も高い
B:収益性は高いが継続性は低い
C:収益性は低いが継続性は高い
D:収益性は低く継続性も低い
今回は少しコラムっぽいかもしれませんが「自分は図でいうとどういう状況なのか」ということを把握しながら読み進めてください。
例えば、サラリーマンは以前はCだったものが今後はDにどんどん移っていくというのは最近の世の中の流れでわかったかと思いますし、フリーランスの人も強者たちの参入によってAがBに、BがDに移り変わっていくという現象を痛感しているのではないでしょうか。
1つのビジネスを大きくするリスク
この記事ではじめてこの図をみた人は「プロフィット・ミックス」という言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、要するに「異なる収入源を複数持ちましょう」ということです。
それも収益の大きさが異なるもの、継続性も異なるものを。
で、これを言うと「収益は大きければ大きい方が良いし、継続性もあればあるほど良いやん」という意見が出てくるんですね。
もちろん、そういった意見は間違ってはいません。
が、収益が大きいものはそのビジネスが頓挫したときに失う収益が大きいですし、継続性に関してもサブスクのビジネスが頓挫したときに目先の収益を獲得できるビジネスがないと詰みます。
弱者は毎月300万円の収益があるビジネスを2つより、毎月100万円の収益があるビジネスを6つ持っている方がリスクヘッジになるということですね。
強者に一発で踏み潰されないようにに散らしている方が良いんです。
で、ツイートしたように、サラリーマンの副業はプロフィット・ミックスの初歩であり、気軽に始められるものです(僕もサラリーマン時代の15年間はCという収益源一つでした)。
まぁ、務めていた会社が倒産したこともあるので、今となっては「サラリーマンはD、もしくは良くてBなんだな」と。
それが、オンラインでのマーケティングを学んだことで2つになりました。
副業を始めたのはコンサル業なので、集客はオンラインで、ビジネスはオフラインで、ということになりますが。
しかし、それらのビジネスがいつ衰退するかは予測ができませんし、オンラインで集客しているとはいえGoogle次第のところがあるので、安定性に欠けるわけです。
なので、漠然とした不安は当然ありましたね。
コンサルとコンテンツの関係
そんな中、アフィリエイトやコンテンツ販売に出会ったんですが、僕の場合は稼ぐ目的ではなくコンサルの延長線上にある問題解決策の手段の1つとしてスタートしました。
例えば「この内容に関してはこの本を読んでもらった方が良い」とか「何度も質問されることをコンテンツにしよう」という感じですね。
もちろん、他にも切り口はいろいろあります。
ちなみに、コンサル業など労働集約型のビジネスはB領域になるわけですが、コンテンツ販売を併用することでA領域も押えることができます。
が、プロフィット・ミックスにはなりづらいんですね。
上記の記事でも書いてあるように、コンサル現場でのノウハウをコンテンツ化して販売する場合、何かしらの理由でコンサル業が頓挫すると同時にコンテンツも売れなくなるからです。
イケてないコンサルタントのコンテンツなんて誰も買いませんからね。
つまり、コンサルタントが自身のノウハウをコンテンツ化するというのは、一時的には収益分散&収益増にはなりますが、本質的には現在手掛けているコンサル業の強化、延長に過ぎないということです。
もちろん、間違った仕組みではないですしこれはこれで有効ですが、リスクヘッジとしては弱いということは覚えておいてください。
現状維持とは代謝させること
というように、1つのビジネスやそのビジネスとの関連性にこだわるとリスク回避に限界があるので、リスクヘッジと成長維持のためには、新規事業を立ち上げ、軌道に乗せるスキルが必要だということです。
コンサルにしがみつくのも、アフィリエイトにしがみつくのも、コンテンツ販売にしがみつくのも、オンラインサロンにしがみつくにのも、あるいは投資にしがみつくのも。
で、この考え方はサラリーマンだろうがフリーランスだろうが企業の社長だろうが同じです。
ビジネスの目的は人の役に立って対価を得ることであり、その収入によって家族や友人との時間を充実させたり、自己実現を達成することでしょう。
であれば、1つの事業の巨大化を目指すのではなく、弱者でも勝ちやすいビジネスにだけ取り組み、ライバルが増えたり、政治や社会、経済の変化によって稼ぎづらくなったら他の勝ちやすいビジネスに移るべきで。
弱者の大きな強みはフットワークやスピード感であり、それを存分に生かすべきなんですよ。
そうやって、ガンガン代謝させていかなければならないわけですね。
弱者が立てた旗なんて強者に見つかったらすぐ倒されてしまうので、プロフィット・ミックスの必要性を理解しても、領域を押さえて安心してボーッとしていてはダメだということです。
現状維持は悪いことではないけど、現状維持するためには代謝(試行錯誤)させることが必要だからそれだけでもけっこう大変。
これはサラリーマンだろうがフリーランスだろうが同じ。
よく言われる「現状維持は後退と同じ」は、同じことを続けるだけでは代謝しないため。それはいつか旧態依然になる。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) March 5, 2020
プロフィット・ミックスで余裕を手に入れる
収益の柱を複数持つことのメリットは複利的な結果も得られます。
というのも、いろんなスタイルの収入源を複数持つことで、発信する情報に余裕とバラエティが生まれるんですね。
オンラインサロンや情報販売を批判する人は多いけど、いろんなスタイルの収入源を複数持つことで発信する情報に余裕とバラエティが生まれる。いわば複利的な効果。
例えば、コンサルだけするよりいろんなビジネスに手を伸ばすことで、日々のアウトプットが様々な良質なインプットを呼び込んでくる。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) March 5, 2020
複数の収益源を持つということは複数のビジネスを知り、それらのビジネスでの成果を出すためにインプットとアウトプットを繰り返すということなので、アイデアやノウハウも増えます。
結果として、コンサルの幅が広がったり情報発信やコンテンツの質も向上するわけです。
要は、スキルやノウハウのハイブリッドができやすくなるので、それをスピード感を持って実践できるという個人の強みが増すんですね。
例えば、僕の場合ですと全く畑違いだと思っていたカメラ(撮影の仕事)も相乗効果があって、双方に良い影響をもたらしてくれています。
また、余裕という面に関して言うと、複数のスタイルのビジネスや収益源を持つことで、焦って集客やセールスをする必要がなくなるので、売り煽りも不要になります。
複数の収益源を持つということは複数のビジネスを知り、それらのビジネスで成果を出すためにインプットとアウトプットを繰り返すということなので、アイデアやノウハウも増える。
結果としてコンサルの幅が広がったり情報発信やコンテンツの質も向上すると。
余裕があると煽り売りの必要もなくなるw
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) March 5, 2020
目先のお金欲しさのメルマガやブログ、Twitterでの発信ほど痛いものはないですからね。
時間やお金に余裕がない人はそうなります。
目先のフォロワー欲しさの「フォロー&RT」みたいな企画ツイートも同様ですし、そういったヨダレ垂らしまくりの情報発信しかできない人は、当然、淘汰されるわけで。
まぁ、時代に合わせて新規事業を次々と軌道に乗せられるスキルがあれば、情報発信ビジネスにすら固執する必要もなくなります。
やたらと「自由になろう」「好きなことをして生きましょう」「好きなことで稼ぎましょう」と言いつつ、ゴリゴリ煽り売る自称リア充な人たちが多いですが、本当の「自由」というのは、そもそも「力まずにビジネスを続けられる余裕を持つこと」なんですよね。
目先のお金やフォロワー集めをしなくても良い自由を手に良いれましょう。
ということで、現状複数のビジネスを持っている人はしっかり代謝させていきつつ、プロフィット・ミックスのD以外のできるだけ多くの領域をカバーしていってください。
また、これから副業に取り組むという人はDからスタートしても良いんですが、CやBに移行することを見据えて進めることはお忘れなく。
むしろ、CやBに進展していかないDは最初から取り組まないと。
そこを考えずに「とりあえず」でスタートしてしまうと、Dの立ち上げと撤退をひたすら繰り返すことになってしまい、サラリーマンよりもハイリスクになります。
何度も言いますが、煽りではありませんが、かといって「みんながんばろうぜ!」みたいな頭お花畑ポジティブの話でもありません。
焦りは禁物ですが「何もしないと人生詰んじゃうよ」という超現実的な話だということは理解して一歩ずつ進めていただければ。