情報発信をする時「自分は何者でもない」「自分が発信できることなんてない」と悩む人がいますよね。
情報発信じゃなくても、こういったいわゆる「虚無感」に悩む人は少なくないわけですが、それは結局人と比べてないものねだりをしているだけです。
波乱万丈な人生を送ってきた人や修羅場をくぐり抜けてきた人、面白い人生を歩んできた人に憧れるものの「自分には今さらそんな人生は歩めないし」と卑屈になっているだけなんですね。
その状態で考えても時間は止まったままなので、少しずつでも良いので切り替えていった方が良いです。
何者でもないのがツライけど、だからといって修羅場は経験したくない。
そんな子どものわがままみたいな状態で、ラッキーを待っていても何も起こりませんし、前に進めるわけがないので。
修羅場上等でいきましょう。
本来、比べるものではないかもしれませんが、僕の経験上、修羅場よりも虚無感に包まれている方がツラいですししんどいです。
なぜかと言うと、死ぬほどツラい修羅場でも場面はどんどん展開していきますし、良くも悪くも思考と行動、結果の連続が出現します。
で、致命傷にさえならなければ糧になりますし、あとから笑えるんですよ。
一方、虚無感に包まれている状態というのは、社会はどんどん変化していくのに自分は同じ場所に止まっている状態なので、修羅場のような実感できる苦痛はなくとも、確実に精神が削り取られていくんですね。
思考も行動もしていないわけですから当然です。
こういった自己啓発的な話になると、結局「だから行動しようね」という結論に導かれるんですが、それではあまりに抽象度が高すぎるので、どうすれば行動できるのかという話をします。
虚無感を抜け出す方法を、つまり「行動するための行動」をコンサル的な視点で話します。
まずは虚無感の意味を理解し、当てはまっていて、まさに同じ場所から動けずにいるなという人は参考にしてください。
虚無感
虚無感(きょむかん)とは、すべてが空しく感じること、何事にも意味や価値が感じられないような感覚、などを指す意味で用いられる表現です。たとえば、人生の意味や自分の存在意義などについて「まるで無意味なのではないか」という思いに苛まれているような状況は「虚無感にとらわれる」などと表現されます。
「虚無」という言葉には「なにもない」「空っぽである」「何の意味もない」「まったくの無価値」といった意味があります。「虚無感」は、そのような(「虚無」を感じている)感覚です。
虚無感とは具体的にはどのような感覚なのか、その様相は多分に人それぞれでしょうが、たとえば「なにか本質的な大事な部分がごっそり抜け落ちているような感覚」とか「目指すべき人生の指標が見当たらず暗中にいるような感覚」は、虚無感であるといえるでしょう。
「虚無感」という言葉はたいてい、「虚無感に襲われる」「虚無感にとらわれる」「虚無感に包まれる」「虚無感に苛まれる」というような言い回しで用いられます。虚無感と同じ意味で「空虚感」という表現が用いられることもあります。
哲学・思想の分野では、世界や人間存在には一切の意義も価値もないと捉える立場を「虚無主義」(ニヒリズム)といいます。
① コンサルを受ける
これは何も僕を推奨しているわけではなく、コンサル以外にカウンセラーとかでも良いんですが、専門知識や自分にはない思考の切り口を持っている人に相談するということです。
こういうときに助けてくれるのって、友だちや家族、恋人のイメージが強いですが、実は違います。
自分の中で何となく問題が見えている場合は、相談をすると具体的な解決策が手に入る可能性が高いので、身近な人に相談しても良いです。
が、虚無感というのは問題がわからない、何にも意味を見いだせないという状況なので、そんな状態で身近な人に相談をしても 抽象度が高く感情的なアドバイスしかもらえないんですよ。
イヤなことを忘れてパーっと…もその時間が終わると虚しくなります。
なので、虚無感に包まれている時は、専門家だったり普段から「この人の考え方は凄いな」と思っている人に相談してください。
わからないことを言語化し、そして何をするかべきか具体的な対策を一緒に考えるんです。
② 寄付をする
自分の存在価値を見出すには寄付は最適です。
で、こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、寄付の際の感情は、応援、偽善、憐れみ、見下し、何でもかまいません。
寄付する際の感情と、寄付した後の感情はだいたい変わりますから。
どんな感情にせよ、例え1000円でも、社会の役に立ったことことを少なからず実感できるので、バカバカしいと思うかもしれませんが、一度やってみてください。
お金を使いたくないのであれば献血でも良いです。
ちょっと痛いですが、血を提供することでも同じような貢献感を得られるのと、あまりに簡単に社会貢献ができるので、物足りなくなってもっと何かしたくなります。
それが虚無脱出の一歩になるんですよ。
③ 身体的なアプローチ
虚無感に包まれているとき、精神が弱っていくのはもちろんなんですが、同時に身体も弱っていきます。
筋力が弱っていったり、脂肪が増えたりしてしんどくなり、その状態が続くと身体も醜くなっていくため、それを見てさらに落ちていくというパターンは少なくないんですね。
そしてどんどん自暴自棄になっていくわけです。
精神が弱っていく最後の歯止めは、身体的なアプローチと言っても過言ではありません。
別にスポーツをしろとか筋トレをしろ(できればベスト)というわけではなく、毎日人間らしい動きをして自分が理想としている体型や体力は保ちましょうねということです。
相談に来られた人で、身体的なアプローチを続けることで長いトンネルを抜けられた人は少なくないんですよね。
もちろん、毎日じゃなくても良くて、3日に1回でも7日に1回でも良いので、できるだけルーティン化するようにしてください。
④ 過去にすがる
意外と思われるかもしれませんが、これはけっこう効果があります。
で、これは過去の栄光にすがるのではなく、むしろツラかった過去にすがるという意味で、しんどかったけど乗り越えたときの思考や行動パターンを思い出し、生活リズムだけでも良いのでもう1度それをやります。
一度乗り越えていることですし、しかも思考や行動パターン、生活リズムを再現するだけなので負担にはなりませんし、上手くいくと「そうえばこんな感じでがんばってたな」とスイッチが切り替わるきっかけになります。
虚無感に包まれているときは未来に目を向けがちですし、新たな生きがいや生きる目的、生きる意味を探しがちです。
仕事やビジネスに対してもそうだと思うんですが、ただ、未来を見れば見るほど「どうせ無理だよな」みたいな感じで虚無感が増す傾向にあるので、未来に目を向けることは、この段階ではあまりオススメはしません。
未来に目を向けるとしたら、少しでも行動できる状態になってからですね。
それまでは、思いっきり過去に目を向けて自分の存在価値をリマインドすることをオススメします。
虚無感から脱出するための、具体的な「行動するための行動」を4つ挙げましたが、もっとスパルタな方法も存在しますが、それは不特定多数の人が見る情報発信では逆効果の可能性が高くなるので割愛しました。
今回の内容でも、けっこうギリギリのアプローチもありますからね。
優先順位は①から番号順だと思っていただければOKですが、それでも難しい場合は、LINE等でであなたの状況を聞かせていただければ、あなたに向けてより具体的なアプローチを配信します。