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マーケティング的遺書をiPhoneで安全に管理する方法

死ぬ準備していますか(もちろん、僕はまだ死ぬ気はないですけど)?

僕は日々コツコツと死ぬ準備を整えていっています…というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、実際なそんなことは一切なくて。

自分がいなくなってからの世界がどのように回っていくかを考え、そこから逆算して人生設計をしていくことは、来年の目標を立てることよりも大事なことですからね。

ビジネスにおける逆算思考を鍛えるのにも持ってこいです。
 

まぁ、明日自分一人がこの世からいなくなったところで、いつも通り世界は回っていきます。

ただ、家族がいたり、仕事仲間がいたり、お客さんがいたりと、多少なりとも人に影響を与える立場にいる人は、死後も一定期間は影響を与え続けますし、完全にこの世から消え去ることはないと思います。

スピリチュアルな話とかではなくて、やはり魂や想いは残り続けますよね。
 

死んでしまったら無になるからイチイチそんなことを考えなくても良いだろという考えもアリだと思いますが、どうせなら良い影響を与え続けたいじゃないですか。

特に家族や友達など大事な人にはそうありたい…と僕は思います。

死後は自分が人に与える影響力やその範囲や深さをコントロールできないからこそ、生前にしっかり整えておきたいなと。

ということで、今の時期は来年の目標を立ててワクワクする時期でもありますが、もっとディープな部分である「死ぬ準備」に関して一度深く考えてみてほしいんですよね。

きっと来年の目標もガラリと変わると思いますよ。
 

ちなみに、別に宗教的な話とかスピリチュアル的な話をしたいわけではなくて、僕の中では「死ぬ準備」はマーケティング的な視点の方が大きくて。

冒頭でも書きましたが、逆算思考の訓練にもなりますし、残された時間の中で、自分には何ができるのか、何を成し遂げたいのか、誰の役に立ちたいのかといった、自分のリソースや世の中のニーズと向き合うことになるので。

何が足りないのか、逆にムダなのかもわかります。

 

上記の記事でマーケティング的遺書の話を書きましたが、その続編だと思っていただければ。

遺書マネジメント

遺書に関して、具体的にどのように管理していますかという質問をたまにいただくので、今回は管理に関する少し細かい話をしていきますね。

ちなみに、ガチの遺書に関しては遺産相続とかが絡んでくるので、司法書士さんや税理士さんに相談するなど、法的に正しい方法で整えるようにしてください。

僕の中途半端な知識を晒して迷惑をかけるわけにはいきませんので。

僕の知り合いで、小さな相続専門でやっている先生 もいるので、ガチのやつはそちらで相談することをオススメします。

今回僕がお伝えするのは、あくまで、重要な情報や伝えたい想いを家族に残すために、自分にとっても家族にとっても安全かつわかりやすく管理するにはどうすれば良いのかという話ですね。

方法はいろいろあるんですが、僕がいろいろ試したりアップデートしている中で、今のところ「この方法が良いんじゃないかな」と落ち着いている方法をお伝えします。

iPhoneのメモ機能が神

僕は遺書の概要にはiPhoneのメモを使っているんですが、テキスト、写真、動画など大抵のものは貼り付けられるので非常に便利です。

で、これは意外と知られていないんですが、iPhoneのメモはパスワードとFace IDでロックをかけられるので、安全性に関しても今のところ問題はありません。

遺書とは関係ないんですが、パスワード管理等も僕はメモでしています。

メモのロックの方法は以下の通り。
 

まず、ロックしたいメモを長押しして「メモをロック」を選択します。

あとはパスワードを設定すれば、ロックがかかる設定になります。

最初はロックが開いている状態になっているので、錠のマークをクリックしてロックをかけます。

Face IDを設定していると、次からはパスワードなしで開くことができるようになるので便利ですよ。

さらに便利な使い方

実はiPhoneのFace IDというのは、2パターン(2人)まで登録できるんですよね。

なので、うちは夫婦でお互いのiPhoneに自分と妻(夫)の顔の2パターンを登録して、いつでもロック解除ができるようにしています。

夫婦によってはそれはイヤだという人もいるかもしれませんが、別に見られて困るものはないという夫婦であれば、パスワードを共有するよりもこの設定をしておく方が楽です。

注意点①:iPhoneが壊れたら

注意点もいくつかあるのでお伝えしておきます。

まず「交通事故とかでiPhoneが壊れたら意味なくね?」という疑問についてですが、確かにiPhoneが壊れてしまったらメモを開くことはできなくなってしまいます。

これに関しては、そうなっても問題ないように、iPhoneの中のメモではなくCloud上のメモで残しておくようにしてください。

そうすればMacであればパソコンのアプリからも見れますし、もちろんWeb上のiCloudからもアクセスができます(パソコン&クラウドのメモのロック解除はパスワードのみ)。


注意点②:パスワードを忘れたら

パスワードを忘れた場合はiPhoneの設定からリセットできます。

その際には、Apple IDのパスワードが必要になります。

ワードやパワポで残したい

メモにはほとんどのファイルが添付できるんですが、ファイル自体にパスワードをかけて管理したいという人もいると思います。

この場合、一番手っ取り早いのはPDFファイルとして書き出す際にパスワードを設定する方法ですね。


あと、フォルダを作ってそのフォルダ自体がパスワードがなければ開けないようにしたいのであれば、Macであればdmgファイルを作るとかですかね。

遺書を動画ファイルで残したい場合はこれが良いと思います。

メモアプリでは概要と重要なファイルへのアクセス方法を書いておくというのもカタチとしてはありですし、僕も一部はそのようにしています。

カタチから入ってみる

今回はハック的な内容でしたがいかがだったでしょうか。

マネジメントするための細かいテクニック的な話でしたが、カタチから入るのも大事だと思うんですよね。

そもそも情報や思いの残し方がわからなければ「死ぬ準備」はできないので、マネジメントの方法を知った上で取り組むという流れでも全然良いかなと思います。

遺書を書くことで、来年の行動指針が決まったり、モチベーションが明確になったりすると良いですね。

もちろん、遺書というのはその日に書き切って終わりというものではなく、日々書き加えたり削除したりしていくものなので、コツコツアップデートしていっていただければ。

例えば「〇〇ができなくてゴメンね」というメッセージを残すのであれば、その〇〇を達成して遺書から削除しましょうよ、と。

というか、それこそが残された時間で自分がすべき使命なんですよね。

また、実際に遺書を書いていくと、想いを残しておけば良い、伝えたいことを書いておけば良いといったような簡単な作業ではないことに気づくと思います。

資産へのアクセス方法やWEBサービスのアカウント(IDやパスワード)などの対処法もしっかりと残しておかなければ、死後も課金され続けたりしてどんどん口座からお金がなくなっていきますからね。

逆に、収益を生んでくれているサイトのドメインやサーバーの契約が切れてしまって…ということにもなってしまいます。

この辺のマネジメントやポイントについてもニーズがあればガッツリ書こうかなと思っています。


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