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日本人に刺さりやすい2パターンブログ記事

どうも、服部(@FACTDEAL)です。

刺すとか刺さないとかのツイートを見かけまして、なんか物騒だなと思っていたんですが、言葉の話だったようで。

ただ、読者やフォロワーに対して「刺せ」という表現はどうかなと(まぁそれは置いといて)。
 

そもそも「刺さる言葉」とか「刺さる記事」というのは何ぞやという話なんですが、言葉なのか文章なのかでけっこう変わってくるんですよね。

言葉だと、そのワード自体にインパクトがないといけなかったりするわけですが、文章の場合だと言葉も含まれますし、それ以外にもテーマや構成、言い回しといった部分が必要になります。

刺さるテーマ
刺さる構成
刺さる言い回し

このあたりを分けて考える必要があるということですね。
 

…とここまで話したところで、ゴリゴリのライターの人とか国語が得意な人は「いやいや、オマエさ、言葉の意味とか文章の意味とか全然わかってないよね?頭大丈夫?」とツッコミを入れたくなったでしょう。

いや、まさにその通りで、今回「刺さる」以前に「言葉とは?」とか「文章とは?」ということについてじっくり考えたんですよ。

ただ、実際に今まで真剣に考えたことがなかったんで、なかなか答えが出ず、これを機にちゃんと勉強しようと思っていろいろと調べました。

恥ずかしい話なんですが、40過ぎのオッサンにもかかわらず、言葉の意味も文章の意味もちゃんと理解していなかったということが判明しました。

いわゆる「言葉の単位」っていうやつです。

言葉の単位

我流でブログを書いていると「言葉≒ワード≒キーワード≒単語」みたいな感じで、ごっちゃにしているイメージってありませんか?

我流じゃなかったとしても、コピーライティングを勉強してもこんなことは学ばないので、そもそも「言葉とは?」「文章とは?」とか考えないと思うんですよ。

なので、冒頭にも書いたように、僕も勝手に言葉は文章に含まれるものと解釈してたんですが、実は違うと。

知ったかぶりして冒頭からリライトしても良かったんですが、それはそれで自分の中でダサいので、そのままにして正直に「知らなかった」という自然な流れで書き進めます。

そもそも「言葉」には次の5つの単位があるみたいなんですよ。

文章
段落

文節
単語

ということは…ですよ。

文章の中に言葉が含まれるのではなく、むしろ逆で、文章も含めたものが言葉だということだったんですね。

まぁこれに関しては、僕が解説するよりも下記のサイトを見てもらった方が早いしわかりやすいと思うので、まずはそちらで「言葉の単位」について理解していただかればなと。

 
どうですか?

これ、知っていた人は学生時代にちゃんと勉強していた人か、プロのライターとして国語や日本語について再学習した人だと思います。
 

ということで「言葉の単位」に則って今回のテーマである「刺さる」について考える場合、主に「文章」の話になるわけですが、基本的には情報発信の話なので「文章=記事」と考えていただければ。

あ、ここからは国語的なカタイ話はしないので、気軽に読んでいただければなと思います。

❶ 不安を煽る記事

そもそも日本人に刺さる記事は何かという話なんですが、基本的には2パターンあります。

❶ 不安を煽る記事
❷ 不安に寄り添う記事

完全に真逆ですし、一般的に「❶は悪」で「❷が善」というイメージを持つと思うんですが、実はそういうわけではなく。

大抵の記事はこの2つが混ざっていますし、結果的に「❶が善」で「❷が悪」になる場合もあるわけなんですね。
 

まず「❶ 不安を煽る記事」から説明すると、身近な話で言うと「老後2000万円問題」や「インボイス制度」の話とかがまさにそうで、あのニュースを見たり記事を読んだ人で不安を煽られた人は多かったと思います。

ある意味「刺さった」という状態ですね。

簡単に言えば、耳が痛い話をして、危機感を持たせる、心をざわつかせる、図星を突く、ケツに火をつける、追い込むといったようなことです。

それによって行動を促すと。
 

で、なぜ刺さるのかというと、日本人は生真面目で不安体質なのは遺伝子によるものだと言われていて、ネガティブな情報に過敏に反応してしまうからなんですね。

その特性を利用するわけです。

 
日本人の自殺が多いのもこの遺伝子の影響があると言われますよね。

もちろん、日本人の自殺率が世界的に最も高いわけではないですし、年齢によっても変わりますが、若者の死亡原因が第1位が自殺であるという話もあって、これは世界ではダントツらしいですが。

まぁその話は置いといて、あまりイメージはよくありませんが、不安を煽る記事というのは日本人には刺さりやすいのです。

❷ 不安に寄り添う記事

そしてもう1つ「❷ 不安に寄り添う記事」なんですが、「❶ 不安を煽る記事」矛盾するようなんですが、これも刺さるんですね。

日本人は生真面目だからこそ、不安を感じやすく、そこから自分を責めたり追い詰めたりしがちで、だからこそ救いを求めるというか、癒しを求めるというか、そういう存在を待っている状態でもあるからです。

がんばらなくてもいい
休んでもいい
逃げてしまってもいい
好きなことだけすればいい
あなたは悪くない

といった言葉は、まさに不安を抱える人に「そのままで生きていてもいい」「現状維持でいい」と寄り添うもので、こちらは不安を煽って行動させるのではなく、気分や精神状態を良くさせて応援する感じですね。

これをリアルでやっているのがジゴロとかヒモとか呼ばれる人たちです。
 

また、寄り添うことで何かを辞めたり止めたりするアクションを起こさせるパターンもあります。

という話をすると、なぜかあまり良いイメージを持てない人もいると思うんですが、勘の良い人は「不安に寄り添う記事が必ずしも善ではない」ということが何となくわかってきましたよね。
 

極端な話ですが、こういった寄り添う言葉を受け入れることによって、例えば新興宗教やカルト宗教に入信する人もいて、搾取されても本人はそれで幸せでも、近しい人を不幸にすることもあるわけです。

そういう意味では「このままじゃダメだ」と不安を煽る記事が必ずしも悪ではないということも理解できると思います。

自分はどちらのアプローチでいくかの解

と、ここまでで

❶ 不安を煽る記事
❷ 不安に寄り添う記事

のどちらのアプローチも刺さるがわかったところで、じゃぁ自分はどんな記事を書くのかという話なんですが、この結論としては「一貫性を持って両方書く」のがベストです。

なぜなら、もともと不安を抱えている日本人の割合が多いわけですが、だからと言ってそこに対して不安を煽っても、行動する日本人は極少だからです。

そもそも「不安=行動する」ではないですし、極限にならないと人は動かないわけですから、それまでに潰れてしまう人の割合を考えると、不安を煽り続けるだけスタイルは懸命ではないんですね。
 

一方で、不安に寄り添い続けるのもリスクが伴います。

具体的な解決策のない不安への寄り添いは麻薬のようなものなので、読者や見込み客の頭の中のお花畑をどんどん拡げていくだけだからです。

結果として、発信によってヤバい人を寄せ付ける確率が高くなるので、それだけに偏って書くのもダメだということですね。
 

なので、

不安を煽ってから寄り添う

不安に寄り添ってから煽る

どちらを軸にしても良いんですが、基本的には両方書くのがベストです。
 

言葉だけを聞くと詐欺師のようですが、大事なのは一貫性で、急に態度を変えるようなアプローチをしろということではありません。

例えば、「不安を煽ってから寄り添う」というのは、

「このままじゃダメです。ただ、急にがんばるのは大変です。だから自分のペースでできることからコツコツやっていきましょう。」

という流れというか構成ですね。

一方、「不安に寄り添ってから煽る」というのは、

「しんどかったら休みましょう。たまにはそういう時間も必要です。ただ、あなたはこれくらいのことで終わるような人ではありません。前に進みましょう」

という構成です。

パターンも様々で、1つの記事の中でこの流れをつくっても良いですし、煽るだけの記事を書いて、別記事で寄り添う記事を書いても良いです。

もちろん、その逆でもOK。
 

ツイートも同じで、140文字の中に両方入れても良いし、ツイートごとに変えても良いです。

大事なのは一貫性で、不安に対する「煽りの言葉」も「寄り添いの言葉」も全てがあなたの考え方や価値観の延長線上に乗っている必要があるということですね。
 

人に刺さる記事やツイートをするために、刺さるテーマ、刺さる構成、刺さる言い回し、刺さる単語も重要ですが、それと同じくらいスタイルやバランスも重要だということです。

ブログ、Twitter、YouTubeなどでガンガン情報発信をしている人は、意識して取り組んでみてください。


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