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個人コンサルにおいては「半年契約」とか「年間契約」とか99%必要ありません

最初に言っておくと、企業のコンサルと個人のコンサルでは毛色が少し違っていて、企業のコンサルにおいてはプロジェクト単位でプロモーションやセールス、マーケティング、問題解決などをするため、長期間に渡って契約することが多いです。

それこそ、1年間どころか2年、3年ともっと長い期間に渡ってサポートする必要が出てきますし、顧問契約となるともっとです。
 

が、コンサルタントの僕が言うのもなんですが、個人のコンサルにおいては意味のない長期間での契約は必要なくて、このことはコンサルタント自身が一番よくわかっていることで、ある意味タブーです。
 

まぁ、僕は同業に嫌われているのでタブーでも何でも言っちゃいますが。

というのも、半年間や1年間というコンサル契約の期間は、そのほとんどがコンサルタントがビジネスをイージーにするための自己都合の仕組みなんですね。

だって、契約さえしてしまえば、特に大したことをしなくても毎月決まったお金が入ってくるわけじゃないですか。

それこそ、口先だけで机上の空論を言ってるだけでも良いわけですし、それが何件もあればめちゃくちゃ楽チンです。
 

コンサルタントの収益の仕組みをもっと詳しく知りたい人はこちらを読んでください。

まぁ、クライアント側からすれば「そんなんサボってたらすぐわかるやん?」と思うでしょうけど、それがわからないんですよ。

なぜなら、契約までさせられたということは「コンサルタントに丸め込まれた」ということでもあるわけですから、当然、コンサルが始まってもコンサルタントに言われるがままに簡単に丸め込まれてしまうからです。

 
ただ、全ての長期コンサル契約が詐欺的なものかというと、必ずしもそういうわけではなく、もちろん、真っ当なコンサルタントもいます。

その見分け方はけっこう簡単なので今回はそれをお伝えします。

そのコンサルタントに依頼しても良いのか?
長期コンサル契約を結んでしまって大丈夫か?

の判断基準についての話なんですが、大前提として、コンサルタントが発信している内容はブログやメルマガなどでとことんチェックしましょう。

それをせずに「ピンと来たから」とか「有名な人だから」で判断してしまうとソッコー痛い目に合います。

6ヶ月間何をするのか?

過去に誰かしらのコンサルを受けた(受けている)方の相談内容を聞いていると、コンサルを受けている本人がサポート内容の概要すらわかっていないということがほとんどなんですね。

それどころか、コンサルタント本人が何のために、半年なら半年で契約を縛っているのかの根拠を説明できなかったりするので、コンサルを受けている人は一度「何のために半年契約が必要なんですか?」って聞いてみると良いですよ。

冒頭でもお伝えしたように、コンサルタントのフトコロ事情や都合で決めている場合がほとんどなので、まともに答えられるコンサルタントはほぼいないと思います。

答えられたとしても「そういうカリキュラムだから」「そういうプログラムだから」と言うくらいが精一杯でしょう。
 

じゃぁ、何を教わるかというコンサル内容やノウハウの詳細がわかれば良いのかというとそういうわけではないんですね。

実際、長期のコンサルで詳細を記載しているものもありますが、正直言って「それ、1ヶ月で十分やん」っていう内容ばかりで、それをコンサルタント都合で半年とか1年とかかけてダラダラ伝えるわけです。

アホらしいと思うかもしれませんが、これが現実なんですよ。

長期でコンサル契約をする本当の意味

じゃぁ、長期契約する意味があるコンサルの内容は一体何なのかというと、全体像や概要が『守破離』に基づいているということに尽きます。

コンサルタントがクライアントの『守破離』をサポートする気があるかどうかということです。

【守破離(しゅはり)】

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

デジタル大辞泉

要するに、ビジネス(コンサルティング指導)で言うと

① セオリーを学ぶ(守)
② セオリーをぶっ壊す(破)
③ 独自ポジションを獲得する(離)

までをサポートしてくれるのかどうかということになります。

 
なぜ『守破離』に基づいていないとダメなのかと言うと、言われたことだけを徹底してやるという「守」だけで生き残っていけるほど、今の時代のビジネスサバイバルは甘くないからです。

そこから「破」「離」を実践することで、つまり「自分ならではのスタイル」を確立して、ライバルが簡単には参入できないポジションを獲得できてはじめて“そこそこ”の収益を得ることができわけです。

さらに、参入障壁の高い領域にどんどん踏み込んで、ポジションや領域を拡大していくことによって長期に渡って収益が安定していきます。

ブログで儲けるための『守破離』

例えば「ブログを書いて儲ける」ということに関していうと、まずは記事のタイトルの付け方や記事の書き方、構成、SEOといったセオリーを学ぶことが「守」になり、そこから実際「誰に何が刺さるのか」をリサーチするために、試行錯誤しながらパンチの効いた発信で体当たりしていくのが「破」です。

そして、ニーズが見えてきたらコンセプトを固めて独自のポジションを築くというのが「離」になるわけですね。

 
これはアフィリエイトをするにしても、自分のビジネスの問い合わせを増やすにしても、メルマガに登録してもらうにしても同じことです。

そうすると、例えば

1ヶ月目~2ヶ月目:セオリー(SEOや構成)通りにブログを100記事書く(守)
3ヶ月目:最低限のクオリティが伴ったらSNSでシェアしてリアルな反応を調べる(守)
4ヶ月目:好反応な記事と同系の記事をパンチを効かせて(独自の切り口で)書く(破)
5ヶ月目:インプットを増やしてしてオリジナリティと情報の網羅性を強化する(破)
6ヶ月目:アクセスが多い記事を元にコンセプトと仕組みを固める(離)

といった感じになるので、つめつめでいっても半年は余裕で要します。

 
見ての通り、さっさと「守」はクリアしていかに型を破るか、逆張りをするか、そしてそれが共感を得られるか、といったトライ&エラーが重要になるわけです。

が、現実は「守」だけを半年間ダラダラと教えるコンサルとかがほとんどなんですね。

 
もちろん、「守」を徹底するだけでもある程度は稼げるようになりますが、すぐにそれでは通用しない日が来ます。

そういった真実を知らずに、ネットや本に書いてあるような「守」だけをダラダラ教えられるコンサルを受け続けても未来はないのです。

実践できていないことは教えられない

ブログに限らず、こういった『守破離』までを半年間かけてみっちりサポートしてくれるコンサルタントはほとんどいませんし、コンサルティングに必要なこと、師弟関係に必要なことが『守破離』であることを理解していないんですね。

ただ、少ないですが目立っているので見つけるのは簡単です。

あなたが僕のブログを見つけてくれたようにw
 

なぜなら、そういったコンサルタントは、コンサルタント自身も必ず『守破離』を経ているからです。
 
つまり、他のコンサルタントとは異質の発信をしていて、すでに独自のポジションを築いているのですぐにわかります。

一方、『守破離』を経ていないコンサルタントは、他の誰かと同じような発信をし、同じような仕組みをつくり、同じような単価やサービス内容でビジネスをしています。

 
ということで、コンサルタントを選ぶ際は「当たり前のことを誰でもわかるようにわかりやすく教えてくれる」だけで決めてはいけないんですね。

それはあくまで「守」の範疇なので。

もちろん、その「守」を学んで実践することは大事なんですが、どこかで「自分ならでは」のビジネスに転換できなければ明るい未来はありません。
 

なので「守」の向こう側、つまり「守」をぶっ壊す方法、同時のポジションを築く方法を知っているかどうか、そしてコンサルタント本人もそれを実践しているかどうかで決めましょう。

そこさえ外さなければ、半年〜1年のコンサル契約で生き残っていくためのポジションを手に入れることができます。

 
PS

今回の「タブー」は僕のポジショントークも含まれますが、こういった実情を知っているのと知らないのとでは収入とコストのバランスが格段に変わってきます。

ちなみに、僕は「お小遣い稼ぎていどで良い」といったような「守」だけを求めている人とはコンサル契約を結ぶことはありません。

行動力と継続力がある人であれば、セッション、オンラインサロン、note、ブログ、メルマガなどで、かなりハイレベルの「守」を網羅できるようにしているので。

なので、より効率良く「守:セオリーを学ぶ」を網羅したい人、そして「セオリーをぶっ壊す(破)」「独自ポジションを獲得する(離)に進み、さらに高収入や時間の余裕、ビジネスの自由度を手に入れたい人だけ期間契約によるコンサルを受けに来てください。

 
PPS

なぜ、個人コンサルにおいては「半年契約」とか「年間契約」とか99%必要ありませんと言ったのかというと、このブログを読んで『守破離』の重要性を理解して行動する人が100人に1人でもいれば良い方だからです。

長期間に渡ってコンサルを受けることに意味がある、つまり成果を出せるのは『守破離』に基づいたコンサルの意味や価値がわかる「100人に1人」の人に限られるということです。


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