クライアントに限らず「Twitterに何を書けば良いのかわからない」という相談はよく受けるんですが、答えはいつもこれで。
趣味なら「自分が書きたいことを書けば良い」
ビジネスなら「フォロワーが見たいことと自分が書きたいことを書けば良い」
シンプルですがこれだけです。
ビジネスでTwitterを使いたいという人が僕のお客さんなので、基本的には2番目を追求していくことになるわけですが、結局のところ商売につながるかどうかはこの部分の追求力の差でしかありません。
もちろん、そこに「フォロワーを増やす」という行為は含まれません。
なぜなら、ビジネスであれば「フォロワーが見たいことと自分が書きたいことを書けば良い」を追求していればフォロワーは増えていくからです。
むしろフォロワーを減らす(スクリーニングする)ことの方が重要で。
ということで、今回は仕事につながるTwitterの基本的な使い方について順番に説明して行きます。
過去にも似たような記事は書いているんですが、新しい要素も入れたのでリマインドも兼ねて読んでいただければ。
① フォロワーが見たいこと書く
まずは「フォロワーが見たいこと」と「自分が書きたいこと」の2つに分けて考えます。
まずフォロワーが見たいツイートというのは何かという話なんですが、これは「どんなお客さんに集まってきてほしいのか」によるんですが、基本的にはこの2つと考えてください。
読むだけで勉強になる
何かしら変化を与える
お客さんになってもうらうためには、当然、信用が必要になるわけですが、その信用の第一歩がフォロワーに学びと変化を与えることです。
読むだけで勉強になるというのは
① 新しい知識を得られる
② すでに知っている情報に関して新たな切り口を知る
③ 間違った知識が正される
という3つを押さえておけばOKです。
何かしら変化を与えるというのは、価値観の転換や成果の獲得だけではなく、前進、感動、癒しなども変化に当てはまるので非常に幅広いです。
もちろん、実際はこれら全てを網羅して発信するわけではなく、実際にフォロワー(お客さん)が求めているものをいくつか意識し、ケースバイケースでテーマをチョイスして発信します。
② 自分が書きたいことを書く
発信者に必要なの専門性をアピールすることだけではありませんし、まして商品やサービスの宣伝ばかりしているアカウントは即距離を置かれます。
そこでもう1つ必要なのが「人間性」で、あなたの人となりが伝わることもしっかり書いていくということです。
もちろん、無理してプライベートを曝け出す必要はありませんし、むしろセーブすべき(個人)情報はセーブした上で発信する必要はありません。
また、商品が圧倒的に優れている場合は、過剰に人間性をアピールする必要はありませんが、それでも販売者や生産者の人間性が知られることで、ただ商品を売るだけよりも価値は上がります。
プライベートのことや趣味のことであっても自分が心の底から書きたいと思うことを書く方が言葉の力は強くなりますしね。
ただ、バランスは重要で、フォロワーが見たいことを7割程度にして、自分が書きたいことは3割程度に押さえておいた方が良いです。
③ 好きな人(興味がある人)に絡む
フォロワーが好きなことと自分が書きたいことを自由に書けるようになってから「好きな人(興味がある人)に絡む」ということをします。
これ、最初からガンガンする人もいますが、あまりオススメしません。
なぜなら、絡まれた人は当然あなたのTLを見にいくわけですが、TLを見たときに何の専門家かもわからない、どんな人なのかもわからないとなると通常はフォローもせず離れていくからです。
もちろん、社交辞令的にフォローしてくれるかもしれませんが、再度TLを見に来てくれることはないでしょう。
逆の立場で考えればわかりますよね。
TLを見ても一言ボソッとどうでも良いことを言っているだけ、バズってるツイートをRTしてるだけ、ニュースをRTしてるだけの人に興味なんて持たないですよね。
なので、まずは自分のTLの彩(いろどり)を作ることが先なんです。
ただ単にフォロワー数やインプレッションを集めたいがために、いいね回りやコメント回りをしてる人がいますし、それによって確か表面上の「数字」は集まりますが、商売につながるかというとまた別の話です。
④ フォロワーを減らす
ある程度フォロワーが増えてきたら、スクリーニングに力を入れるようにしてください。
なぜなら、お客さんを選ぶ立場になりたいのであれば、それ以前にお客さんに選んでもらえるようにならなければならないからです。
その際に「選ばれる要素」と「選ばれない要素」というのがあって、選ばれる要素というのは今回の「フォロワーが見たいこと」を追求すれば良いんですが「選ばれない要素」も排除する必要があって。
要は「フォロワーが見たくないもの」を排除していくということです。
ここ気にしている人は少ないんですが、フォロワーさんは「誰と絡んでいるか」とか「どんなツイートをRTしているか」とかはけっこう見ています。
ヤバい人とつながってる人やヤバい価値観をRTしてる人には仕事をお願いしようと思いませんからね。
インフルエンサーだから
有名人だから
フォロワーが多い人だから
フォローしてもらってるから
長いつき合いだから
みたいな、お客さんにとってはどうでも良い理由でムダなつながりを作っていると「あれ、この人って…」といったもったいない理由で距離を置かれたりします。
なので、フォロワーの整理も忘れないようにしましょう。
Twitterをビジネスとして活用したい人は①〜④をセットで、というよりかはこのサイクルを基本として常に見直しをかけるようにしてください。