コンサルティング

すみません、実はコンサルタントは“正しい情報”なんて持っていません。

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

コンサルタントに依頼して「上手くいかなかった」という人の原因は、(詐欺コンサルタントにやられた場合を除いて)わりと共通しています。

それは何かというと、「なぜコンサルタントが必要か(具体的に何を助けてほしいのか)を理解できていなかった」ということです。

つまり、何のためにコンサルタントを必要とし、何をしてもらい、どういう結果を求めるか、ということをあやふやなままコンサルタントにお金を払ってしまったということですね。

 
誰の助けも求めず一人でビジネスを成功させようとする場合

❶ 正しい情報(やノウハウ)を手に入れる
❷ 優先順位をつけて実践する
❸ 上手くいったことを一定期間継続する

ができれば、何の問題もなくそれなりの結果には到達できるわけなんですが、この3つのうちのどれか、あるいは全てに問題があるからコンサルタントなどの指導者が必要なわけで。

じゃぁ、この3つのうち「お金を払ってでも助けてもらいたいことは何か?」を理解した上でコンサルタントに依頼していますか?依頼しようとしていますか?という話です。

コンサルタントのお仕事

コンサルタントの仕事というのは、細分化すれば様々あれど、もうそのまま上記の通りで

❶ 正しい情報(やノウハウ)を提供する
❷ 課題と優先順位を絞り込んで実践させる
❸ 進捗確認をしながら継続と修正をする

ということになります。

ちなみに「細分化すれば」と言ったのは、例えば

抱えている問題を解決するために「正しい情報(やノウハウ)を提供する」
事業拡大のための「正しい情報(やノウハウ)を提供する」

など、何のためにそれをするのかによって、付随する要素はクライアントの状況によって変わってくるからです。
  

仮に、クライアントが抱えている問題が「集客できない」ということであれば、さらに細分化され

❶ お客さん(助けたい人)を決める
❷ 助けるための商品を決める
❸ 助けることができる商品をつくる
❹ 発信するメディアを決める
❺ メッセージ(コピー)を書く
❻ 発信(プロモーション)をする
❼ 期限を決めてオファーする

といったようなステップが必要になるということですね。
 
自分でビジネスをする上でここまでわかっていれば、このステップを踏んでいけば良いわけですし、上手くいかなくなったら1つ前のステップに戻るということをすれば何かしらの結果は出ます。

で、その中で「コピーを書くのが苦手」ということであれば、それを専門としているコンサルタントを探せば良いですし「そもそも商品開発が弱い」ということであれば、コンセプトから一緒に考えてくれるコンサルタントを必要とすれば良いわけです。
 

とはいえ、ここまで理解している人は少ないと思うので、せめて

❶ 正しい情報(やノウハウ)を提供する
❷ 課題と優先順位を絞り込んで実践させる
❸ 進捗確認をしながら継続と修正をする

のうちどれが弱いのかということを理解した上で、コンサルタントに依頼しましょうということですね。

そうじゃないと、そもそも信じている(持っている)情報が間違っているのに、「継続するのが苦手だからケツを叩いてくれ」と言って依頼したところで、永久に成果には到達できないということになりますからね。

正しい情報は存在しない

成功者は、ビジネス書やセミナーなどで、

「とにかく行動することだ」
「継続は力なり」
「誰だってやればできる」

といったテッパンのマインドセットを伝えるわけですが、これから何かをチャレンジしようとする人は行動するのは当たり前だし、ライバルに勝とうと思ったら継続することも当たり前です。

なので言わないと行動できないとか、ケツを叩かないと継続できないとかは論外なんですね。

重要なのは、何を(行動)するか、どうやって(楽に)継続するか、つまり、行動や継続するためのベースになる「正しい情報」です。

ただ、じゃぁ、正しい情報が存在するのかというと、そんなものは存在しません。
 

例えば、多くの相談者は、成功例事例や成功の確率、ビジネスの参入しやすさを重視しますし、実際

「〜人中〜人が成果を上げています!」
「誰でも副業で始められる!」
「PC苦手の主婦でも稼げます!」
「たった1日30分の作業時間だけで…」

といったような、情弱釣りの文言から始まって、成功率や参入障壁の低さをアピールしている情報やノウハウはいくらでもありますよね。

じゃぁ、この特に何の能力も持たない多くの人が成果を出している情報が正しい情報かというと、そうではないんですよね。

なぜなら、誰でも簡単にできるということはそれだけライバルも多いし、これからも増えてくるということなので、短期間の間に真綿で首を絞められるようにジリ貧になることは決定しているからです。
 

短期でパパッと旅行代だけ稼ぎたい、ブランド品を買うための臨時収入があれば良い、という人にとっては正しい情報になるでしょうが、5年、10年と安定した高収益ビジネスを継続したい人にとっては、正しい情報ではないということになります。

むしろ、勝ち続けるビジネスをするのであれば

成功事例はそんなに多くないけど上手くいっている人はいる
初期投資ができずに多くの人が参入をあきめている
再現性が低いので後発組の参入で飽和状態にならない

といったようなビジネスの情報やノウハウこそが正しいということになるわけです。

つまり、正しいかどうかは自分自身で決めるしかないということであり、ここが明確に決まっていないと、その次のステップである実践することも継続することもムダに終わってしまうということですね。

苦手なことは助けてもらえば良い

どうでしょう?

ここまで読んでくれた人は「そりゃコンサルタントに頼んでも上手くいかんわ」と納得と呆れが同時に襲ってきているのではないでしょうか。

ただ、同時に、自分が今一番苦しんでいるのはどういったことか、どうしてもモチベーションが上がらない苦手なことは何かも見えてきていると思います。

少なくとも、意味不明なコンサルタントに依頼したり、目的と大きくずれているのに、それがあたかも“正しいと思い込ませる”教材やセミナーにお金をつぎ込むことはなくなるでしょう。
 

それでもなお、自分にとっての正しい情報がわからず、それを決定づけるような自分の価値観も見出せない、その上で、僕が発信している情報やノウハウが、あなたにとっての正しい情報だと思えるような内容なのであれば

❶ 正しい情報(やノウハウ)を手に入れる
❷ 優先順位をつけて実践する
❸ 上手くいったことを一定期間継続する

全てにおいて、コンサルタントとしてお役に立てるかもしれないので、他の記事も読んで納得感が増したらLINE相談などで声をかけてください。


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