マーケティング

​ ポジショントークができないアーティスト(デザイナー、画家、ミュージシャンetc…)の残酷な未来

​こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

デザイナーや画家、ミュージシャン、スタイリスト、俳優、芸人、アスリートなど、いわゆる「見せること」「魅せること」をビジネスをしている人たちも、最近では積極的にブログやSNSで発信するようになりました。

もはや発信していないことが残念なくらいです。
 

ただ、ほとんどの人が作品をアップするだけで終わってしまっているので、それはそれで非常に残念なことです。

「アーティストなんだから、作品をガンガンアップしてできるだけ多くの人に見てもらうことが重要でしょ!」

と、思考停止に陥ってしまっているんですね。
 

突き抜けている人は、作品をアップすることは、もはや当たり前で、さらにその先にある「すべきこと」にも注力しています。

もちろん、意図的にやっている人もいれば、無意識にやっている人もいますが。
 

その「すべきこと」が何かと言うと、

自分とお客さんの未来のためにポジショントークをしているかどうか

です。

ポジショントークかペテン師トークか

「そもそもポジショントークって何?」という人は、こちらでポジショントークをすることの意図や必要性を書いているので、参考にしていただければと思います。

 
まぁ、下記を読んでいただいても良いですし。

ポジショントークとは、株式・為替・金利先物市場において、買い持ちや売り持ちのポジションを保有している著名な市場関係者が、自分のポジションに有利な方向に相場が動くように、市場心理を揺さぶる発言をマスメディア・媒体などを通して行うことを指す和製英語。

Wikipedia

 
アーティストという枠に限らず、ビジネス系の発信をしている人でも、突き抜けている人はポジショントークが上手いです。

一方、長期間停滞しているは、ポジショントークが下手クソか、ポジショントークをしていません。
 

冒頭でもお伝えしたように、ブログや、SNSで作品を見せて、その作品に価値があると思ってもらった人に買ってもらうということをやっている人はたくさんいます。

つまり、過去の作品や現行の作品の価値を知ってもらうための目先のアクションです。
 

ただ、そこから突き抜けている人や濃いファンを集めている人は、しっかりとポジショントークをしているんですね。
 

要は、将来、自分にとって有利になるように、市場の全体像、あるいはその市場における自分のポジションを予測して伝えるということをしているんです。

現行の作品(商品)の価値に対価を払ってもらうのではなく、未来の作品にも期待してもらい、先行投資をしてもらうということです。
 

例えば、鉛筆画を得意としている人であれば、

「鉛筆画は繊細な表現力を発揮するだけではなく、小画面で近接した鑑賞に適しているので、断捨離傾向、省スペース化が進む日本の住居において、シンプルかつ存在感を放つアクセントになる。」

といったポジショントークができますし、ライブを真骨頂とするミュージシャンであれば、

「あらゆるメディアで視聴が可能になった今の音楽の価値はライブなので、ライブで非日常的な体験をさせられないミュージシャンは生き残っていけない」

といったようなポジショントークができます。
 

もちろん、根拠のない未来予測はポジショントークでも何でもなく、ペテン師のただの戯言なので、すでに素晴らしい作品があるという根拠があって、その上で

「私はあなたを●●という素晴らしい未来に連れて行きます。そのために▲▲という信念を持って、■■というアクションを積み重ねていきます。」

という、さらに「ビジョン」を含有したポジショントークができなければなりません。

ヒーローストーリーは響かない

今まではエピックは見えにくかったたんですが、ご存知の通り、ブログや、SNS、レビューなどで、今ではそれが全てモロ見え、モロバレになりました。

なので、

・私が絵を描く理由
・過去の作品はこれです
・お客さんの感想はこれです
・今はこういうことをしています
・一緒に楽しみましょう

といったような、誰でも発信していることで、お客さんの心を強く動かす要因にはなりづらくなっているんですね。
 
いかにお客さんがついていきたくなるようなポジショントークができるか、そのための証拠をどれだけ継続的に提示できるかが肝になります。

 
あなたのメディアでの情報発信は、作品を羅列しただけの単なるギャラリー、ただ言いたいことだけを言うブログになっていませんか?
 

良い作品をつくっていて、強い言葉も発信している、でもビジネスとしては成り立っていないという人は、あなたに先行投資したいと思えるようなポジショントークができるようになってください。

もちろん、これはアーティスト系だけではなく、コンサルタントなどのビジネス系の情報発信においても同様です。

不確定要素の強いものはNG

ポジショントークと言えど、未来予測の要素が入ってくるということは今までもお伝えしている通りですが、それ故に、自分ではコントロールできない不確定要素の強いポジショントークは厳禁です。
 

例えば、「これからはSNSをやっていない会社は終わる」みたいなポジショントークをしたところで、FacebookやTwitterの存続や変化は我々ではコントロールできませんし、来年も活用されているかというとそんな保証もありません。
 
となると、仮にFacebookがなくなったとしたら、あなたのポジショントークに引っ張られた多くの人が、かなり痛い目に合います。

Facebookを集客や売上の柱にしていた人はまさに地獄でしょう。

 
ポジショントークは強力なオピニオンにもなり得ますが、いくらビジョンを含有したところであくまでそれは誰も見たことがない未来予測。

その通りにいかなかったとしても、自分にとってもついてきてくれた人にとってもリスクやダメージが無いように、複数通りの目的地を用意するなり、軌道修正の余地を残しておくなり、ペテン師にならないようにだけ気をつけましょう。


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