こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
人間、好きなことをしてありのままで生きていくためには何をしなければならないか?
あなたの「好きなこと」をして生きていくためには、その「好きなこと」をお金に換えなければいけないわけで、そのためには一定数の人たちにあなたの「好きなこと」に共感してもらい評価してもらえるようにがんばらなくてはいけません。
む、矛盾、、、(笑)
生まれもっての天才やカリスマでもない限り、好きなことをしてありのままに生きるために、人の評価(目)を気にしなくてはいけないわけですね。
超矛盾していますよね。
ありのまま自分らしくを理想としながらも、自ら評価される立場にいくのは矛盾してるから、どちらも前に進めないんだなぁ。
— 鳥巣愛佳(Torisu Aika) (@aikaearo) 2017年9月13日
僕が最近気になる人、通称とりっすーも言っています。
商業的商品を生産しなければならないという現実
インターネットやSNSの発達によって認知されやすくなったものの、自分の好きなことが最初からたまたま多くの人の役に立つとかはなかなかないんですよ。
中にはごく稀にそういう「選ばれた人」もいるとは思いますが。
ミュージシャンとか絵描きとか、いわゆる芸術関係の人とかはそうかもしれませんが、それでも自分の好きなことだけをして食っていけているなんて人はごくわずかで、現実は「売れるための商品」を生産しなければならないという人がほとんどなわけで。
自分が好きなことではなく、お客さんが求めていることをやらなければならないというわけです。
要は、「食っていくためにはテメーのやりたいことや好きなことなんてどうでも良いんだよ、需要がなければ意味がないんだよ」っていう話で。
ただ、これが真理と言っちゃえば真理なんですよね。
長くビジネスを続けられる人は、やはり需要を察知してそこに寄せられる人なんですよ。
長くビジネスを続けて儲かっている人は、一見、自分の欲望ままに生きているようにも見えますし、本人も「私は好きなことしかしていません」と言います。
が、実際はお客さんのニーズを拾い、そこに寄せる商品やサービスを開発しているわけです。
ホリエモンの本はなぜ売れるのか?
ホリエモンの、本に携わる姿勢とかわかりやすいですよね。
大ヒットしている「多動力」とか、別にホリエモンが出したかった本でもなければ、本人も言っているようにこういった”コピペ本”の制作にもほとんど関わっていないわけで。
もっと言うと、編集者も「つくっていてこんな面白くない本はなかった」と言っているくらい。
でも、世間のニーズはあったし、それを見越して本をつくり、認知してもらうための活動を必死にしたからこそ爆発的に売れているわけですよね。
この出版に取り組む姿勢が良いか悪いか、好きか嫌いかは別にして。
ホリエモンの講演会も、本人はやりたくないけど、「昔からの付き合いで呼ばれたからやっているだけ」と言っていましたし。
ホリエモンですら、ユーザーのニーズに寄せているんですよ。
まぁ、他の人よりは圧倒的に自分の欲望に素直に生きているんでしょうけども。
不可能を可能にする方法
冒頭でもお伝えしたように、好きなことそしてありのままで生きていくためには、「自分の好きなこと」を評価してもらうために他人の目を気にしてがんばらなくてはいけないのでしんどいですし、全然ありのままではありません。
じゃぁ、そういった生き方が不可能なのかというと、決してそういうわけではなく。
自分の好きなことが、「お客さんが喜んでくれること」であれば良いだけです。
そうすれば永遠に好きなことをしてありのままに生きていけます。
全ての活動が「自分の好き」を満たすため、つまり、「お客さんが喜んでくれること」のためだと決まっていれば、いちいち「がんばる」とか「努力」とか「評価されたい」とか思わないはずなんですよ。
で、お客さんが喜んでくれればお金は入ってくるわけなので、いちいちお金の心配もしなくて良いわけです。
「自分の好きなこと」が自分のためであればあるほど、全ての活動のサイクルが小さくまとまってしまうので、疲れて息切れするんです。
すぐにリターンを得なければ自分の好きなことを達成できなくなってしまうので。
で、結果としてお客さんの成果とか喜びとかが後回しになり、それはつまり「お客さんにもっと喜んでもらうには」に意識が向かないということなので、常に目先の新規客だけをかき集めないといけなくなり、さらに悪循環になっていきます。
金正恩を顧客にできるか?
僕の場合、経営コンサルタント、マーケティングコンサルタントをやっているのは、別にそれが好きなことや絶対にやりたいことかというと別にそういうわけではなく。
単純に、「お客さんが成果を出してくれたら嬉しい」、つまり、「お客さんが喜んでくれること」が自分の好きなことになっているので、継続的にビジネスが続けられているというわけです。
ぶっちゃけ、お客さんが成果を得られるものであれば何でも良いです。
実際、経営やマーケティングとは関係ないことも教えていますしね。
一方で、ブログやメルマガを書くというのは単純に「自分の好きなこと」ではありますが、それも、コンサルほどではありませんが「読者さんの変化のきっかけや成果につながれば嬉しいな」というのはあるので、結果的には「お客さんが喜んでくれること」が自分の好きなことになっているのかもしれません。
結果としてお金もついてきているわけですしね。
こういった自分の経験を踏まえても、「お客さんが喜んでくれること」が自分の好きなことをして生きていくための肝になります。
それが、お客さんの収入なのか、ダイエットなのか、人間関係の修復といった具体的なものなのか、笑顔や幸せ、豊かさといった抽象的なものなのかはどちらでも良いと思います。
まぁ、自分の好きを追求できているかどうかを明確に知るためにも、定量的なものと定性的なもの両方あるのがベストですが。
ただ、それはそれでけっこうしんどい部分も出てきます。
お客さんが喜んでくれるということは、「お客さんが変化をしてくれた結果」なので、変化を望まない人や変化させるのが難しい人を選んでしまっては、「自分の好きなこと」を追求できないということになります。
最初に「喜んでもらえれば誰でも良い」という入口をつくってしまうと、極論、凶悪な犯罪者や絶対に自分とソリの合わない性格の人、金正恩までもが「お客さん」に含まれるからです(笑)
金正恩が「どうしても」と言って来たら、もしかしたら
・金正恩をオシャレにカットしてあげる美容師
・金正恩の食い込んでいるメガネを新調してあげるメガネ屋
・金正恩のダイエットをサポートするトレーナー
とかは結果として現れるかもしれませんが、「うちはどんな人でもウェルカムです!たとえ金正恩であってもサポートします!」なんて人は日本にはいませんよね。
なので、普段から喜んでほしい人をスクリーニング(厳選)する必要がありますし、そのためには無差別にフォロワーや見込み客を集めることは愚策であり真逆のアクションであることことはいつも言っている通りで。
つまり、「お客さんが喜んでくれること」が自分の好きなことになっている人ほど、徹底的にお客さんを選ぶ発信をしているのです。
どんなビジネスをするにしろ、自分で基準を定めた「好きな人」が喜んでくれることは無条件で「好きなこと」になりますからね。
自分を「良い人」に洗脳しないように
ドヤ顔で「好きなことだけして生きている」、「ありのままで生きていると」言っている人のほとんどが、結局は好きなこともできていなければ、ありのままでも生きていないということです。
それは普段の発信やアクションを見ればわかってしまうわけで。
そういった評価経済社会で消耗している人は、世間に認知・評価してもらおうと、SNSフォロワーやPV数を増やすことに躍起になっているわけです。
まぁ、こういった、売りたくもない商品を売ってくれて、紹介したくもない商品を紹介してくれるクソインフルエンサーがいる限り、評価経済社会で消耗する人はこれからも増えていくんでしょうけど。
優待とはいえ、田端砲優待投稿はゴミが多すぎて残念であるということを、田端ファンを代表して呟いておきます。
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年9月12日
だから、素人いじり風にツッコミながら紹介しているつもりなんだが・・・ https://t.co/HaZaKEk5T5
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2017年9月12日
いじらざるを得ず、工夫されているのは理解しますが、優待投稿を見るとまたゴミ情報かな…と感じてしまいますぜ! https://t.co/9LfgFaFWCy
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年9月12日
とはいえ、「お客さんが喜んでくれること」が自分の好きなことであり、生きがいであるという、生まれつき利他主義全開の聖人のような人はまずいません。
生きていく過程で、そちらにシフトしていくというのが通常です。
いきなり自分を「良い人」に洗脳しようとすると、その反動が必ず来ます。
なので、一気に「お客さんのため!」「人のため!」と思考を無理やり矯正していくのではなく、「自分のための自分の好きなこと」も持っておいた方が良いです。
つまり、「お客さんが喜んでくれること」だけではなく、「自分の欲望を満たせること」においての「自分の好きなこと」も持っておくということです。
そのためには、自分の好きな人とだけ付き合うことは必須になりますし、自分の欲望に素直になるということも必須になります。
どちらか一方だけではしんどいですからね。
好きなことをありのままに生きるために、他人の評価を気にしまくって息苦しくなっていませんか?
そういう人は、
・「好きなお客さん」の明確な基準をつくりその人とだけ付き合う
・自分の欲望を満たすためだけの自己満ビジネスを持つ
ということをオススメします。