今日はこのツイートに関して話そうと思うんですが、テーマがテーマだけにちょっと自己啓発チックになるかもしれないので、その辺はお許しを。
たまに「悩みがない」って人に出会うけど、ある意味裕福な悩みだと思う。
悩みがないことが悩みだよね。これって課題がないからそうなるのであって、さらに言えばゴールがない。
もしくはゴールが近付いても更新しない人ってほんとに多くて、そのまま行くとエネルギーが落ちて何もしなくなる。
— ムサシの健康オタクチャンネル (@megumusa) April 9, 2021
友達のムサシくんのツイートですが、おもしろいテーマですよね。
僕は悩むことってほぼないんですが、じゃぁ「悩みがないことが悩み」かと言われると全くそんなことはないので、この部分に関してはピンと来なかったんですが、それ以外に関してはけっこうその通りで。
ちなみに「悩み」を調べるとこう書かれています。
精神的に苦痛・負担を感ずること。そう感じさせるもの。
あまり良い意味はなさそうですが、前提を抑えておかないと話がとっ散らかってしまうので。
悩みがないことが悩みという話でいくと、ということは…
精神的に苦痛・負担がないことが苦痛・負担である。ということは精神的な快楽は苦痛である。ということは苦痛こそ快楽である…
というふうにちょっとしたパラドックスみたいになってしまいますが、世の中そんなドM人間だけで構成されているわけがありません。
意図的に「悩みがない状態」にできればそれはそれで幸せなんです。
悩みがないことは裕福な悩みか?
冒頭でも話したように、僕は基本的に悩みがないんですが、それは裕福なのではなく、そもそも悩むヒマがないんですよね。
ある意味、常にストレスやプレッシャーを感じていて麻痺しているというか、経営者やビジネスに取り組んでいる人って少なからずそういったメンタル状態なんじゃないですかね。
苦痛や負担を感じる体質じゃなくなっているというか、悩むことをいつからか忘れてしまってるんですよ。
イチイチ悩むヒマがないように、思考と行動のパターンをルーティン化していると言った方が正しいかもしれませんね。
悩む人はヒマだと言われたりヒマだから悩むと言われたりします。
が、それはどっちでも良くて、悩む人は悩むパターンの思考と行動がルーティン化されてしまっている、あるいはそういった環境に身を置いてしまっているだけだという話です。
悩むパターンの人
悩む人というのはだいたい決まっていて。
① 問題に追われている
② 課題がない
③ 課題が与えられたもの
①+②、あるいは①+③、つまり問題に追われていて課題がない、あるいは問題に追われていて課題も他人から与えられたものであるというパターン。
普通に考えてそうですよね。
やりたいことが決まっていない状態で問題に追われていたら、そりゃ精神的に苦痛や負担しか感じません。
また、課題は課題でも、他人から与えられた課題というのは当然自分で考えて決めたものではないなので、それは「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」であり、問題とそう大きく変わりません。
悩んでいる人というのはだいたいこれに当てはまります。
ダイエットに例えると、ダイエットをする明確な理由やゴールがなかったり、何も考えずに他人からやれと言われたことだけやるとなると「今日もがんばれるかな」と常に悩み続けることになりますよね。
悩まないパターンの人
こちらは悩むパターンの人と逆だと考えてもらえれば。
つまり、悩まない人というのは、問題に追われているのではなく「課題を追いかけている人」ということになります。
問題が発生したとき、背を向けて進もうとするから追いかけられるのであって、玉砕覚悟で真正面からぶち当れば追いかけられることはありません。
結局、問題なんてそのときに自分の能力でできる範疇のことしか対処できないので、「どうしよう」とイチイチ悩む必要がなくなります。
もう一度ダイエットの例を出しますが、肥満という問題に追われているからといって「今日30分走れるかな」「炭水化物抜けるかな」とか悩むだけムダで、やってみなければわかりませんよね。
問題に追わせないためには、ズルズル前に進まず「立ち止まって振り向いて倒す」しかないわけです。
で、課題に関しても他人から与えられた課題は追いかけてくるので、あくまで自分で課題を作って設定することで「自分で課題を追いかける」というカタチにできます。
ただ、毎回問題に向き合うべきかというとそういうわけでもなくて、たまには問題をシカトして課題を追いかけることによって問題が問題でなくなることも多々あります。
例えば、何かしらチャレンジする際には批判という問題はついて回りますが、見当違いな批判にイチイチ対処せず、課題を追いかけて達成してしまうことで批判(ツッコミどころ)がなくなったりするんですね。
まとめと注意点
といこうことで、悩まないための思考と行動のルーティンとして「問題に追われるのではなく課題を追いかける」ということをお伝えしたわけですが、最初のステップとしてゴールと課題を設定するのが良いです。
そうすることで、ゴールに対してその課題設定が正しいのかが見えてきますし、その上で、今発生している問題はすぐに対処すべきか放置しても良いものなのかも選別できるようになります。
で、向き合うべき問題はさっさと片付けると。
ゴールと課題が決まっているとそれをやるべき理由やモチベーションがあるので、多少ダルくてもがんばれます。
いちばんヤバいのは、問題から逃げ続けることによって、背後を追いかけていた問題がいつもまにか回り込んで目の前に現れてしまっている状態なんですよね。
こうなってしまうとゴールや課題を設定できないどころか、身動きが取れなくなってしまうので、そうならないうちに早めに手を打ちましょう。