こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
日々、ブログやメルマガを書いていると、しょっちゅういただくテッパンの質問があります。
それは、
「どうやって文章力を磨いたんですか?」
「どうすれば良い記事が書けますか?」
というものなんですが、僕の結論としては、
「渾身の記事を読者に販売してみる」
ということに尽きます。
その理由は5つあります。
1.記事のクオリティが圧倒的に向上する
2.読者が価値を感じているかがわかる
3.必要なインプットの質と量がわかる
4.記事を書くモチベーションが手に入る
5.セールスのブレーキが無くなる
5は少し番外編的な内容ですが、文章力をアップするための様々な考え方やマインド、スキルが手に入るのでぜひ実践してみてください。
1.記事のクオリティが圧倒的に向上する
すでに何らかビジネスをしている人であれば、基本的な考え方として、
「お金をいただく=プロである」
というフレームワークは持っていると思います。
で、プロである以上全力を尽くすというのは、仕事をする上で当たり前のことです。
飲食店の研修中のアルバイトであろうが、給料が発生する以上はプロなわけなのです。
「新人だしドリンクこぼしても別にいっか」
とはならないわけで。
それと一緒で、お金をいただくことによって記事のクオリティというのは全く変わってきます。
例えば、誰かしら指導者に
「毎日ブログを更新しなさい」
と言われて義務的に書いている記事と100円で売るつもりで書いている記事とでは、気合いもクオリティも全く違います。
人は、自分のがんばりや努力を対価に合わせにいくという傾向があるので。
当たり前ですが、給料が30万円と50万円とでは絶対やる気も責任も違うじゃないですか。
これ、やってみればわかると思うんですが、今まで無形のものを売ったことがない人は、情報(記事)を売るというのは勇気がいります。
「本当にこれ100円で売って良いのかな」
「誰も買ってくれなかったらどうしよう」
というのは当然思うことで、それだけ覚悟が必要になるということなんです。
100円で買ってもらう上で失礼がないようにと、
・読みやすいか?
・分かりやすいか?
・誤字脱字はないか?
・稚拙な言い回しはないか?
・タイトルはインパクトがあるか?
などを、イヤでも高い次元で追求しようとします。
それだけではなく、有料のものに対して「価値があるかも」と思ってもらうためには、普段からの無料の発信にも気を使うようになり記事のクオリティが圧倒的にアップします。
2.読者が価値を感じているかがわかる
自分が発信している情報が価値があるかどうかが超シビアに分かります。
普段から価値を感じてくれているのであれば、一度は課金してくれる可能性があります。
で、次からも課金して読んでくれるかどうかは、有料記事のクオリティによるところになります。
逆に、”いいね!”を押されているだけで特に共感もなく刺さってもいないのであれば課金されることはありません。
無料でも価値のないものは読まれないですし、有料でも価値のあるものは読まれるんです。
改善するためには必ず現状把握が必要です。
これを読んでいる時点で、
「いや〜、売れるわけないよ〜」
と思っているのであれば、まさにそれが現状で、お金を払ってでも読みたいと思える価値があなたにもあなたの記事にもないということです。
だから売らないとするのか、売れるように努力するのかはあなた次第ですが。
3.必要なインプットの質と量がわかる
記事を有料で配信する自信がないということは、明らかにインプットが足りていません。
アウトプットはインプットありきですからね。
ただ、完璧主義になりすぎてもダメなので、自分自身のことはしっかり把握しておきましょう。
例えば、絵描きで食べていきたいという人が、絵を描いて売りたいけど自信がないのは、
・本当に努力不足で人に見せれないレベル
・ただ市場に出していないだけ
のどちらかということは、」自分が一番理解できていることだと思います。
前者であれば最低ラインまでクオリティを上げることをしなくてはならないし、後者であれば「とにかく売れ」という話です。
記事の場合も同じで、すでに売れるくらいのクオリティであるのなら、プラスαの価値を付加するためのインプットをし、そもそもレベルが低いのであれば売れる最低レベルに持っていくまでの大量のインプットが必要になるということですね。
4.記事を書くモチベーションが手に入る
自分の記事を書くということは、インプットからアウトプット、ライティングまでを基本的に全部自分でやるということです。
つまり、自分の力でゼロから価値生み出すという、非常に労力が必要とされる行為です。
なので、ブログを書いている人は凄いんです。
毎回、ゼロから価値生み出しているわけなので。
そんな記事が読まれるだけでも嬉しいのに、100円でも売れるとかなり嬉しいことなんです。
お金を払ってまであなたが発信する情報を手に入れたいと思ってくれる人がいるということですからね。
これはかなりのモチベーションになるはずです。
PV数が伸びると嬉しいですが、「PV数が多い=読まれている」ではないですし、そもそも価値があるとも限りませんからね。
某医療系キュレーションサイトは爆発的なPV数はあったものの、その内容と価値はクソだったわけじゃないですか。
正しい反応に対して正しいモチベーションを獲得するということは継続する上で非常に重要なことです。
5.セールスのブレーキが無くなる
これは番外編的な話になるんですが、普段からマネタイズを常態化しておくことでセールスに対するブレーキがなくなります。
つまり、何かを売ろうを思った時に、
「これ、売れるかな、、、」
といったネガティブな思考にならなくなります。
逆に、
「しのごの言わずにとりあえず売ってみよう。でも、売るためにはこの部分のクオリティはもっと上げなければいけないな」
と、「売れるようにするにはどうするか」という建設的な思考ができるようになります。
PV至上主義から課金重視主義へ
週刊文春は嫌いで買ったことはないですが、そこで働く人のことを知りたくて、最近、新谷学さんのこの本を読みました。
で、この本の中で非常に腑に落ちた部分があったんですが、
スクープを獲るためには「手間、暇、お金」がかかっていることを理解していただき、それに対する対価を払うことへの抵抗感を払拭したい。
と新谷さんは言われています。
実際、PV数で広告収入を稼ぐサイトが多く、その記事はというと、流用や引用だらけのもの、ツイートを埋め込んだだけのものなど、コンテンツとしてつまらないものが多いです。
そこには発信者と受信者の信頼関係が無いので課金する価値も無いわけですね。
これから生き残っていくためには、独自の売れるコンテンツが必要です。
で、コンテンツというのは、ここでは「記事」として位置付けしていますが「コンテンツ」というのは商品でもあります。
商品企画や商品開発の能力がなければビジネスは継続できないのは言うまでもなく。
現状のあなたの価値を確認した上で、必要なマインドや能力の基礎を身につけるためにnoteを活用してみてはどうでしょうか。
課金のインフラは用意されているので、あとは、あなたが記事を書いて売るだけです。