こんにちは、服部です
毎日Twitterをしているわけですが、最近楽しみにしているツイートがありまして。
嫌がられるかもしれないんですが、シェアしますね。
さて。AとBのLPデザイン。
どちらの方が成果(申し込み数)が多かったか分かりますかお?(´⊙ω⊙`) pic.twitter.com/SXMJqj1Uid
— 元情報商材屋 (@XLA7eDK9dZdVmu0) 2018年8月16日
元情報商材屋(と言いつつ現役っぽい)という肩書きから始まり、発信の切り口がおもしろいし勉強になるので、マーケティングを勉強している人はフォローしておいて損は無いと思います。
おもしろくないですか?
普通であれば、多くの人が「胡散臭い!」「詐欺だ!」と言って頭ごなしに嫌う人種である情報商材屋に、多くの人が絡み、ツイートやリプを楽しみにしているという現状が僕はめちゃくちゃおもしろいなと思って。
だって、「情報商材」で画像検索してみてくださいよ。
僕らのイメージ通りのものが出てきます。
にも関わらずここまで人を惹きつけるというのは、凄い魅力的なキャラクターを演出しているんですよね。
ツイートのテーマ、口調、言葉選び、ツイート頻度、ツイート時間、知識の網羅性、陰と陽、飴と鞭、、、さすが上手いんですよね、マーケティングが。
めちゃくちゃ上手いんですよね、マインドコントロールが。
本人はバリバリ新規開拓のつもりでTwitterに参入してきていると思うので、戦略的にリストを取りに来ているでしょうし、アカウントも複数運営していろいろ企んでいるんだろうなと思いますが、まぁ、今回はその辺に関しては言及しません。
今回は、彼らがメルマガを使い続ける理由に関しての記事なので。
LINE@やSNS、あるいはnoteなどが主流の時代に、なぜ変わらずメルマガ運営とそのリスト収集に命を燃やすのか。
結論から言うと、少し前述しましたが、「メルマガはマインドコントロールをするのに最も適したツールだから」に尽きます。
マインドコントロールの基礎的な知識に関しては、下記の記事や他の関連記事を読んでいただければ。
継続的なコミット
ロイヤリティ(販売者に対する忠誠心)を構築していく上で、継続的に、定期的に接触していく場を確保するということですね。
他のどんなものよりも、接触する機会、頻度、媒体を最も確保しやすいのがメルマガだということです。
宗教で言えば、礼拝などがそれにあたります。
ククリスチャンが毎週日曜日に教会に行くとかがまさにそうで、定期的にそういった宗教との関わり合いを持たせることによって、信仰心を維持させるわけです。
で、クリスチャンは、教会に「行けたら行く」ではなく、むしろ日曜日の礼拝を生活の中心に置き、その上でスケジュールを立てるわけですが、それと同様に「この日のこの時間は〇〇さんからメルマガが届く」という状態をつくるということです。
もちろん、コミットする理由がなければメルマガが配信されるのを待ってくれるわけはないので、メルマガを読む理由は必要です。
まぁ、難しく考える必要はなく、そのメルマガを読むメリットがあれば良いわけです。
極論、そのメルマガの中にあるリンクをクリックしたら、毎回1000円が振り込まれるとかであればメリットになりますし、待ち遠しくなりますよね。
その1000円の価値を「情報」で届けることができるかどうかという話です。
ちなみに、接触頻度としては、月に1回だとさすがに少なくて、ロイヤリティを向上させていくのは難しいので、最低でも週1回、できれば週2〜3回は欲しいところです。
また、有料メルマガなどをするのであれば、全てのインフラが整えてあるnoteの定期購読のシステムを取り入れるのもありですが、そのままではリストの獲得ができないので、その場合は工夫が必要です。
プロモーションの自由度
ブログやTwitterでプロモーションをするのは難しいです。
特に高額商品を展開する場合は、ブログ記事やツイートでセールスをするのは杜撰、手抜きでしかなく、成約率を高めるためには、
情報発信(ブログ・SNS)
↓
リスト収集(メルマガ)
↓
LP(セールスレター)
という流れで、スクリーニングしながら進めていき、ロイヤリティを向上させていかなければならないんですね。
それがメルマガでは容易にできますし、プロモーション自体に毎回コンテンツとしての価値を含めることができていれば、何回失敗してもOKなんですよ。
価値のあるコンテンツを受け取って、その先にある商品を買うか買わないかは自由なわけですから。
TVCMで新型iPhoneを見て、買うか買わないかは消費者の自由であり、「こんなCM流しやがって!」とはならないですよね。
それと同じで、読者は好きでメルマガに登録してくれているわけですから、「セールスしてくるんじゃねーよ!」とはなりません。
もちろん、ノリや冷やかしでメルマガ登録した人やフリーライダーは、不快に感じてメルマガ登録の解除をするかもしれませんが、そもそもセールスをする人間がセールスをされることを学びと捉えず嫌がるというのがおかしな話なんですけどね。
で、成功したプロモーション事例というのは、ステップメール(自動配信)化できてしまうので、集客〜マネタイズまでの効率も格段に上がります。
ステップメールの詳細に関しては、下記の記事を参考にしてください。
コンテンツの横展開
最後は裏技的な話になるんですが、メルマガで書いた内容というのは、一度だけコピペしてブログ記事として展開することができます。
なぜなら、メルマガはWEB上に残るコンテンツではないので、一度だけならコピペしてもGoogleからペナルティを食らうコピーコンテンツにならないんですね。
なので、メルマガのバックナンバーという位置付けで、ブログにコンテンツを蓄積していくことが可能だということです。
情報発信者でこれをやっている人はけっこう多くて。
僕も過去のメルマガなどは、時間を置いてブログ(このブログではない)にアップしたりしていますからね。
もちろん、メルマガ配信直後にブログにアップするとかになると、メルマガに登録している読者にメリットがないので、移行するタイミングというのは重要になってきます。
なので、この使い方がベストかどうか別にして、こういうテクニックもあるよということを知って置いていただければ。
包丁は正しく使おう
当然、僕もメルマガは配信していますが、情報商材屋さんほど心理誘導やマインドコントロールのテクニックを駆使しているわけではありません。
前述したように、プロモーション(メルマガ)自体にコンテンツとしての価値を含ませることが最重要なので、意識していることは、
・読者に変化や成長を与える
・読むだけで役に立つ内容にする
これだけです。
キレイゴトに聞こえるかもしれませんが、理誘導やマインドコントロールなどはほとんど考えていなくて。
もちろん、知識としては大量に持っていますし、理論や体系も理解しているので、行動を起こしてもらうための一押しとして心理障壁を取り払う施策は行います。
ただ、小賢しいテクニックだけに集中しちゃうと、ビジネスが楽しくないですし、結果として頭の良いお客さんが離れて行っちゃうんですよね。
マインドコントロールの記事にも書きましたが、マインドコントロール自体に善悪はありません。
包丁を料理に使うか人を傷つけるのに使うという話です。
まぁ、いずれにしろ、今回解説したような知識を持っていることで、何をやるべきで、何をやらなべきかがわかるので、一旦全て頭に入れた上で、再度施策の取捨選択をしていっていただければ。
ちなみに、メルマガスタンドは、ここ数年アスメルだけを使っています。
初期費用はちょいと高めですが、その分サポートとブラッシュアップ(改善、バージョンアップ、機能追加)が充実しています。
なんだかんだ言って使いやすいですし、シナリオ作成無制限でランニングコストも安いので、迷っている人はぜひ。