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災害時こそ「空・雨・傘」のコンサル思考を

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

この記事を書いているのは、2018年9月5日(水)、台風21号が関西を通り過ぎた後です。

ニュースでご覧の通り、台風21号は記録的な風速と規模で凄まじい爪痕を残し、被害もこれから露わになっていきそうで心配です。
 

関空の冠水、連絡橋に破損。

 
西宮の車火災。

 
といった大規模な被害をはじめとし、Twitterにはキリがないほどの被害が報告されています。

 
で、僕の住まいは神戸、オフィスは大阪なので、モロ被害を受けかねないような状況だったんですが、なんとか停電だけで済みました。

車での移動中に目にした光景は、横転しているトラックや、落下している巨大な看板、道を塞ぐ木々、道路まで被さる高波など、なかなか壮絶でしたが。
 

と、同時にインフラの復旧の速さには感謝しかないです。

僕らが安全な場所で待機している間に、命をかけて復旧に努めていただいている人がいるわけですからね。

 
ということで、電気のある環境で過ごさせようと、嫁と子ども実家に預けて帰ってきたら、ちょうど電気が復旧していたので、災害に役立つ(かもしれない)コンサルコラムを一つ。

楽に読んでいただければ。

なぜ車を移動させたのか

うちのマンションの駐車場の出入口は電動のシャッターなので、停電になると車を出すことができなくなります。

さらに言うと、オール電化なので湯も沸かせないですし、料理もできない、当然、風呂にも入れないということになります。

なので、僕は台風が直撃する前に駐車場から車を出し、電動のゲートが無く、しかも屋根のある、できるだけ安全な場所に移動させたんですね。
 

で?
 

っていう話ですが、うちのマンションは1フロアに5部屋の3階建、計15部屋なんですが、車を出していたのはうちだけだったんですね。

1/15です。

別に、「どうだ、気が利くだろう」という話をしたいわけではなく。

・もうすぐ台風来るよね
 ↓
・おそらく停電するよね
 ↓
・風呂は入れないし調理もできないよね
 ↓
・その状態で外に出れないのはキツイよね
 ↓
・停電になったら駐車場のシャッターも開かなくなるよね
 ↓
・車移動させておいた方が良いよね

 
といったことを考えれば、「台風が来る前に車を出して安全な場所に移動させておく」というアクションを取るはずなんですが、案の定、台風が過ぎ去った後、みんな車を出せなくて頭を抱えていたわけです。

後になって考えればわかることなんですが、なぜ咄嗟に動けないかというと、普段からこういった「コンサル的な考え方」が習慣化されていないからなんですね。

あるいは、思考のバリエーションが少ないか。

問題解決のフレームワーク「空・雨・傘」

コンサル的な考え方といっても、別に難しいフレームワークでも何でもなく、コンサルタントでなくてもロジカルシンキングなどに興味があって勉強をしたことがある人であれば知っている人も多いかと思います。

もちろん、シンプルなだけに、学ばずともナチュラルに考えられる人もいるでしょう。

それが、「空・雨・傘」という思考のフレームワークです。
 

めっちゃシンプルです。

フレームワーク「空・雨・傘」

空・・・「空が曇っている」(事実認識)
雨・・・「雨が降りそうだ」(事実解釈)
傘・・・「傘を持って出かけよう」(判断)

 
ただこれだけのことなんですね。

この基本的なフレームワークは、台風の時、みんな普通に使っていますよ。

・台風が接近してる(事実認識)
・物が飛んできてケガをするかもしれない(事実解釈)
・自宅で待機しよう(判断)

というのもそうですし、

・台風が接近してる(事実認識)
・ライフラインが寸断されるかもしれない(事実解釈)
・食料品や避難グッズを揃えておこう(判断)

 
というのもそうです。
 

それと同じように、僕の場合は、

・台風が接近してる(事実認識)
・停電したら車が必要になる(事実解釈)
・車を使える状態にしておこう(判断)

というバリエーションを付け加えただけなんですね。

それによって、家族の清潔や安全を確保し、生活におけるストレスを軽減することができました。

もっと言うと、移動手段がなくて困っている人の手助けや、それ以外で困っている人のサポートに意識や行動を向けられるようになったんですね。

炎上という災難

重要なのは、この問題解決のフレームワークを習慣化させることと、一般的に言われていること以外のバリエーションを自分で考えられるようにしておくことです。

そうすることによって、自然体でリスクヘッジができるようになるんですね。

災害、災難で身を守る上でとても重要なことなので、ぜひこの機会に習慣づけていただければと思います。
 

もちろん、インターネット上の「炎上」という災難にも流用できますよ。

炎上やクレームに見舞われた時にうまく対処できない人は、あらゆるバリエーションを想定していないか、そもそもこのフレームワークを持っていないんですね。

だから、何気なく発信した一言で窮地に追い込まれていく人が多いじゃないですか。
 

そうならないように、ぜひ普段からコンサル思考を磨いておいてくださいね。

コンサル思考をナチュラルにできるようになりたいという人は、「月刊コンサルnote」もチェックしてみてください!



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