セールスレター

コピーライティング

ブログを書くことが得意な人ほど陥るセールスレターの罠

こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。

商品やサービスをセールスする際、あるいは企画を告知する際、何らかの案内ページ、いわゆるセールスレターを書いたりランディングページを作ったりすると思います。

当然、スベるのはイヤなので、けっこう気合を入れて書く人も多いのでは。

でも、その気合いに反して、渾身で書いたセールスレターがスベり倒して、全然売れない、全然申し込みが入らないという人もけっこう多いと思うんですね。
 

セールスレターにはいろんな型があって、たとえば下記のように肩に沿って書いていくことで、それなりには反応は得られるもので。

 
というか、しっかり構成に沿って書いていかないと、とっ散らかって読みにくくなってしまうので、基本を押さえておくことはめちゃくちゃ大事です。

ボリュームや長さは本質ではないですが、読んでいる人に疑問や不安が残らないためにも、伝えるべきことはしっかり伝える必要が必要があるからです。
 

そういった基本を全て押さえた上で、それでもスベってしまう、なかなか反応が取れないというのであれば、実は見直すべきポイントは他にあるんですね。

大きく分けると2つあるんですが、そこについて解説していきます。

よそ行きの文章になってしまっている

これは、文章が上手い人ほど陥りがちなんですが、セールレターを書くときに「セールスレター執筆モード」になってしまうんですね。

普段、めちゃくちゃ面白いブログを書くのに、いざセールスレターを書くとなると営業モードになって、文章がかしこまってしまう人がけっこう多いんです。

型を意識するあまりというのもあるんですが、「ちゃんと書かなきゃ」というスイッチが入って、文章がガチガチになってしまうというのは、本当によくあるパターンで。
 
その結果、どういったセールスレターになるのかというと、冒頭から「さぁ売るぞ!」という空気が滲み出てしまい、早々に読み手を離脱させてしまうわけです。
 

じゃぁどうすれば良いのいか言ううと、勘の鋭い人はもうお気づきかもしれませんが、「ブログを書くようにセールスレターを書く」に尽きます。

とにかく「普段モード」を貫くということですね。

ブログを書くようにセールスレターを書く

じゃぁ「ブログを書くようにセールスレターを書く」というのは、具体的に言うとどういうことなのかという話ですが、ここでのポイントは3つです。

① 言い回しを変えない

人にはそれぞれ特有の言い回し(接続語や語尾、一人称など)があり、本人は気づいていなくても、読み手はそれを感覚的に感じとっているものです。

もちろんそれは僕にもあって、ChatGPTの文章と比較すると明らかに違っていて。

最近はChatGPTを活用してブログを書くことも少なくないんですが、普段から僕のブログを読んでくれている人から見れば、「これはChatGPTを活用して書いているな」というのは即座にわかると思うんですね。

セールスレターを書くことに慣れていない人は、「きちっとした文章」を書こうとして、ときにはChatGPTに頼り、自分の文章の個性を消してしまいがちになります。

たとえ、日本語的、国語的に文章がおかしくても、それがあなたの文章の個性であり「普段通りの姿」なので、変にキレイに書こうとしないことが大事です。

② 画像を多用しない

普段から画像を多用してブログを書いている人なら良いんですが、いざセールスレターを書くとなった際に画像をたくさん入れたりする人は多いです。

あるいは、画像の多用と装飾を施したガチガチのランディングページを作ろうとしたり。

これも悪い意味で違和感を生み出すアプローチなので、説明に必要ではないイメージ画像や文字装飾などは多用しないようにしましょう。

ターゲットにもよりますが、普段からつながりがあり、SNSやブログを読んでくれている人であれば、「ブログっぽさ」がある方が読んでもらいやすくなるということです。

もちろん、キレイに整えられたランディングページが悪かと言うと、そういうわけではなく、広告を出して新規集客をする場合などは、画像や装飾のインパクトで目を止めてもらう必要があるので、その辺りは柔軟に考えましょう。

③ 情報を詰め込み過ぎない

ここまで書いてきた内容と矛盾するかもしれませんが、「じゃぁ何も考えずにブログと同じように書けば良いんだね!」ということかと言うと、そういうわけでもなく。

一つだけ注意すべき点があります。

それは「情報を詰め込み過ぎないこと」で、特にリンクや引用などはできるだけ貼らないようにするというのがポイントです。

ブログを書く際は、その一つの記事で読者の問題を解決するということが目的なので、親切心から可能な限り情報を網羅しようとすると思います。

が、セールスレターの場合は、情報を詰め込みすぎることによって注意が散漫してしまい、ゴール(登録や購入)に辿り着いてもらえなくなるんですね。

なので、唯一そこだけは、ブログとセールスレターの違いとして意識してください。

必ず役に立つ内容にする

セールスレターを書く上で、もう一つ最重要ポイントがあります。

ここまで「ブログを書くようにセールスレターを書く」と言っているので、これももう理解しているかもしれませんが、セールスレターの内容が「必ず役に立つ内容」であるということです。

単純な話、購入に至らなかったとしても、「読んで良かったな」と思ってもらうことが大事で。

なぜかと言うと、「売り込みをされた」と思われるのと「役に立つ内容だった」と思ってもらうのとでは、次につながるかどうかが全く変わってくるからです。
 

前者の場合で、内容が商品やサービスの特徴ばかりで、ただひたすら「買ってください」という内容だけだと、次はもう読んでもらえなくなります。

一方で、購入に至らなくても「役に立った」と思ってもらえれば、セールスレターだとわかった上でも次も読んでもらえますし、セールスする内容とニーズが合致していれば、その際は購入に至るかもしれないわけです。

次のチャンスに活かすという意味でも、セールスレターというのは何かしら役に立つ内容でなくてはならないんですね。
 

で、「役に立った」「読んで良かった」と思ってもらうために必要な要素は何なのかと言うと、それはブログの本質である「問題解決」です。

セールスレターの中で、何かしらの問題が解決がされることによって、次も読んでもらえるという機会が得られるということです。

ブログだと思って記事を読んでいたら、悩んでいたことや問題の一つが解決され、「この調子でもっと良い状態に向かいたい」と思ったときに、商品やサービスを案内されるという流れを意識し、セールスレターを書いてみてください。

そうすることで、問い合わせ、登録、購入などのコンバージョン率が改善されていきます。


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