こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。
僕が尊敬する、税理士、コンサルタンの島田さん(@shimada.masaki_15)が、ひさびさにブログを更新されていたので見に行ったら、僕のことを紹介してくれてました。
僕のマーケティング師匠は服部慎也さんという方です(服部さんのThreadsはこちら)。
自分のマーケティングも、今お客さんに伝えてるマーケティングノウハウも、全ての源流は服部さんです。
で、ブログ再開のきっかけは服部さんのこの投稿でした。
島田さんのブログ:AI時代にブログで何を伝えるか
めちゃくちゃ嬉しいですね。
島田さんのこの引用の仕方も、僕が下記のnoteで伝えたもので、ちゃんと読んで実践してくれてるんだなと、嬉しさ倍増です。
島田さんの記事を読ませてもらって、僕自身もAI時代のコンテンツ発信について、改めて深く考えるきっかけになりました。
そして、島田さんの問題提起に応える形で、僕なりの考えをまとめてみたい、そして「僕もひさびさにブログ書きたいな」と思ったんです。
というころで、この記事は、島田さんの記事に対する僕からのアンサーであり、同時に、AI時代にコンテンツ発信で成果を出したいと考えるすべての人に向けた、僕からのメッセージでもあります。
「AIに聞いてもらえない人」は、もう存在しないのと同じ
島田さんの記事の中で書かれている、これは本当にその通りで。
今後人々がAIを使って人物を探し、調査し、分析する時代が当たり前になるのは火を見るよりも明らかです。
探すだけじゃないんですよ。
どんな人物かを調査し、調べているお客さんにとって相応しい人物なのかを分析してくれるのがAIです。
つまりサービス提供者はそのための素材をしっかり世に出しておかないと見向きもされない時代が来るんですよね(というか既に来ている)。
島田さんのブログ:AI時代にブログで何を伝えるか
AIに聞いてもよくわからないという時点で、選択肢から外れるんです。
もはや、「AIに聞いてもらえない人」は、ビジネスの世界では存在しないのと同じ、と言っても過言ではないんですよね。
自己認識を高めるために、僕も最近は、AIによく自分のことを聞きます。
そしたら、ありがたいことに、僕が過去に発信してきたブログ記事やnote、SNSの投稿を元に、かなり的確な答えを返してくれるんです。
これを見て、僕は「これまで10年間、コツコツ発信しててよかったな」と思う同時に、ゾッとしました。
「もし、僕がこの10年間、これまでコンテンツをストックしてこなかったら、AIは僕のことをどう紹介しただろうか?いや、そもそも紹介すらできなかったんじゃないか?」
そう考えたら、背筋が凍ります(夏でよかった)。
島田さんがおっしゃる通り、お客さんは何かを買うとき、誰かに仕事を頼むとき、まずAIに聞くのが当たり前の時代になっています。
お客さんが「〇〇の専門家でおすすめは?」「〇〇で信頼できる会社は?」とAIに聞いたとき、あなたの名前が挙がらなかったら?あなたの会社が選択肢にすら入らなかったら?
それは、ビジネスの土俵にすら上がれていない、ということであり、これほど恐ろしいことはないですよね。
僕が常々「コンテンツを資産にしよう」と言い続けているのも、まさにこのためです。
ブログやnoteに書いた記事は、単なる情報発信でもなく、SNSの垢BAN対策でもなく、AIがあなたという人間を理解するための「素材」であり、未来のお客さんとあなたを繋ぐ「架け橋」なるからです。
今後、「誰から買うか」がますます重要になるこの時代に、自分という人間を、自分の言葉で、自分のメディアで発信し続けること、その重要性は、どれだけ強調してもしすぎることはありません。
ブログで紹介する、紹介される、ということも重要になってくることを理解しているからこそ、島田さんもブログを再開し、そしれ僕のことも紹介してくれたのだと思います。
AIに「こいつは本物だ」と認めさせる、コンテンツ発信の極意
では、具体的にどうすれば、AIに「こいつは本物だ」と認めさせ、お客さんから選ばれる存在になれるのか。
僕が実践してきた中で見えてきた、AI時代のコンテンツ発信で成果を出すための方法論を、再度整理してまとめていきます。
1.「量」と「質」の二兎を追う
ビジネス界隈では、よく「量と質、どっちが大事?」という議論がありますが、これは当たり前に「両方」です。
特に、AIに評価されるためには、圧倒的な「量」が不可欠になります。
なぜなら、AIは大量のデータからパターンを学習するからです。
記事が1本や2本あるだけでは、AIはあなたの専門性や人間性を正しく理解できないため、最低でも100本。できれば300本以上のコンテンツをストックすることで、初めてAIはあなたを「その道の専門家」として認識し始めます。
もちろん、ただ量を増やせばいいというわけではなくて。
一本一本の記事が、読者にとって価値あるものでなければ意味がなく、質の低い記事を量産しても、AIは「この人は薄っぺらい情報しか持っていない」と判断するだけです。
じゃぁ、どうすれば「質」の高い記事を「量産」できるのかという話なんですが、その答えは「型」を持つことなんですね。
自分なりの記事の「型」を作り、それに沿って書くことで、質の高い記事を効率的に生み出すことができます。
僕の場合は、この型を基本にしていて、これ沿って書くことで、読者の悩みに寄り添い、具体的な解決策を示し、行動を促す、という一連の流れをスムーズに作ることができます。
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2.AIに正しく理解されるためのコンテンツ設計
AIに「この人は何者か」を正しく理解してもらうためには、コンテンツの設計が非常に重要です。
具体的には、以下の3つのポイントを意識してください。
❶ キーワードを明確にする
自分が何の専門家なのか、どんなキーワードで検索されたいのかを明確にし、そのキーワードを記事のタイトルや見出し、本文中に戦略的に盛り込みます。
❷ 内部リンクを最適化する
関連する記事同士を内部リンクで繋ぐことで、AIにサイト全体の構造を理解させ、専門性の高さをアピールします。
❸ 構造化データを活用する
構造化データを使って、記事の内容をAIに分かりやすく伝えることで、検索結果で有利な表示をされる可能性が高まります。
これらの施策は、SEO対策と被るので、一見すると地味で面倒に感じるかもしれません。AI時代に選ばれる存在になるためには、避けては通れない道です。
3.「専門性」と「人間性」のハイブリッド発信
島田さんもおっしゃっていましたが、専門性だけの発信は、AIに代替されてしま歌め、これからの時代は「専門性」と「人間性」の両方を伝えることが重要です。
言うまでもなく、AIの方が、正確で網羅的な情報を、瞬時に提供できるからです。
一方で、人間性だけの発信は、単なる「いい人」で終わってしまうため、ビジネスとして成果を出すためには、「この人にお願いしたい」と思わせるだけの専門性が不可欠です。
だからこそ、僕たちは「専門性」と「人間性」を掛け合わせた、ハイブリッドな発信を目指すべきなんです。
僕の場合は、ブログやnoteでは専門的なノウハウを、SNSでは日々の気づきやプライベートな一面を発信することで、このバランスを取っています。
専門的な記事を読んで僕に興味を持ってくれた人が、SNSで僕の人間性に触れて、さらにファンになってくれる(逆もある)、この流れを作ることが、AI時代に生き残るための鍵だと考えています。
4.プラットフォームの戦略的使い分け
ブログ、note、SNS、それぞれに特性があり、役割が異なります。
なので、これらのプラットフォームを戦略的に使い分けることで、発信の効果を最大化することができます。
ブログ:自分の「資産」となるコンテンツをストックする場所。SEOに強く、長期的な集客が見込める。
note:専門的なノウハウや有料コンテンツを販売する場所。SNS的な拡散力があり、新たな読者との出会いが期待できる。
SNS:人間性を伝え、読者との関係性を深める場所。リアルタイムな情報発信や、双方向のコミュニケーションに向いている。
これらのプラットフォームを、自分のビジネスモデルやターゲットに合わせて、有機的に連携させることが重要なんですね。
AIが支配する世界で、僕たちが「人間」として発信する意味
島田さんの記事を読んで、僕がさらに考えを深めたのが、「AI時代だからこそ、人間が発信する意味とは何か?」という問いです。
AIがこれだけ進化し、あらゆる情報を瞬時に提供してくれるようになった今、僕たちがわざわざ自分の言葉で発信する意味はどこにあるのか、ということですね。
僕の答えは、「文脈」と「思想」にあると考えています。
1.「文脈」こそが価値になる
AIは、断片的な情報を集めてくるのは得意ですが、その情報が持つ「文脈」を理解するのは苦手です。
たとえば、「コンテンツマーケティングとは何か?」という問いに対して、AIは教科書的な答えを返してくれますが、その答えは、誰にでも当てはまる一般論でしかありません。
一方で、僕たち人間は、自分の経験や価値観という「文脈」を通して、情報を語ることができます。
「僕がコンテンツマーケティングで失敗した話」
「僕がクライアントを成功に導いた、たった一つの秘訣」
こうした「文脈」にこそ、読者は価値を感じ、心を動かされるわけです、
AIには語れない、あなただけの「文脈」を、あなたの言葉で語ること。それが、AI時代に僕たちが発信する最大の価値だと、僕は信じています。
2.「思想」こそが人を惹きつける
もう一つ、AIにはなくて、僕たち人間にあるもの、それは「思想」です。
なぜ、この仕事をしているのか?
何のために、情報を発信するのか?
どんな未来を、創りたいのか?
こうした「思想」や「哲学」は、AIには生み出せません(生み出せてもどこかから引っ張ってきた金太郎飴的なもの)。
なぜかと言うと、思想や哲学というのは、そ僕たち人間が、悩み、苦しみ、それでも前に進もうとする中で、育まれていくものだからです。
なので、あなたの「思想」に共感した人だけが、あなたの本当のファンになるし、そのつながりは、どんなAIにも真似できない強固なものなります。
だからこそ、僕たちは、自分の「思想」を恐れずに発信していくべきなんですね。
「こんなこと言ったら、嫌われるかもしれない」
「誰も共感してくれないかもしれない」
そんな不安や恐怖を乗り越えて、自分の「思想」を語ったとき、初めてあなたは、唯一無二の存在になれるし、逆にそれができないなら、AIに劣ってしまうということです。
ということで、あなたも「書く」ことで、未来の自分を助けましょう。
あらめて、島田さん、今回は僕のことを紹介してくださって、本当にありがとうございました!
島田さんの記事をきっかけに、僕自身も、AI時代のコンテンツ発信について、再度、深く、そして熱く、考えることができました。
そして、この記事を最後まで読んでくれた人。
もし、あなたが今、「自分も何か発信してみたいけど、何から始めたらいいか分からない」と悩んでいるなら、まずは「書く」ことから始めてみてください。
ブログでも、noteでも、SNSでも、何でも構いません。
あなたが今、考えていること。感じていること。悩んでいること。その全てが、未来の誰かの役に立つ、価値あるコンテンツになります。
そして、何よりも、未来のあなた自身を助ける「資産」になります。
AIがどれだけ進化しても、あなたという人間の「価値」は、決してなくなりませんが、その価値を担保するためには、今のままではダメです。
僕も、まだまだ書き続けます。あなたも、ぜひ、その一歩を踏み出してみてください。