ブログを書くことが苦痛になったらどうすれば良いか、あるいはブログの更新が滞ってしまう場合にどうすれば良いかみたいな話があると思うんですよ。
実際、そういった相談をされたりもしますしね。
ビジネスで考えた場合、モチベーションを保てない事業は外注するか撤退するかという選択が常道なので、ブログに関しても基本的には「じゃぁ、辞めればいいやん」となります。
ただ、フットワークの軽い個人ビジネスやその集客を担う情報発信に関しては、すぐに諦めるのは時期尚早で、「ソフト面の問題」か「ハード面の問題」かによっては、改善できて再びモチベーションを維持できる可能性もあるんですね。
本来はソフト面の問題であっても、実はハード面を改善することで芋づる式に解決するという場合も往々にしてありますし。
今回の記事が「ブログを書くことは好きだけど何か最近やる気が出ないな」と思っている人や、「集客のプラットフォームとしてブログをしっかりやっていきたいけどどうも続かないな」と思っている人の参考になれば。
憧れのアーティストのギター
ギターやベースなど、今まで何かしら楽器の練習をしたことがある人はわかると思いますが、ハード(楽器)ってけっこう大事なんですよね。
僕も学生時代はベースを弾いていたんですが、演奏する楽器によって楽しいか楽しくないかというのはあって、それは「演奏のしやすさ」や「音の良さ」もあるんですが、それよりも「その楽器が好きかどうか」が重要で。
楽器を始める時って、大体誰かに憧れてコピーから始めるわけなんですが、アーティストのシグネイチャーモデルとかってバカ高いんですよ。
何十万円もするので、とても学生レベルで買えるようなレベルではなくて、ほとんどの人がちょっとバイトしてお金を貯めて「初心者セット」みたいなのからスタートするんです。
最初は初めて楽器に触れて音が出ること自体が楽しいのでガンガン練習するんですが、途中から「あのアーティストと同じ音が出したい」とか「あのアーティストと同じ見た目になりたい」みたいな欲望が湧いてきて、でも買えないし…みたいな葛藤に悩まされます。
必死にバイトしてお金稼いで買えば良いんですが、バイトするくらいなら練習したいというジレンマもあって。
でも、憧れのアーティストの憧れの楽器で練習した方が圧倒的に腕は上達するんですね。
実際、僕も高校生の時にバイトをして30万円くらい貯めて、めちゃくちゃ欲しかったベースを手に入れてからの上達具合は(自分で言うのもなんですが)かなり凄かったんです。
こういうことがあってから、「あ、僕は見た目(音も含む)から入るタイプなんだな」と自分で理解したんですね。
指導者によっては「初心者のくせにこだわるな」とか「下手くそなのに良い楽器使うな」みたいなことを言ったりするんですが、ハードはソフトを凌駕する場合もあるということです。
ブログ初心者こそ見た目にこだわれ
ブログも同じような部分があると思っていて、誰かの情報発信に憧れてブログを書き始める人は多いと思うんですよ。
特にブログで何かを成し遂げたいとかもなく、「あわよくばこの人(憧れの人)みたいになりたい」みたいなノリで始める人ってけっこういますよね。
まぁ、ブログをする目的やあり方は日々変化していっていますが。
ブログの場合は、同じように書ける練習をするのは良いですけどコピーはダメなので、実際に記事を書く時は「こういう雰囲気を醸し出したい」とか「こういう言い回しを使いたい」とか思いながら真似します。
そうやって、一部の天才を除いて、「守破離」を経て自分らしいオリジナリティ溢れる記事が書けるようになるわけです。
で、「こういう雰囲気を醸し出したい」には見た目も重要になってくるので、そこもガンガン真似すれば良いんですが、指導者の多くは「最初はそんな部分にこだわらなくていい」言います。
ただ僕は「その楽器が好きかどうか」と同じで「自分のブログが好きかどうか」、つまりブログに愛着を持つための要素として見た目やデザインは大事だと思っているんですね。
記事が何百記事と蓄積されていけば、イヤでもブログに愛着は湧いてくるんですが、記事が少ないうちはなかなか愛着は持ちづらくて、これがけっこう挫折の原因になったりします。
もちろん、見た目やデザインばかりにこだわって、実務をしなくなるのであればそれは問題ですが、それが楽しくなって「このデザインで記事を書いたらどんな雰囲気になるかな?」とか思って記事を書く楽しみができれば、それはそれで良いと思うわけです。
発想の転換で、そんなにカスタマイズやデザインが好きなのであれば、その奮闘記を記事に書けば良いわけですし。
目安としては2〜3日ですね。
それくらいの期間であれば、記事を書かずに「見た目」にこだわる時間をガッツリとっても良いと思います。
ただ、それが1週間とか1ヶ月とかになるのであれば、記事を書くことよりも見た目にこだわることに情熱を注げるわけなので、そっちの仕事にシフトしていけば良いんじゃないかなと。
とりあえずこれで1記事は書けるはずです
今回は、ブログの更新が滞ってしまっている人は、記事数の少ないブログに愛着を持つために思いっきり見た目にこだわっても良いと思いますよ、という話でしたが
そもそも書くネタが無い
見た目とか全く気にならない
ブログを書く目的が不明確
デザインに1円も書けたくない
というような人には、残念ながら向かない提案です、というか、それ以前に解決した方が良い部分があるので、まずはそこからですねということです。
ただ、「書くネタが無い」に関しては、実際に自分で経験してみることで、少なくとも「WordPressのテーマを変えるとブログを書くモチベーションは復活するのか?」というネタができますよね。
そこから自分の情報発信の活路を見いだせる可能性もあります。
ということで、
ブログを書く目的もある
やらなければならないこともわかっている
記事を書くことも好きなはず
にもかかわらず、なかなか記事を書くモチベーションが保てないという人は、自分が「守破離」の「守」か「破」の段階にいることを認識し、好きな情報発信者のライティングはもちろん、テーマや装飾など見た目の真似もしてみてください。
見た目の憧れが無い場合は、下記のようなクオリティの高いWordPressテーマを漁ってみて、「このテーマで書いたら楽しそう」というものを探すというのもありです。
僕はとにかくシンプルでオシャレなものが好きなのでTCDのテーマばかりを使っていますが、検索すれば無料でも良い感じのテーマはけっこう出てくるので、ぜひ自分の好みを見つけてみてくださいね。