新年度が始まりました(この記事は3月に書きました)。
うちの会社は決算が2月なので一足お先に新しいスタートを切っているのですが、Twitterとかを見ていると「ああ、本格的に始まったな」という感じがしますね。
今年度はいろいろとやっていくので、このコンサルnote含め応援よろしくお願いします。
精神疾患、あるいは精神疾患の可能性があって、家族と生活することが困難な方、施設にも受け入れもらえない方のサポートをする事業を、今月から宮本 @OTTO_LLC と共に進めていきます。
もし、周りに困っている方がいたら声をかけてあげてください。
■お問い合わせフォームhttps://t.co/1cgUjlolnp pic.twitter.com/rjf258bkPj
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) April 1, 2021
精神という部分では事業の話にもつながるんですが、4月、5月、6月というのは心が病みやすい時期なんですね。
新年度(孤独感)、五月病(違和感)、梅雨(季節感)と。
特にコロナでストレス発散の捌け口が減っている状況下においては、かなりの人の精神が不安定になることが予想されます。
実際、精神疾患の方の受け入れは増えていますしね。
統合失調症の方が増えているからという理由だけではなく、介護をしている家族のメンタルが限界に来てしまって、自宅で見るのはもう無理というパターンで増えていたりして。
少し話はずれましたが、精神が安定している状態を保つだけでも大変なのに、安定を切り崩す要素が増えている現代においては「普段よりメンタルがやられやすい」ということを理解しておくことが必要です。
そして、事前に準備しておくことで客観的に自分の状態を知ることができ、最悪の事態を避けることが可能になりますからね。
ということで、今回は心が折れないために事前にしておくべきこと(決めておくべきこと)についてなんが、これは起業家、主婦、サラリーマン、アルバイト、学生、ニート、関係なく全ての人に当てはまります。
特に、起業家はメンタル強くなきゃいけないというふうに言われがちですが、メンタルが強くなるのは七転八起を繰り返した末の結果ですからね。
誰もが同じ人間であり、回避しづらい未経験のストレスが積み重なると、人は簡単にダメになってしまうものです。
① 早めに心を折っておく
いきなりメンタルやられてるやんwって思うかもしれないんですが、結局のところ「心が折れてはいけない」「メンタルを保たなくてはいけない」というプレッシャーや強迫観念が大きなダメージにつながります。
何でもそうなんですが、致命傷になる前に、早めに小さな傷を負って学んでしまう方が良いじゃないですか。
なので、心が折れそうなときは無理に耐えようとせず、何なら自ら折れにいくくらいの感じでポキッと折ってしまいましょう。
要は、心が折れないようなルートを選んでギリギリを保ち続けるのではなくて「あー、これ以上は心が折れるな」と思ったら、そうやって客觀視できているうちに苦難に飛び込んで、軽く怪我をしてしまうということですね。
大丈夫…まだ大丈だ…ここを乗り越えれば…
という盲目状態になるのが一番危険なので、そうならないように「よし、心折れるかもしれないけどがんばっちゃおう♪」くらいのノリでチャレンジするようにしましょう。
② がんばる期限を決めておく
事業をする際に決めるのは、いつまでに成果が出なかった撤退するという、いわゆる「やめ際」です。
これは事業以外でも同じで、例えば昔の人は「会社には最低でも3年は勤めないとダメ」と言って、早期にリタイヤすることを悪とする風潮がありますが、そもそもそんなルールはありません。
目標と期限を決め、その目標を達成できそうかどうか、そして達成できたかどうかを判断するのは自分自身です。
なので、やめるのは1年でも良いし半年でも良いわけです。
もちろん、物事には成果が出るであろう目安の期間はありますし、例えば会社の昇給が1年に1回であれば、とりあえず1年はがんばらなくては確認しようがありませんよね。
キャリアを形成するのにも一定以上の時間はかかりますし。
ただ「このまま続けていても良いのかどうか」は自分でわかります。
人と比べるのはダメだと言われますが、人と比べることで自分の実力や向き不向きを客觀的に判断できますから。
最初から期限を決めるのではなく、チャレンジの渦中で周りを見てから「この環境だと1年で結果を示せないとダメだな」というふうに、やめ際を決めるというカタチが良いですね。
③ 心身の予兆を書き出しておく
自分がどういうときにダメになるのかは、自分自身が一番よくわかっているわけですが、渦中になるとどうしても客観視できなくなり、いつの間にか病んでしまうんですね。
そうならないためには、渦中でも自分を客観視できるようにしておく必要があります。
その方法が「メンタル崩壊の予兆を決めて書き出しておく」ことです。
要は、どうなったら自分はヤバいのかを事前にしっかり確認しておいて、それがいつでも見える状態にしておくということですね。
ため息が多くなる
愚痴や不満が増える
睡眠時間が5時間以下
便秘が3日以上続く
肥満や羸痩が進む
子どもに強くあたる
夫婦仲が悪くなる
趣味を楽しめなくなる
性欲の衰退が進む
感情が動かなくなる
などなど、身体的な不健康と精神的な不健康は最悪なスパイラルを作り出すので、精神だけではなく身体的な健康も含めた「予兆」を把握して書き出しておきましょう。
で、これを全てコンプリートしたら…ではなく、3つ以上当てはまったらやめる(逃げる)という選択肢を用意しておくと。
④ ペース配分を均等にする
これは僕もよくやらかしたんですが、スタートダッシュで調子に乗っちゃって後からバテるというパターンがあります。
会社の研修とかもそうなんですが、スタート地点が全員同じだと、誰よりも前に出たがる性格でして。
で、すぐにバテて追いつかれ追い抜かれるとw
もうそうなってしまうと自暴自棄になってしまいますし「オレはこんなもんじゃねー」という、ドラマでよく見るようなゴリゴリの闇堕ちパターンに陥っていくわけです。
これはマジでやめた方が良いです。
先ほどは人と比べる方が良いと言いましたが、それはあくまで成果であって、ペースに関しては人と比べない方が良いです。
まぁ、ウサギとカメの話じゃないですけど、マイペースでも最終的に成果を出せれば良いので、決して「がんばるな」というわけではないですが、初っ端からあまり力まないように注意してください。
⑤ 駆け込み寺を用意しておく
これはもうわかりますね。
気軽に相談できる場所、人を準備しておきましょうということなんですが、これにはポイントがあって。
相談できそうな目ぼしい人がいたとしても、問題が大きくなればなるほど相談しにくくなるので、普段からコミュニケーションを取っておくということが大事なんですね。
人に気を遣ってしまう人ほど、何から話せば良いのか、話すこと自体がしんどくなったり億劫になったりするわけです。
例えば、メンタルボロボロの状態でいきなり「離婚しようと思ってるんだけど」と話しづらいじゃないですか。
そうなる前に「最近夫婦仲うまくいってなくてさ…」と、ライトな相談ができる、場所や人を用意しておきましょうということですね。
ということで。
新年度はワクワクドキドキに溢れていますが、同時に不安や心配もあったり、あるいは実際にチャレンジし始めると「思ってたのとなんか違う…」と心がしんどくなったりもします。
無理せずマイペースでいきましょう。