前回記事で「家族との時間を大事にしながら稼ぐ方法」の一つとして「趣味をビジネスする」ということについて掘り下げて書いたんですが、今回はそれ以外の「家族との時間を大事にしながら稼ぐ方法」について。
いくつか方法があるので、自分に一番合う方法を見つけていただければなと思います。
前回も少し書いたんですが、テーマとして「家族との時間を大事にしながら稼ぐ」と掲げると「好きなことで稼ぐ」とか「ノンストレスで稼ぐ」とかに直結しそうなんですが、必ずしもそういうわけではありません。
あった方が良い一つの要素ではありますが、それによって時間を大事できるかできないかということには直接的につながらないんですね。
それはなぜかという話と、じゃぁどうすれば良いのかという話を方法論を例に出しながら解説していきます。
① 短期間で稼ぎ切る
納期(いつまでに)と目標(いくら稼ぐのか)を決めてやり切るということですね。
良く言えば短期集中であり、悪く言えば一定期間は家族との時間を犠牲にしてビジネスに没頭するということです。
注意点としては、1年そこらでセミリタイヤレベルまで持っていくことはほぼ不可能に近いので、最低でも3〜5年はプライベートを一切捨てる覚悟が必要になるということは理解しておいた方が良いですね。
例えばですが、あと50年生きると想定して1億円貯金すると考えた場合、年に200万円しか使えないので、夫婦2人でと考えるとかなり厳しいです。
まぁ、貯金が貯まったら一切働かなくなるということはないでしょうし、急に稼げなくなるということもないと思うので、1億円でも十分と言えないこともないですが。
ちなみ、利回りの良い投資ができるとか、年金がもらえるかどうかという話は置いときます。
じゃぁ、1.5億円ならどうかと考えると年間300万円使えるので、贅沢な生活を望まず、臨時の出費もなければ不可能ではないですね。
ここまで考えたら逆算をしてみるわけです。
1〜2年は準備、3年目から5000万円稼いで、4、5年目もそのままいくと1.5億円の貯金は可能ということになります。
実際は税金もありますし、経費もあるのでもっと時間はかかるでしょうけど、話がややこしくなるのでその辺りは割愛して、5年間はプライベートを捨てるというイメージはつくかなと。
もちろん、がんばれば絶対に稼げる保証は無く、むしろこれだけ稼ごうと思うと単純に行動力や継続性など根性論だけでは無理なので、手に入れるノウハウや師事する指導者はしっかり吟味しなければならないですね。
② 少ない労働時間で稼ぐ
ワークライフバランスを決めるということですね。
午前中だけ仕事をして午後は家族と過ごす、週3日は徹夜して週4日は家族と過ごすなど、いろんなパターンがあります。
僕はこのパターンですね。
個人ビジネスで年収1億円くらいは見えましたが、僕の能力では家族との時間とビジネスの時間のバランスを取ることは難しかったので、①の方法はあきらめてこっちにしたという感じです。
ただ、このパターンは、労働時間が収入に直結する労働集約型のビジネスでは大きく稼ぐことは厳しいので、不労所得とまではいかなくても、集客〜マネタイズまで半自動化できるビジネスモデルを導入する必要があります。
アフィリエイト、アドセンス、コンテンツ販売などですね。
高単価の商品やサービスを展開することができれば労働集約型でも良いんですが、どうしても労力は必要になるので、それだけだと①に近いカタチになっちゃうんですよね。
100%半自動化する必要は無いですが、毎日午前中に(あるいは毎週3日間)仕込んでおけば、午後は家族と遊んでいても収益は発生するから大丈夫というものがいくつかあるのが理想です。
③ 自給自足をする
これは農業や畜産をするということではなく、家族全員でビジネスを共有するということです。
考え方としては「家族を食わす」のではなく、家族全員でビジネスや生活の基盤を整える、いわば「家族経営」に近いイメージですね。
このスタイルは、プライベートとビジネスのラインが無くなるのでコンセンサスは取りやすくなりますが、常に距離が近い分マンネリや(お金の)揉めごとが起きやすくなるため、家族関係が良好でなければ難しいです。
家族関係を保ちつつ、誰がトップで、次は誰で…という感じで、何かしらヒエラルキーを保つ工夫は必要ですね。
あと、外部から従業員を雇うと派閥とかが発生して揉める原因になるので、あくまで家族だけで完結させるのが理想です。
④ 家族の収入を増やす
③と違いは、あくまで家族をプロデュースするということです。
例えば、奥さんの強みをビジネスに転換できるようにしたり、子どもがやりたいことに対してマーケティング的なサポートをするなどですね。
奥さんが絵を描くのが得意であれば、LINEスタンプ作るとか、アイコンを描く仕事をするとか、ロゴを作るとか、漫画を作るとか、いろんな可能性や選択肢を提示して、かつサポートすると。
イメージとしては自分がプロデューサー兼コンサルタントで、奥さんや子どもがクライアントという感じです。
収益に関しては、最初は折半するようなカタチで折り合いをつけるのが良いと思いますが、サポートしているとはいえ子どもが稼いだお金は子どもにあげるのが良いかもしれませんね。
年齢にもよるので、そのあたりはしっかりと家族会議を。
また、このパターンは家族の経済的な自立にもつながるので「自分が倒れたら(死んだら)」という心配も無くなるのでオススメです。
⑤ 趣味をビジネスにする
これは前回に記事でも書きましたが、ただ自分が好きなことや楽しめることをビジネスにするというわけではなく、家族と共有できる(家族が協力してくれる)趣味であることが条件です。
また、趣味の時間を家族と過ごすだけではなく、その時間がリソースの積み重ね(スキルアップや知識習得、実績)につながり、それ自体がビジネスの宣伝材料になるなど布石であること。
そして、趣味の選定条件として「ビジネスにつながる可能性がある」「オリジナリティを生み出しやすい」といったことも重要ですね。
進め方としては、こんな感じです。
❶ 人に言えるくらいのクオリティに持っていく
❷ オリジナル要素をUSP目線で言語化する
❸ 継続的に情報発信をする(ブログ、SNS、YouTube)
❹ 反応が得られるようになったら商品化(企画実施)
❺ 有料化するための付加価値を掛け合わせる
USPというのは、人に真似されにくくて、かつ差別化できていて、かつお客さんのメリットがある、この3つが重なるところです。
ということで「家族との時間を大事にしながら稼ぐ」といったもいろんなパターンがあるので、自分に合う方法を見つけて進めていってください。
もちろん、ハイブリッドでも良いですし、それも2つ3つと掛け合わせられると精神も収入も安定します。