ズルズルと続くコロナ禍。
国の「終息」の合図を待っていたら死ぬだけなので、自分で「収束」の基準を作って、その基準や価値観に共感する人を集めて経済を回していかなければなりません。
こうなるのが理想なんですが、今のところなかなかそうはならなさそうなので。
コロナを終わらせるのは岸田さんの「コロナは終わりました。今後の拡大があってもワクチンが進んだ今、それは社会的で許容すべき範囲です。それよりも次世代のために欧米のように前に進みましょう-!」
という腹をくくった一言で終わる!税金もろくにはらってないやつらは黙ってろ!
— Isseki Nagae/永江一石 💉接種済💉 (@Isseki3) December 7, 2021
つまりは「コミュニティの運営をしっかりやっていきましょう」ということなんですが、オンライン、オフラインに関わらず、これはもう早急にやっていくべきで。
コロナ禍でも売上を落としていない人は皆、コミュニティを持っているんじゃないですかね。
ネットやSNSがなかった時代では、自分でトレンドを作ることやコミュニティを作ることは難しかったんですが、規模にこだわらなければ今の時代では誰でもそれが作れてしまいますから。
それこそTwitterのフォロワーが1000人もいればそれができてしまいます。
もっとも、それぞれがしっかり自立した人たちが集まるレベルの高いコミュニティを作る場合は「集めた」ではなく「集まった」フォロワーが必要ですが。
ちなみに、ここでいうコミュニティというのは会社などのチームということではなく、お客さんも含めたチーム、運命共同体です。
お客さんとの距離があって、取り引きのたびにハードルがあると、そのビジネスは今の延長線上でしかなく、経済は回っていかないですからね。
ということで、今回はコミュニティを作る上で必要な要素について解説しますが、コミュニティで一番作りやすいのがオンラインサロンだと思うので「オンラインサロンを作る上で」の話をしていきます。
特殊な能力がなければオンラインサロンを作ることも運営することもできないと思っている人は多いんですが、実はそういうわけではないんですね。
求められているものを提供すれば良いので、能力ではなく「必要な機能」を含ませることができればちゃんと価値を提供できます。
① 世界観
エンタメ系のオンラインサロンで欠かせないのが世界観です。
世界観というのは、その世界に浸ってもらうことで人に与える刺激のことで、例えば緊張感、感動、癒し、快楽などですね。
音楽を想像してみるとわかりやすいと思います。
よく「独自の世界観」と言われたりしますが、独自とはいえ、その世界に浸ることで人は何かしらの刺激を感じているわけですし、何かしらの感情を湧き起こしているわけです。
ただ、ビジネス系のオンラインサロンにおいては世界観はマストではありません。
もちろん、ないよりはあった方が良いですし、集客の段階で世界観を持っているとそれが求心力となり有利にはなります。
また、刺激との相乗効果、例えば「スパルタ」な世界観や空気感出ていることによって、参加者が成果を出せるといったことにもつながりますから。
当然ですが、ビジネス系のオンラインサロンでにおいて「ノウハウはないけど世界観はある」というのはダメで、むしろビジネス系のオンラインサロンにおける世界観は付加価値だと思っていただければ。
② ビジョン
コミュニティに参加したいと思う人の中には、そのモチベーションが「ビジョン(目標)に便乗したい人」という人も多く存在します。
運営者が掲げるビジョンや目標、使命に関して、とても自分ではできないけど「一緒に成し遂げたい」という、ある種「応援」のようなもので「人生を乗っける」とも言いますね。
スポーツのファンやサポーター、特定の政党や政治家を応援するタイプはコミュニティにビジョンを求めます。
これはビジネス系のオンラインサロンでにおいても大事ですが、当然、思い描いたビジョンを実現したときに得られるものが、自分だけの利益であってはいけません。
必ず、参加者にも利益がある状態でなければならないということですね。
応援チームが優勝したら優越感や達成感、ステータスが得られますし、応援していた政党が国を牛耳るようになれば「自分は国を変える特別な存在」と認識するでしょう。
ビジネスで言うと、それは純粋に影響力や収入ということになりますかね。
応援した人が有名になることによってその恩恵を授かれるので。
まぁ、悪く言えばそれは依存であり、自分の実力を勘違いすることにもなるので、ビジョンだけに引っ張られるのもダメですし、運営者としてもビジョンだけで引っ張るのはダメです。
③ コンテンツ
これはクローズド(コミュニティ)限定のコンテンツを受け取れるというものですね。
ただ、限定コンテンツを提供する場所はオンラインサロンでである必要はなく、そもそもそれだけでれば有料販売すれば済む話なので、これはどちらかというと付加価値です。
オンラインサロンでで何かしらの交流やコミュニケーションがあって、プラスαとしてシークレットコンテンツが提供されると。
なので、ひたすらコンテンツだけを垂れ流すオンラインサロンでというのもビミョーです、というかオンラインサロンでとしての価値がありません。
提供されたコンテンツに対して何かしらアクションを起こした際に、運営者からレスポンスやフィードバックがあることによって、学びの場所としてオンラインサロンの価値があるということです。
④ コンサル
ビジネス系のオンラインサロンででは、最低限これがないと話にならないと思っています。
コンテンツ提供同様、インプットだけであればオンラインサロンである必要はなく、相互のコミュニケーションが取れることが、コミュニティという言葉通り本来の価値なので。
例えば、一緒に目標やアクションプランを決めて実践し、進捗確認や結果検証も一緒に行い、日々確実に成長しているけることが、ビジネス系オンラインサロンでの本来の価値なんですよね。
成長や成果が収入アップなのか、スキルアップなのか、ビジネスの円滑化なのかは人それぞれですし、参加者に強制性や習慣化を与えることもコンサルの1つです。
オンラインサロンの運営は楽そうに思われがちですが、ちゃんと価値を提供し続けようと思うと、レベルの高低はあれどコンサルは必要になるので、けっこう大変なんですよ。
後から解説しますが、リサーチやつながりといったメリットがなければ、僕もオンラインサロンなんて運営していないですし、ましてやその中でコンサルもしていません。
運営者と参加者、お互いにメリットがあると思うからやっているわけです。
⑤ リサーチとつながり
あるていど参加者が集ってからじゃないと機能しませんが、リサーチを価値として提供することはコミュニティとして重要です。
そのためには参加者の属性を絞り込みすぎないことが肝になります。
時代が進むにつれ、多角的な思考や行動が求められるわけなので、ブロガーだけのオンラインサロンとか、動画編集者だけのオンラインサロンとかではリサーチの幅が非常に狭くなるんですね。
集客の難易度は高くなりますが、オンライン、オフラインかかわらずいろんな業界の参加者が集うようなオンサインサロンにした方が良いです。
いろんな業界の価値観や常識、ノウハウを知ることでしか自分のビジネスを差別化することは難しい時代ですからね。
飲食しか知らない人が今回のコロナで苦戦しているように、アフィリエイトやブログ術しか知らない人がコアアップデートで毎回苦しんでいるように。
また、いろんな業種の人がいることで、お客さんやビジネスパートナーも見つけやすくなりますし、それは事前に信用できるとわかっているお客さんやビジネスパートナーとつながれるということでもあります。
もちろん、オンラインサロン内だけでビジネスが回っているという悲惨な状況になってはいけませんが。
中に入って学んでみる
ということで、オンラインサロンとしての最低限の価値は準備してスタートした上で、これらの要素(付加価値)を上乗せしていくことで、爆発的な所帯とは言わないものの、安定した運営ができるようになります。
オンラインサロンは参加者が多ければ良いというものでもありませんし、多いことで細かいフォローができないという弊害も生まれます。
自分には何ができるのか、その中で求められているものは何かを考えながら、独自のオンラインサロンを作ってみてください。
僕が運営しているオンラインサロンでも、オンラインサロンを立ち上げようとしている人がいるので、それを見るだけでも学びになると思いますよ。