こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
いやー、もうみんな飽き飽きしてません?
インフルエンサーやプロブロガーの、こういった日本の教育についての悲観論とか「AIに仕事奪われるよ」的な悲観論とか。
学校って「周りと同じ行動がとれるか」ばかりをチェック、訓練し、「周りと異なる行動がとれるか」をまったくチェック、訓練しないという意味で、極めて害悪。あんなとこで教えられることをマジメに聞いてたら人生詰む。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年3月30日
自分はフリーランスや起業家で、同じような生き方を推奨しているくせに就活コンテンツに乗っかったり、転職サイトのアフィリエイトをしたり。
支離滅裂だし、仮想通貨も下火になってきて、なんかもうネタなくて困ってるんですかね?
今の時代、学校教育終わった後からでも何とでもなるやん。んなことで人生詰むかいな。
大事なのは学校教育以外に何するかじゃない?親の役割とか、個別指導とか、学校以外のコミュニティとか。
インフルエンサーたちはいつまで日本の教育悲観論をネタにするんやろね。 https://t.co/gr3qmLkxyd
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年3月30日
インフルエンサー、プロブロガーはホンマAI悲観論、日本教育悲観論が好きやな。
で、結論は、
「AIに仕事を奪われる」→「今すぐ行動しろ」
「日本の教育は洗脳だ」→「自由を手に入れるために行動しろ」でしょ。もうみんな飽きてるって。結局行動次第で何とでもなるなら煽らんでエエやん。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年3月30日
クソみたいな教育の反動で人は強くなる
確かに、幼い頃から好きな人とだけ群れて、好きなことだけをさせていれば自由奔放でクリエイティブな大人になれるかもしれません。
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクのような革命者になりたいのであれば、そういった環境に身を置くことは有効でしょう。
が、人間がアイデア力やクリエイティビティ、思考の底力を発揮する時って、やっぱり
・不自由
・不満
・不便
・不足
・不安
な時だと思うんですよね。
なので、日本の学校教育のように右へ倣えでみんなと同じことをさせられて、違うことをしたら怒られて、親に隠れてコッソリ悪さをして怒られて、っていう状況こそが「こんな世界はまっぴらだ」と、殻を破るきっかけになったりするわけです。
戦後の日本の急成長がまさにそうだったじゃないですか。
逆に、世の中が便利で自由になっていくにつれて日本(人)の底力って衰退していっていますよね。
右に倣えの学校教育や超安定思考の親に縛られてたからこそ、その反動で個性や自由を求めてファンキーな人間になれるんじゃないかなと思う。
なので、今の学校教育を悲観する必要も無いのかなと。先生がダメでも親がダメでも、会社や社会、SNSでおもしろいヤツと出逢えればいくらでも人生は好転する。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年3月30日
どんどん学びが多様になっていくことは素晴らしいとは思うんですが、幼い頃からどこかで負荷(ストレス)を感じて、そこに疑問を抱き、解決策を模索するという過程が無いとダメだと思うんですよね。
そういう世界で学ぶべきこともあると理解した上で、自分だけの場所を求めたり、同じような価値観を持った人とつながることを求めたりしないと、多様な価値観を認められない人間になってしまいます。
結果として、凄く狭い視野でしかチャレンジすることができなくなってしまうのかなと。
AIの前に人に向き合え
AI悲観論にしてもそう。
「一般的にAIに奪われる仕事だと言われているから、この職業から離れよう」
ではなく、その中でAIにできないことは何なのか、AIに奪われる云々以前に、対人間の部分で自分自身は代替性が低い人間になれているのかということが重要なことじゃないですか。
AIを活用して代替性の低い人間になることだって可能なわけですからね。
ものは使いようですよ。
お客さんがAIではなく人に求め続けることは何なのか?
といったことをリサーチしてとことん考えるということができなければ、来たるAI時代の前に今の時代ですら生き残っていけないですよ。
まぁ、このあたりの詳細に関してはこちらの記事を読んでいただければ。
反動を強力なエネルギーに
日本の教育受けてきて、親の常識を押し付けられてきて、今となって疑問を抱きながらも、何らかのコミュニティに依存してしまっているのであれば、それは本末転倒です。
大人になってからもなお「右へ倣え」の環境に居心地の良さを感じているわけですから、子ども頃と何も変わっていないということになりますからね。
「AIに仕事を奪われるから好きなことを仕事にしろ」
「サラリーマンを続けていても未来は無いぞ」
「学校なんて洗脳だから行かなくても良いんだ」
といったような、インフルエンサーやプロブロガーのネタ切れがゆえの苦肉の煽り文句に乗せられて、またその他大勢と同じように右へ倣えをしているわけです。
結局は自分の過去をどう受け止め、来たるべき未来のために何をすべきかは自分で考えるしかないんですよ。
「学校なんていってもしょうがない」
「AI時代に備えて●●を身につけろ」
と言っている人たちは所詮ポジショントークであって、彼らが描く未来とは全く違う未来が来たとしても何も責任取ってくれません。
というか、自分のポジショントークや主張が都合悪くなったり、携わっているコミュニティの雲行きが怪しくなったら、代替案や解決策を提示するどころか、我関せずでダンマリ決め込むんですから。
自分の未来は自分でつくるしかないということですね。
エライさんのポジショントークにいちいち反応せず、自分自身が過去、あるいは、日頃感じている疑問やストレスをぶっ壊しにいってくださいよ。
反動は多くの人を巻き込むすごいエネルギーになりますよ。