ライフスタイル

明日死ぬか、100歳まで生きるか

どうも、服部(@FACTDEAL)です。

類似する内容はどこかで書いたかもしれないんですが、超重要なことであり、かつ僕も日々アップデートしている内容なので共有しておきます。

それは何かと言うと、

明日死んでも後悔しない生き方
100歳まで生きても後悔しない生き方

この2つを両立させるにはどうすれば良いか、という話なんですが、まずはそれぞれの自分の定義を考えておく必要があるんですね。

思考の深掘りして定義を決めるということです。
 

言葉では「明日死んでも後悔しない生き方」「100歳まで生きても後悔しない生き方」と言っても、人は誰しも死んだ経験もないし100歳まで生きたわけでもないので、イメージするしかないわけです。

死んだ人とは話せないので、誰も正解は知らないし…いや、実際に100歳まで生きている人と話すことができれば1つの答えは見つかるかもしれません。

とはいえ、なかなかそんな機会はないと思うので、やはりできるだけイメージを膨らませるしかありません。

明日死んでも後悔しない生き方

まず、あなたの「明日死んでも後悔しない生き方」とは何か?

ストレートに考えると「毎日を全力で生きること」になるでしょうし、大切な人や家族がいる人であれば「残された人が困らない生き方」となるかもしれません。

ちなみに、前者は死後の世界があるかような考え方ですね。

だって、死んでしまったら後悔もクソもないわけですから、後悔するということは、あの世に行ったときに「生きていたときの自分を悔やむ」という状態になるので、ぶっちゃけ現実的ではありません。
 

一方、後者はというと、自分がいない世界のことを考えているわけです。

自分の人生がどうこうではなく、あくまで「残された人が悔やんだり、辛い思いをしたり、苦しんだりしたりしないように」ということですね。
 

で、この後者の考え方(対策)には2つあって。

1つは「残された人が辛い思いをしないように万全の準備をして、いつ死んでも大丈夫なようにしておくこと」で、もう1つは「何も残さなくても誰も困らないように身軽にしておくこと」です。

1つめはわかると思うので割愛するとして、もう1つの「何も残さなくても誰も困らないように身軽にしておくこと」というのはどういうことかというと「好きなことをして孤独に生きる」ということです。

家族を持たない、子孫を残さない、極力友達もつくらない、つまり、自分が突然死んでも誰も困らないように、人間関係を排除しておくと。
 

何が良いとか悪いとかはないので、自分の「明日死んでも後悔しない生き方」とは何かを明確にイメージしてみると良いと思います。

それこそ、「死んだら何もかもが無になるわけだから、残された人のことなんてどうでも良い」と考えるのもありでしょう。

一見、無責任な印象はありますが、あなたが死んだら精神的にも物理的にも困るような依存状態にあること自体が遺族の問題だったりするので、そこはもうツケが回ってきたと思ってがんばってもらうしかありません。

アドラー的な話でいくと、課題の分離ってやつですね。
 

万全の準備というのは、お金を残すことなのか、能力やスキルを引き継ぎしておくことなのか、とも言えるでしょう。

どうでしょうか、あなたの「明日死んでも後悔しない生き方」はイメージできたでしょうか?

100歳まで生きても後悔しない生き方

続いて、あなたの「100歳まで生きても後悔しない生き方」とは何か?

これに関しては意外とシンプルで「明日死んでも後悔しない生き方」ほどあまりあれこれと考える余地がないんですよね。

なぜなら、長生きすればするほど、過去の積み重ねの少なさや老後のための準備不足のシワ寄せが来るのは言うまでもないからです。

それはお金の面だったり、健康の面だったり、精神的な面だったり。
 

寿命が迫っているときに「オレの人生はなんだったんだろう」と考える余裕があるのはまだ良い方で、下手をすりゃ死ぬまで「明日どうやって生き抜こう」と考えなければならなくなるわけです。

自分がこのまま何も変化せずに100歳になったときのことをイメージするのって、けっこう容易ですよね。

もっとお金を稼いで貯めときゃ良かった
もっといろんな経験をしとけば良かった
仕事よりも家族との時間を大事にすべきだった
もっと健康に気を使うべきだった
困っている人の役に立ちたかった

といったベタな後悔をイメージすると思います。

だからこそ、そういった後悔に苛まれないために「100歳から逆算して毎日すべきことをする」という生き方が必要になるんですね。

 

もちろん、好きなことをして孤独に生きていれば後悔はないかもしれませんが、それだけの長期間、人間関係をつくらず好きなことをして生きようと思うと、やはりそれなりのお金や健康、精神力が必要になります。

橘 玲さんの本にも書いてありましたが

❶ 金融資産(財産)
❷ 人的資本(お金を稼ぐ能力)
❸ 社会資本(家族や友だちのネットワーク

という3つ、あるいは2つ以上にしっかり投資することで、富や幸福を得ていくと。

人間関係をできるだけ排除して生きていくためには、それなりのお金やの能力が必要になるということですね。

などと考えると、自ずと自分の「100歳まで生きても後悔しない生き方」の定義は見えてくるかなと。

ジレンマ以前の問題

双方の定義をした先にあるのは、言うまでもなく「ジレンマ」であり、冒頭でも述べた

明日死んでも後悔しない生き方
100歳まで生きても後悔しない生き方

を両立することはできるのかどうかという話。

…の前に、単純に考えて、毎日100%全力で楽しんで生きるなんて無理だし、人は遠すぎる未来に対しての危機感は持てないし、今すぐ困らないことに対してモチベーションは持てないので行動も起こせません。

 

どちらの生き方を目指すかべきか以前に、ジレンマ以前に片方の生き方をするだけでも相当難しいんですよ。

昨年、100%全力で楽しんで生きられた日って何回ありますか?

今年に入って数十年後のために計画通りに1日を過ごせた日って何回ありますか?

なかなかないと思います。

人はサボりますし、めんどうくさいことはやりたくないですからね。

100歳まで生きるかどうかもわからないのに、そのための準備とかを考えるのがもうめちゃくちゃ面倒くさいわけです。
 

例えば、僕であれば今44歳なので、あと56年を楽しく生きるための準備をしていかなければならないわけですが、正直、超ザックリとしか計画は立てられていません。

わかりやすいところでいくと「お金」ですね。

この先何があるかわからないし、今の所お金があればほとんどの不幸は回避することができるし、誰かを守るにしてもお金は有効なツールなので、あればあるほど良いのは誰もがわかっているわけです。

でも、そのお金を蓄えるためのアクションができているのかというと、なかなかできていないですよね。

できていないってことは、やはりジレンマ以前の問題なんですよ。

ジレンマで悩む資格がない状態

ジレンマの解決策としていつもこれを言うんですが、そもそもどちらかをしっかり遂行しているからこそのジレンマじゃないですか。

どちらもやっていない、あるいはどちらも中途半端な状態でジレンマとか言うのがおこがましくて「まず、どっちか決めてしっかりやれよ」っていう話なんですね。

1ヶ月だけのサイクルでも良いんで、「今を生きること」と「計画的に生きること」と両方やってみれば良いんですよ。

「今月は先のことは考えず毎日を楽しむ」
「今月は決めた通りにキッチリやる」

を1ヶ月で切り替えてみて、そこからジレンマに悩めば良いと思います。

そうしないと、たかだか数日だけ取り組んだところで、自分にとって何が楽しめることなのか、何がダルいのか、お金の発生の有無は、それに対してのモチベーションは、家族の反応は…とかが見えてこないので。
 

まずは

明日死んでも後悔しない生き方
100歳まで生きても後悔しない生き方

の自分なりの定義を一度固めてみましょう。

ただ、どちらにも取り組めていない状態で「どちらだろう?」と考えてジレンマに悩むのはまだ早いので、最低でも両方1ヶ月ずつやってみた上で、両立できるポイントを見つけてください。


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