常套句のように、
「セミナーや講座を受けても
行動しなければ決して結果は出ません」
と、コンサルタントや講師がよく言っていますが、僕からすれば全く違います。
このセリフを言うコンサルタントは問題の本質が見えていない無能コンサルタントです。
もし、あなたが、
「何をどれだけ学んでも成果が出ないのは、
自分の行動がまだまだ足りないからだ!」
と思い込んでいるとしたらそうではない可能性が大いにあります。
ぜひ、今日からこの視点を持って見てください。
一気に、成果に変化が訪れるかもしれません。
コンサルタントとネットビジネス
インターネットを活用したビジネスの浸透は依然と進んでいっているわけですが、”ネットビジネス”という概念に代表されるアフィリエイトや転売、情報商材の販売といったいわゆるテッパンのものに限らず、コンサルタントやカウンセラーといった職種も最近ではそのイメージも強くなってきました。
似非コンサルタントたちが発信する「簡単に月収100万円稼げます!」系などがまさにその原因と言えます。
そういった、セミナーや講座に誘導するための、いかにも”教科書通り”の薄い情報発信をする人が後を絶たないからです。
見る人が見ればスッカラカンの内容なんですが、ビジネス初心者には響くんです。
集客やマーケティングを教えますと言いながら、「成功者になるとは、、、」といった巷に蔓延している自己啓発系のブログとかですね。
みんなマインドとか自己啓発好きでしょ(笑)
こういったアホな連中のおかげさまでコンサルタントというビジネスモデルの評判は右肩下がりです(笑)
稼げないコンサルタントの動向
ぶっちゃけ言うと、コンサルタントって個別に問題解決をするコンサル業務だけではなかなか稼げないですよ。
もちろん、相手が個人、法人、単価によっては状況は変わってきますが。
それでも、ほとんどのコンサルタントが、起業したにもかかわらず年収はサラリーマン以下というのが実情です。
その結果、何をしだすかというと、コンサルタントやカウンセラーと名乗りながら本業のコンサルティング業務は全然せずにセミナーや講座ばっかりしだすんですね。
そっちに逃げないと稼げないんですよ。
お店や本業が儲かっていないもんだから、急に「●●養成講座」とか「集客教えます」とか言い出す連中と同じです。
そっちの方が楽に稼げるんです。
まぁ、稼げるといっても前述したように、サラリーマン並みにも稼ぐことができず、疲弊して消えていく人がほとんどなんですが。
本当に頭痛にはバファリン?
ちなみに、僕は、講座とかセミナーとかはよほど伝えたいと思うノウハウとかがない限りやりません。
だって、コンサルタントって問題解決することが仕事ではあるんですが、それ以前に正しい問題発見ができないとどんな解決策を持ってきたところでどうにもならないわけじゃないですか?
例えば、
頭痛が酷いからバファリンを飲んるけど全く良くならない。
で、ちゃんと病院で検査してもらったら実は脳に腫瘍がありました。
じゃぁ、手遅れになる可能性がありますよね。
ビジネスでも同じことが言えます。
「集客ができないから儲からない」と思って、集客セミナーに通ってるけど結局儲からない。
で、個別でコンサルタントに相談したら、そもそも需要がないビジネスだったり、そもそも単価の設定が低すぎて集客だけをがんばってもほぼ意味がない。
なんてこともザラです。
セミナーとかしたところで、そこで教えたノウハウや講座の内容がその人の問題の本質を解決できるかどうかは講師には知りようがありません。
ちなみに、本人が「これが私の問題だ」と思っていることが正しい問題だということはほぼ100%ありません。
これは僕の経験則ですが、問題の本質は本人が考えている部分とは全く別のところにある場合がほとんどです。
100人中99人はそうです。
なので、
「行動できていないから結果が出ていない」
というのは、ほとんど間違いなんです。
むしろ、セミナーに参加する人は間違いなく”行動派”の人なハズじゃないですか?
そもそも、問題の把握ができていないのに、”思い込みの問題”に合致していると勘違いしてセミナーや講座に参加しているから、そこで教えられることをガムシャラに行動しても成果には繋がらないんです。
ただ、行動すれば何かしらの成果は出るので、表面上では、瞬間的には上手くいっているように見えるんですね。
でも、それは、内臓疾患が原因のじんま疹に塗り薬を塗り続けているのと同じことなんですよ。
僕が講義活動をしない理由
僕がやっているコンサルタントという仕事は、多くの人に大事なことを伝えたところで問題を解決をできなければ意味がないんです。
だからこそ、僕はコンサルティングをメインにビジネスを展開しています。
講義活動をすればもっと楽に稼げると思います。
なぜなら、セミナーや講座などのコミュニティは、学んだ内容云々以前に、
・憧れの講師に会えた
・仲間とめぐり会えた
といった外的きっかけによる中毒性だけではなく、手軽に、強制的にインプットができるので、
・勉強している自分が好き
・将来の自分に投資している
・成功に近づいている
と、自分や周り(家族や恋人、友達)に対して言い訳がしやすくなるという中毒性があります。
結果が全然出ていなかったとしても、成功のためにがんばっていると自分も周りもダマすことができてしまうわけです。
実際、何かしらのビジネスを学んでいれば、たとえ1mmでも成功に近づいているというのは間違ってはいないですからね。
セミナー講師側は、そこそこの単価設定で、
「有意義な時間だった」
「素晴らしい出会いがあった」
と思って帰ってもらえれば、次のセミナーもリピートしてくれます。
起業講座にリピートしているかわいそうな人はこの術中にハマっているわけです。
そもそも、起業講座を何度もリピートするって最悪じゃないですか。
起業できていないってことなので(笑)
まぁ、「起業させない」ということですら、講師やコンサルタントの綿密な戦略なんですが。
マインドコントロールのテクニックを度々教えているくらいなので、僕の場合、それくらい簡単にできます。
だからこそセミナービジネスはやらないんですが。
セミナーをしないという差別化
セミナーをせずにコンサル契約を取っている僕みたいなタイプはけっこう珍しいと思います。
結果としてそれが差別化になっているので、このポジションでのライバルはいないんですが。
月収数万円〜数十万円くらいのいわゆるライト層はたくさんいるみたいですが、年収が数千万円のプレイヤーになってくるとほぼライバルはいなくなるので、僕の周りでは全くさざ波も立ちません。
別にイヤミでもなんでもなく、稼げているからライバルがいないのではなく、ライバルがいないポジションだから稼ぎ続けることができているということです。
で、なぜライバルがいなくなるのかというと、セミナーや講座ばかりしている、いわゆる、自分の伝えたいことだけを伝えて満足してお金をもらっているような連中とは違い現場での経験が圧倒的に違うからです。
つまり、インプットの質が全く違うので、情報発信の質の次元が全く違ってきます。
1人のクライアントと真剣に向かい合い、言い合いやケンカなどをしながらもお互いのプロフェッショナルを掛け合わせて第3の解決策を創造していくわけですから。
まぁ、当たり前といえば当たり前です。
これを続けていくとどうなるかわかりますか?
これから、まだまだ情報は増えていくので、お客さんはどんどん賢くなっていくわけです。
そうすれば、より高度な情報を求めてきますし、セミナーでは問題解決ができないという認識も当たり前になってきます。
セミナーばかりしている自称コンサルタントと現場でコンサルティングをし続けている僕とでは、どちらが長く生き残っていけるかはもはや火を見るより明らかでしょう。
というわけで、マインドセットやノウハウはブログや動画で伝えたりコンテンツで学んでもらえばよくて、対面で向きあってコンサルティングをしてこそ、オーダーメイドで解決策を考えてこそ問題解決の確率は圧倒的に上げられるというのが僕の独自のポジションなわけです。
コンサルタントの正しい使い方
コンサルタントの有効な使い方も今回の記事で何となくわかりましたよね?
まずは、問題の本質を明確にするために、コンサルタントを使ってください。
優秀なコンサルタントというのは客観的な視点に加えて、問題の本質を明確にするためのヒアリングのスキルやカウンセリングのスキルを持っていますから。
で、問題が明確になったら、自分で情報取集をして実践していくのか、問題に合致するセミナーに参加するのか、完全に個別でコンサルサポートを受けることで、最も近道で成功に向かうのかはあなたの時間や予算次第ということです。
問題の本質が明確になていない人や、
コンテンツ + コンサルティング
という、コンサルタントとして息の長いビジネスモデルを固めていきたい人はこちらから相談してください。